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2019年も玄界灘はすごかった!!今シーズンの“7大トピックス”と来年のツアー日程紹介

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2014年9月から玄界灘のダイブクルーザー、STINGRAYと共に沖ノ島でのポイント調査をはじめ、少しづつリサーチを続けてきたダイビングガイド、木村さん。

チームSTINGRAYのガイド・木村さん

チームSTINGRAYのガイド・木村さん

2017年から「玄界灘Discovery Cruise」と銘打って、沖ノ島をはじめ、玄界灘全域で本格的なダイビングガイドサービスをスタートした。

2018年に、越智カメラマンが激写した、とんでもない迫力の「玄界灘のサーディンラン」を覚えているダイバーも少なくないだろう。

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▶︎無数のヒラマサがイワシの群れを囲い込む、「玄界灘のサーディンラン」を激写!

4シーズン目を迎えた2019年シーズンについて木村さんに聞くと、「関東関西を始め全国から多くのダイバーにお越しいただきました。本当に感謝しています」とのこと!

さて、2019年シーズン、玄界灘の海中はどんな様子だったのだろうか。
木村さんに教えてもらったので、写真とともに7大トピックスをお伝えしよう。

来年、2020年のスケジュールも最後にご紹介しますので、来年のダイブトリップのご参考に☆

2019年シーズンの
7大トピックスを一挙ご紹介!

春:シキシマハナダイ乱舞!

(撮影:堀口和重)

(撮影:堀口和重)

普段は水深40m付近にいるシキシマハナダイが、春から初夏にかけて水深20mくらいまで上がってきます。
婚姻色に彩られた妖艶な宝石たちをじっくり撮影しました。

初夏:360度イサキウォール!

(撮影:むらいさち)

(撮影:むらいさち)

6月から7月にかけて沖ノ島に現れるイサキの壁。
眼前を全て覆い尽くしやがて360度ダイバーを取り囲むイサキ。
世界遺産級の光景です。

夏:神の島のイルカたち

(撮影:曽我勲)

(撮影:曽我勲)

今年最大のトピックスと言えるかもしれない3頭のイルカたち。
6月末から沖ノ島に定住してくれています。
7月にお越しいただいた越智カメラマンのアドバイスで、彼女らの生活を邪魔しないよう、厳格なルールのもと水中でも遭遇できるようになりました。

夏:NHK BSプレミアムワイルドライフ撮影中にROCKSドーム発見!

(撮影 佐々木秀樹)

(撮影:佐々木秀樹)

昨年8月から中村征夫さん、卓哉さん親子と取り組んできたNHK BSプレミアム「ワイルドライフ」の沖ノ島ロケ。
撮影中に岩と光が織りなす不思議な空間を発見!
その神秘的な空間の様子も、放映される……かも!?

★お知らせ★

NHK BSプレミアム「ワイルドライフ」に沖ノ島登場予定!

2019年11月11日20:00~放送のNHK BSプレミアム「ワイルドライフ」にて、沖ノ島の水中映像が公開される。
中村征夫さんと中村卓哉さん親子が撮影した、極上の水中映像をご堪能あれ!
2018年8月より、述べ20日間に渡り行われたロケの際には、チームSTINGRAYが水中ガイドを務めた。
https://www4.nhk.or.jp/wildlife/

 

夏:ク・ロ・マ・グ・ロ・!

(撮影:日田和彦)

(撮影:日田和彦)

2019年は7月に1回、8月に3回の計4回遭遇。
9月に企画したクロマグロウィークは台風で中止になってしまい残念……。
来年もクロマグロ、追います!

夏:ニューポイント・ジャンダルム

(撮影:関戸紀倫)

(撮影:関戸紀倫)

2018年にデビューした新しいダイビングポイントです。
キンギョハナダイの大群と沖ノ島随一のソフトコーラル群生。
黒潮直撃の外洋の沈み瀬は今最もホットなポイントです!

秋:ゆるカタフォトセミナー開催!魅惑のハナダイエリアを発見!

(撮影:中村卓哉)

(撮影:中村卓哉)

水中写真家のむらいさちさん、中村卓哉さんが沖ノ島でフォトセミナーを開催。
その撮影中に一つのポイントでナガハナダイ、シキシマハナダイ 、サクラダイ、アカオビハナダイを同時に観察できる魅惑のハナダイエリアを発見しました。

「こりゃ、すごいや!」と思わず声が漏れてしまう、ド迫力ポイントが目白押し。
来年は、いったいどんなドラマを繰り広げてくれるのだろうかと、期待は高まるばかりだ。

2020年シーズンの
スケジュールはこれだ!

2020年「Discovery Cruise」のスケジュールが発表された!

さて、あなたは、どの水中景観を狙う……!?

1、春・世界遺産のシキシマ乱舞

4月3日(金)、4月4日(土)、4月6日(月)、4月11日(土)、4月29日(祝)、5月6日(祝)、5月16日(土)、5月17日(日)

2、巨壁!圧巻のイサキウォール

6月19日(金)、6月20日(土)、6月22日(月)、7月7日(火)、7月8日(水)、7月12日(日)、7月17日(金)、7月18日(土)、7月19日(日)

3、越智さんと行く玄界灘大冒険

7月12日(日)、7月13日(月)

4、要衝・ジャンダルムを攻める!

7月27日(月)、7月28日(火)、7月31日(金)、8月1日(土)、8月3日(月)、8月11日(火)、8月13日(木)

5、神宿る巨石群・Rocks!

8月14日(金)、8月15日(土)、8月16日(日)、8月20日(木)、8月28日(金)

6、1泊2日 玄界灘・壱岐泊ツアー

8月4日(火)〜8月5日(水)壱岐1泊、8月29日(土)~8月30日(日)壱岐1泊

7、『ゆるカタフォトセミナー』@福岡

8月21日(金)~8月23日(日)

8、玄界灘クロマグロウィーク

9月11日(金)、9月12日(土)、9月13日(日)、9月18日(金)、9月19日(土)、9月22日(祝)、9月23日(水)、10月2日(金)、10月3日(土)

▶︎2020年「Discovery Cruise」のスケジュール

最後に、2020年シーズンに向けて
木村さんからコメント

「9月10月は天候に恵まれず多くの方に中止の案内をせざるをえない苦しい時が続きました。
残念ながら今年来れなかった皆様、懲りずにまた来年お越しいただけることを切に願います。

木村さんは、沖ノ島にエントリーする際、毎回手を合わせてから潜っている

木村さんは、沖ノ島にエントリーする際、毎回手を合わせてから潜っている

まだまだぽっと出のルーキーダイブサイトですが、これからもポイント調査を怠らず、日本を代表するようなポイントに育てるべく精進いたします。
来年も多くの皆様にお会いできるのを楽しみにしています!」(木村さん)

■supported by STINGRAY

ダイブクルーザーSTINGRAYで快適ダイビング!

玄界灘(撮影:越智 隆治)

玄界灘専用クルーザーSTINGRAY


STINGRAYは「時化の多い玄界灘でダイビングをするなら、このクラスの船でないと無理だ」という考えから生まれた船。

STINGRAY Discovery Cruiseでは、人気のリゾート地、糸島半島にある糸島ダイブベースが拠点となる。

併設のダイビングリゾート、糸島ダイブベース

併設のダイビングリゾート、糸島ダイブベース

港から3分という好立地と、ダイバーのための快適な施設を完備した福岡唯一のダイビングリゾートだ。

糸島ダイブベース
〒819-0201
福岡県福岡市西区宮浦2129-21
TEL:092-809-2378
https://itoshima-divebase.jp

■玄界灘の関連記事はこちら
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▶︎WEBマガジン「未知なる玄界灘〜日本にはまだこんな海があったのか!〜」

▶︎玄界灘ダイビング、メディア初取材!水中カメラマン・越智隆治が福岡の海の魅力に迫る

▶︎【速報】福岡の玄界灘でクロマグロの群れに遭遇! その数1万以上!? 〜貴重な動画映像も公開〜

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サーバーメンテナンスのお知らせ(2019年11月13日 水曜日)

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<サーバーメンテナンスのお知らせ>

オーシャナは2019年11月13日(水)にサーバーのメンテナンスを実施します。
それに伴い、下記の通りホームページの閲覧および全サービスを一時休止いたします。

ユーザーの皆様にはご不便をおかけいたしまして、誠に申し訳ございませんが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

■ホームページの閲覧およびサービスの休止日時
 2019年11月13日(水)10:00 am ~ 11:00 am 予定

※作業の状況により終了時間が前後することがございますのでご了承下さい。

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シェルドライorネオプレーン論争に最終結論!?それぞれの長所と短所を、ダイビングガイドが本音でアドバイス

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ドライスーツを買いたいけれど、シェルドライとネオプレーンって何がどう違うの?

ということで、前回は、メイドインジャパンのダイビングスーツメーカーとしてプロダイバーからも絶大な支持を得る、ワールドダイブ株式会社の高橋信弘さんからそれぞれの特性についてお話を伺いました。

ワールドダイブの高橋さん(左)と金津さん(右)

ワールドダイブの高橋さん(左)と金津さん(右)

さぁ、そろそろ決着をつけなければいけませんね……
シェルドライorネオプレーン論争に、いよいよ最終結論が!?

1年を通してほとんどのダイビングをドライスーツで潜り、かつシェルドライとネオプレーンを使い分けているという現地ダイビングガイドのお2人から、それぞれの使い心地や長所、短所について伺いました!

自分は断然シェルドライ派
耐久性、機動性ともに非常に優れたスーツ

コンカラー 田中幸太郎さん

コンカラー田中様sumb
八丈島で20年以上、第一線で活躍し続けるスーパーガイド。ゲストの興味を引き出しながら水中撮影やフィッシュウオッチングをサポート。ビギナーも万全にケアしている。より安全に撮影ができるようにと、使用しているタンクはすべてナイトロックス(無料)。多くのフォト派やベテランダイバーから支持され、リピーターも多い。

ーー田中さんがメインで潜られているのは伊豆諸島の八丈島ですが、1年のうち、どれくらいの期間をドライスーツで潜っていますか?

田中さん

本当は1年間ずっとドライスーツで潜り続けたいのですが、八丈島の7〜9月上旬頃はどうしても陸上が暑くなるので、この期間はウエットスーツで潜っています。というわけで、ドライスーツの期間は10カ月前後ですね。

ーーウエットスーツとドライスーツ、衣替えをする際の目安はありますか?

田中さん

気温が27〜28℃を超える汗ばむ季節は、陸上でインナーが湿って水中で体が冷えてしまうので、ウエットスーツを着ています。私の場合、水温は関係ありません。

ーードライスーツで潜るメリットは何でしょうか?

田中さん

一番のメリットは、体力の消耗を抑えられることですね。私はガイドを中心に、年間700〜800本のダイビングを行っているので、健康や体調の管理は必須だからです。
また、ドライスーツは脱ぐだけでスピーディに着替えが終わるので、ランチの準備や送迎など、ダイビング後すぐに次の動きがとれる点も大きいですね。

ーー普段から、ネオプレーンとシェルドライを併用していると伺いました。それぞれの長所と短所を教えていただきたいです!
まず、シェルドライについてはどうですか?

田中さん

私はほとんどシェルドライで潜っています。最大の理由は、ここ数年でワールドダイブ製のシェルドライの性能がグンと上がったことです。
表生地は耐久性がアップしてスレに強く、防水シールの性能が上がり、不意な浸水がなくなりました。一般ダイバーにとって、シェルドライという選択肢がかなり具体的なものになったと思います。

さらに、素材が軽く動きやすいことも大きなメリットです。ネオプレーンに比べて水中での機動性が格段に高く、フロントファスナーを使って一人で着たり脱いだりできる点も外せません。

また、水中でスーツの浮力がほとんど変化しないので、リブリーザーを装着したテクニカルダイビングなど、浮力の変化をなるべく抑えたいときに活躍します。

スーツをゆったりめに作るので、インナーをたくさん着込むこともできますしね。

短所は、素材に保温性がないため、水温がそれほど低くなくても、そこそこ厚めのインナーを着る必要があることです。気温が高いときは、陸上でインナーを着替えないと暑い思いをしてしまうこともあります。

ワールドダイブのシェルドライスーツを着て、ゲストの撮影アシストをしている田中さん

ワールドダイブのシェルドライスーツを着て、ゲストの撮影アシストをしている田中さん


ーーでは、ネオプレーンの長所と短所はどんなところでしょう?

田中さん

長所は、素材に保温性があることでしょうか。気温と水温がそれほど低くなければ、薄手のインナーで潜って、そのまま陸上でも過ごせるので便利です。初夏など気温が高いときに、海までTシャツと短パンで行って、そのままインナーにして潜るようなときにも適していますね。

短所は、素材に気泡が含まれているため、深い場所へ潜ると浮力が減り、浅い場所へ戻ると浮力が増すため、水中での浮力変化が激しいことです。

夏場はネオプレーンタイプも使用

夏場はネオプレーンタイプも使用


ーーシェルドライとネオプレーン、どちらを購入するか迷っているダイバーに、アドバイスをお願いします!

田中さん

ドライスーツの経験が少ないビギナーには、ネオプレーンをおすすめします。スーツ内のエアコントロールがしやすいので、浮力調整のストレスが軽減されるからです。
シェルドライは、スーツの構造上において上半身にエアがたまりやすいので、排気に的確なスキルが必要となります。また、厚手のインナーに含まれたエアを抜ききるまでに少しタイムラグが生じることを覚えておきましょう。

対して、ドライスーツの扱いに慣れている方や、本格的に水中写真を楽しみたい方には、シェルドライが適していると思います。
陸上や水中での機動性はもちろん、フロントファスナーを採用したシェルドライは、上半身や肩が動かしやすく撮影姿勢を選びません。

最近は充電式の電熱ベストが販売されていますが、例えば併用がデフォルトになれば、インナーが薄手で済み、ウエイトも減って重さから解放されるため、ドライダイビングの革命が起きると思っています。

普段はシェルとネオプレーンを併用
2着目以降でシェルドライの選択肢を

ダイビングサービス シーキング 赤堀智樹さん

シーキング赤堀様smb
西伊豆の大瀬崎でガイドを続けて30年の大ベテラン。ゲストのニーズやリクエストに合わせ、癒やしやドキドキなダイビングを提供。フォト派からの信頼が厚く、浮遊系撮影にも力を入れている。サイズは限られるものの、シェルドライのモニター使用も可能。ショップで着てみるだけでもイメージがつかめるはず。詳細はお問い合わせを。

ーー赤堀さんがメインで潜られているのは伊豆半島の大瀬崎ですが、1年のうち、どれくらいの期間をドライスーツで潜っていますか?

赤堀さん

その年の気候にもよりますが、伊豆の大瀬崎では7〜8月の夏場を除いた10ヵ月前後は、ドライスーツを着ています。

ーーウエットスーツとドライスーツ、衣替えをする際の目安はありますか?

赤堀さん

私の場合、水温23〜24度以下だとドライスーツですね。ただ水温が高くても気温が涼しいときは、ダイビング後に体が冷えてしまうので、ドライスーツで潜ります。

ーードライスーツで潜るメリットは何でしょうか?

赤堀さん

身体が濡れないので、あまり疲れを感じないのが最大の長所です。寒い中でウエットスーツを着て潜るのと比べて、ダイビング当日はもちろん、翌日の疲労感も全然違います。
また、ドライスーツは、海から上がってシャワーで頭を温め、タオルで拭くだけで暖がとれるので便利ですね。

ーー普段から、ネオプレーンとシェルドライを併用していると伺いました。それぞれの長所と短所を教えていただきたいです!
まず、シェルドライについてはどうですか?

赤堀さん

7〜8年前からシェルドライスーツ自体や、専用インナーのバリエーションが増え、ネオプレーンと併用するようになりました。
シェルドライの長所を挙げると、フロントファスナーが搭載されていて、自分ひとりで脱ぎ着ができるので、調査で潜るときや、体験ダイビングなどでお客さんにファスナーの開閉をお願いできないときに便利なんです。

また、生地が薄くて軽いので、水中でも陸上でも非常に動きやすいですね。陸上でのフィンの着脱がしやすいことも魅力です。
身体より少し大きめに採寸するので、大柄な体格の人にも適していて、体重が少し増えても使い続けられるというメリットもあります。

短所は、ネオプレーンと比べて、デザインのバリエーションが少ない点と、値段が高価という点でしょうか。

愛用のワールドダイブのシェルドライスーツ

愛用のワールドダイブのシェルドライスーツ


ーーでは、ネオプレーンの長所と短所はどんなところでしょう?

赤堀さん

ネオプレーンの長所は、デザインやカラーバリエーションが豊富なことだと思います。また、素材に保温性があり、インナーが薄手で済むので、初夏など気温が高いときの水面休息もラクですね。

短所は、重いので電車で運ぶときや宅配便で送るときにかさばること。また、しばらく使わないと素材のゴムが硬くなり、劣化につながることでしょうか。

ーーシェルドライとネオプレーン、どちらを購入するか迷っているダイバーに、アドバイスをお願いします!

赤堀さん

ダイビング経験が少なくて初めてドライスーツを買うのであれば、ネオプレーンがおすすめです。
安価なラインナップも販売されているので、まずはリーズナブルなモデルを手に入れて、ドライの操作や潜り方に慣れることが理想だと思います。

そして5年後や10年後に2着目を考えたとき、動きやすいシェルドライを検討してみてはいかがでしょうか。身長や体重が大きめな人や、体が硬い人にも適しています。

ちなみに、ドライの基本的なスキルがあれば、ネオプレーンもシェルドライも、水中での給排気や浮力コントロールの難易にそれほど違いはないと思います。適正ウエイトも、シェルの方が少し軽いかなという程度で、ほぼ変わりませんよ。

シェルドライorネオプレーン論争
最終決着はいかに!?

というわけで、結論は……

シェルドライとネオプレーンにはそれぞれの特性があり、「こちらの方が優れている!」と言い切ることはできませんが、ワールドダイブさんと現地ガイドお2人のアドバイスをふまえると、

「1着目はネオプレーン、2着目からシェルドライという選択肢も!」

とまとめることができそうです。

ドライのスキルや冬のダイビングスケジュールが確立していないビギナーのうちは、浮力コントロールがしやすくリーズナブルなモデルもチョイスできる、ネオプレーンで経験を積むのが一番。

そして、5年ほど経ってスキルもダイビングライフも充実した頃に、「もっと潜りたい」「もっと撮りたい」「プロっぽくてカッコいいスーツを着たい」と思ったとき、動きやすくハイグレードなシェルドライを手に入れてみてはいかがでしょうか。

5年後にはドライスーツダイビングをもっと快適にする便利アイテムが登場しているかもしれませんね。

現地ガイドもおすすめする
ワールドダイブのドライスーツ

今回インタビューに答えてくださったコンカラーの田中さん、シーキングの赤堀さんともに着用しているシェルドライスーツが、ワールドダイブの「シェルドライスーツ IC9000」

シェルドライスーツ IC9000(ワールドダイブ)

シェルドライスーツ IC9000(ワールドダイブ)

「ダイビングスーツ専門メーカーとして、ウエットスーツとドライスーツの品質には絶対の自信を持っている」との高橋さんの言葉のとおり、素材や品質、機能性などあらゆる面で海のプロフェッショナルから高い評価を得ています。

興味を持った方はダイビングスーツを取り扱う販売店などで手に取れるほか、モニターも可能。ぜひ一度試してみたいという方は、販売店までお問い合わせください!
▶ワールドダイブのドライスーツを扱う販売店はこちら

また、ワールドダイブのネオプレーンタイプドライスーツは、現在、期間・着数限定スペシャルデザインのスーツが購入できるというキャンペーンを実施中!

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2020年2月末日までのキャンペーンで、プレゼントもついてくるというお得な内容になっているので、ネオプレーン派のダイバーはこちらもチェックしてくださいね♪

Sponsored by ワールドダイブ

ワールドダイブ

「あらゆる環境で快適なダイビングライフをお届けすること」をモットーに、国内生産にこだわり、自社工場でスーツを製造している総合スーツメーカー。設計、素材、装備、そして技術のすべてにおいて、現在得られる最上のクオリティで仕上げ、その名の通り世界の海で通用するスーツを作り上げている。

■本社
〒580-0024 大阪府松原市東新町4-7-21
Tel: 072-336-0645(代) Fax: 072-336-8211

■東京営業所
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-9-5 GEMINI-ONE4F
Tel: 03-5614-0036(代) Fax: 03-5614-0058

■アフターサービス部
〒869-1219 熊本県菊池郡大津町大林802-6
Tel: 096-294-0637 Fax: 096-294-0585

■熊本工場(株式会社ワーク)
〒869-1219 熊本県菊池郡大津町大林802-6
Tel: 096-294-0770 Fax: 096-292-1075

\ワールドダイブ関連の記事はこちら/

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鹿児島県・南さつまにイレズミミジンベニハゼが登場!珍しいハゼに会うなら今がチャンス☆

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鹿児島県の南さつま「大当(おおと)」で、ビンに住み着いたイレズミミジンベニハゼが登場しています!

ダイバーにおなじみのミジンベニハゼ。その仲間には、ナカモトイロワケハゼとイレズミミジンベニハゼもいます。

イレズミミジンベニハゼは顔の周りに線状の模様がついているのが特徴。

イレズミミジンベニハゼ。縞模様が美しい

イレズミミジンベニハゼ。模様が美しい(撮影/堀口和重)

発見したのはダイビングショップSBの松田環さん。
10月11日に発見され、現在もなお見られており、約1カ月間その姿が確認できています。

南さつまでは毎年同じところで出るようですが、昨年までの個体はマガキガイなどの貝殻にいることが多く、今回のビンなどの人工物に入っているのは珍しいようです。

水深20mのところで発見。体長は25㎜ほど(撮影/堀口和重)

水深20mのところで発見。体長は25㎜ほど(撮影/堀口和重)

ビンの前で少し待っていると顔を出すので、その時がシャッターチャンス(撮影/堀口和重)

ビンの前で少し待っていると顔を出すので、その時がシャッターチャンス(撮影/堀口和重)

イレズミミジンベニハゼ自体、全国的に珍しいハゼの仲間なので、お近くの方はぜひ見に行ってみてくださいね!

撮影協力/ダイビングショップSB

堀口和重さん
プロフィール

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伊豆の大瀬崎にある大瀬館マリンサービスにチーフインストラクターガイドとして勤務後、2018年4月にプロのカメラマンに転向。
現在は伊豆を拠点に水中撮影から漁風景や海産物の加工まで海に関わる物の撮影を行っている。
▶堀口和重写真事務所ホームページはこちら
▶堀口さんのFacebookはこちら

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ダイバーに話題の映画『ドルフィン・マン ~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』試写会に行ってきました!

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一足先に行ってきました!
ドルフィン・マン試写会

2019年11月29日公開予定の映画『ドルフィン・マン ~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』。

一足お先にアップリンク渋谷にて行われた試写会へ行ってまいりました、ライター/スキンダイビングインストラクターの小笠原愛です。

ドルフィン・マンが気になってるみなさんへ
試写会のレポートをお届けします☆

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ドルフィン・マンは、海好きで知らない人はいないのでは!?というほど有名な映画『グラン・ブルー』のモデルにもなった、ジャック・マイヨールのドキュメンタリー映画です。

深さはとんでもなく違えど、海と素潜りを愛しているものとして、水の中で自由に解き放たれているジャック・マイヨールの姿は私の憧れの存在。

そんなジャック・マイヨールのドキュメンタリー映画を、人生初の「試写会」というカタチで鑑賞!
少しの緊張とワクワクを抱えて会場へ。

会場へ入ると、とてもアットホームで温かい雰囲気。
これなら一番前でも首が痛くならなそう!と、張り切って一番前で鑑賞することにしました(笑)

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海をこよなく愛し、人類ではじめて素潜りで水深100mへ到達した伝説のジャック・マイヨールのどんな人生に触れられるのでしょうか。

海が欲しくてたまらない!

映画を観終わって一番強く感じたのは「海に入って海を感じたい!」

ジャックの人生を描いたドキュメンタリー映画なのに、彼の人生に対しての気持ちの動きより、海を欲する気持ちが一番強く残りました。

それは、彼の人生そのものが海とともにあり、海を愛し、彼自身が海そのもののような存在であるためだからでしょう。

ジャックが水中を泳ぐ姿は、空に雲が流れるように、川に水が流れるように自然で見ていて心地がいい。

今すぐ海に入って、ジャックが感じていた感覚に少しでも近づきたい。
そう思わずにはいられませんでした。

また映画の中では、ジャック・マイヨールの生前の映像とともに、ジャックの家族やジャックと親交のあった人たちがジャック・マイヨールの印象的なエピソードを語っていきます。

そこで初めて知った、ジャック・マイヨールのさまざまな一面。
とても人間らしく、とても自分に素直な人だったことが伺えました。

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しかし、そんなに素直に生きながら自分で自分の人生の幕を下ろしたジャック・マイヨールの人生は、深い問いかけをしてくるようでした。

海好き、イルカ好き、『グラン・ブルー』好きはもちろん、まだ海の魅力に触れたことのない人にもぜひ観て欲しい映画です。

ジャックの人生を、そしてジャックの愛した海をぜひ感じにいってみてください。

ドルフィン・マン
~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ

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公開日
2019年11月29日(金)

監督
レフトリス・ハリートス

出演
ジャック・マイヨール、ジャン=マルク・バール、ドッティ・マイヨール、
ジャン=ジャック・マイヨール、成田均、高砂淳二、ウィリアム・トゥルブリッジほか

製作・提供
WOWOW

配給・宣伝
アップリンク

写真
Mayol family archive/Daniele Padovan/Daan Verhoeven/Junji Takasago/Mehgan Heaney-Grier/Bruno Rizzato

劇場情報
新宿ピカデリー、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
https://www.uplink.co.jp/dolphinman/theater.php

(2017年/ギリシャ、フランス、日本、カナダ/78分/カラー、モノクロ)
©2017 ANEMON PRODUCTIONS/LES FILMS DU BALIBARI/GREEK FILM CENTRE/IMPLEO INC./STORYLINE ENTERTAINMENT/WOWOW

協力: UPLINK

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【後編】弾丸ダイビングならサイパンへ!3泊4日でここまで楽しめた!

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3泊4日の弾丸サイパンダイビング、前編はすでに読んでいただけましたか?

後編では、2〜4日目のダイビングと陸の旅をご紹介していきます!

2日目、テニアン遠征で水中ピクニックな気分!?

この日は1日中ダイビングができる日だったので、ワンダーシーサイパンの橋本淳一さん(通称:ジュンさん)にお願いし、ちょっと足を伸ばしてテニアンのダイビングポイントまでボートで連れて行ってもらいました!

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テニアン島はサイパンから南西に位置する島で、船で1時間弱で行くことができます。

 

北マリアナ諸島の中でもサイパンよりも高い透明度だと聞きリクエストしました。
あいにく少し風が強く船は揺れましたがテニアンに近づくに連れてどんどん海の透明度が上がっていくのがわかりました。

潜ったポイントはフレミングとテニアングロットの2ポイント。

とにかく透明度が高く、さらに太陽の光が入って水中の岩とダイバーが吐く泡がキラキラと光ってずっと見惚れてしまうほどの美しさでした。

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フレミングでは広い岩の上でぼーっと光に照らされていると、
芝生の上でピクニックをしながら寝転んでいるような気分になりました。
ワインとおつまみが欲しいなあ・・・・。

満足満足・・・と午前中の2本を終えたところでふと疑問が。
魚、見てなくね?
テニアンの地形と光の美しさにやられて全然意識してなかったのですが、そういえば魚見てないぞ?
ジュンさん、魚も見たいですー!!!

魚もサンゴもいるよ、ディンプル

午後1本目はサイパンまで戻り、島の西側にあるディンプルというカスミチョウチョウウオで有名というポイントへ。
おお~!!魚がいるぞー!!!

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ここで先頭を行く淳さんが手に持っていた袋をガサガサさせると、餌をくれると勘違いしたカスミチョウチョウウオが群がってきました!

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すごい!私も私も!と真似して餌をあげるように手をこする私と編集部伏見だが、カスミチョウチョウウオは全く寄ってこず・・・・・。

どうやら先頭にいるほうが寄って来やすいらしく、ポイントを一周して戻って来た時には、先頭にいることを心がけて見たものの、寄って来たのはベラ一匹のみ・・・(涙)
途中から諦めてサンゴと魚の動画を撮ることに集中することにしました。

松安丸で潜水艦との遭遇
お互い見世物になる

地形も見て魚も見てもうお腹いっぱい・・?
そんなことないですね。もっと潜りたいですね。
この日最後に潜ったのは松安丸というポイント。

このポイントは7〜12mの浅い白い砂地に沈んだ松安丸という船を楽しめるポイント。
松安丸は1937年に製造された全長120mほどの大きな貨物船で、1960年代に爆撃訓練の標的となり現在の場所に沈んでいます。

原型を留めている箇所も多く、透明度の良いサイパンの海では船の細かいところまで観察することができて、海の中なのに船に乗っているかのよう・・・!

広がる白い砂地が気持ちいい

広がる白い砂地が気持ちいい

HIROYUKI TOMURA - TOM10375

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タイミングを合わせると観光客を乗せた潜水艦が沈船の近くを通るため、ダイビングしながら潜水艦を見ることもできるのです!
エントリーしてすぐ沈船に向かい、沈船の周りを泳いでいるとすぐに淳さんから呼ばれ、近寄ってみると黄色い潜水艦がこっちに向かって来ています!!

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あまりにも急だったため心の準備ができずにiPhoneで動画を撮るか、カメラマンに撮られるか、潜水艦の中の人に手を振るか、とわたわたとしているうちに潜水艦は通り過ぎて行きました。

きっと潜水艦の中の人たちからはいい見世物になったんだろうなあと少し切ない気持ちになりながら去っていく潜水艦を見つめていました。
この日はいつもと違うルートで潜水艦が走っていたため、タイミングが早かったのですが、いつもはもっとゆったりと見ることができるそう。
潜水艦ではちょっと慌ててしまったけれどもこの日1日で地形、魚、船とバリエーションのあるダイビングをさせてもらって大満足でした。
次の日はいよいよグロット・・!

そして最終日・・・!
サイパンといえば、グロットですよね

3日目、ダイビングができる最後の日になってしまいました・・・。
帰国の前日ですが次の日の飛行機が16:00発ということもあり、S2CLUBサイパン店の中丸さんに朝から2本、ゆったりと潜れるスケジュールを組んでもらいました。

潜るポイントは定番のグロット。
初めてサイパンに来た私が一番楽しみにしていたポイントです。
ただ、名前が有名なだけで本当に綺麗なのだろうか?
エントリー口にたどり着くまでの階段が長くて大変と聞くけど本当のところは?
など情報だけ頭に入っている分期待感と不安感が駆け巡ります。

そしていよいよグロットに到着。
念願のグロットの水中は…!?

あ…青い…!

エントリーして1分するかしないかでよく写真で見る映えスポット、通称”三角穴”に着きました。
ここはテンションがあがりました!
本当に写真で見ていた美しさそのまま過ぎて。
私たちも例に漏れず映える写真を撮ることに命をかけました。

約40分間のダイビングでずっとここに留まり、ポーズを取り続けました。

渾身の映えポーズ byすいか

渾身の映えポーズ byすいか

※ポージングでかなり楽しみました!その様子は後の記事でアップしますのでお楽しみに♪

さらにグロットの光と地形を生かした写真を撮ってくれるカメラマンの戸村さん。

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さすがです・・・。

さまざまなポーズをやり切り満足感に満ち溢れたものの、あの映えスポットの先には何があるのかを知りたくなり、2本目もグロットを潜ることに。

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映えスポットを過ぎると外洋に出られるようになっており、そこにもダイナミックな地形が広がり魚の群れが泳いでいます。

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そんなポイントでも編集部の伏見はウミウシを見つけてくる強者。なんでやねん。

最後のダイビング…楽しかったなあと泳ぎながらエントリー口に近付くにつれ、1本目と2本目で全然透明度が違うことに気がつきました。

2本目の10時台にはシュノーケラーが増えてきて、水の透明度が落ちていたので、もちろん太陽の光の関係もあると思うのですが、グロットを潜るなら、シュノーケラーがまだ少ない朝イチをオススメします。

そんなこんなで2本のグロットダイビングを終え、私に残ったのは大きな充実感とふくらはぎの筋肉痛でした。
そう、グロットのエントリー口までの階段、116段もあるんです。

行きはいいんです。下りだから。

行きはヨイヨイ

行きはヨイヨイ

しかし、問題は帰りでした。
後少しでゴール!というところでくじけそうになりました。

グロットの階段をなめてかかる2人

グロットの階段をなめてかかる2人

まだまだ元気です。

まだまだ元気です。

まだま・・・だ・・・

まだま・・・だ・・・

ちょっとストップ。

ちょっとストップ。

・・・・・・。

・・・・・・。

もうしんどいっす。

もうしんどいっす。

・・・・。
このあとなんとか気合いで登りきりましたが日頃の運動不足がたたり、筋肉痛を4日ほど引きずりました。
これもまたいい思い出・・・・です・・・・。

こちらの記事もぜひご参考に。

サイパン最終日前日の午後はたっぷりお買い物

ダイビングを終えてほっと一息…は、ほとんどせずにお昼のお弁当を食べてお買い物に繰り出すことに。

気持ちはノンストップ

気持ちはノンストップ

宿泊していたグランヴィリオリゾートはTギャラリア・サイパン by DFSの目の前かつ、、ショッピングエリアのビーチ沿いという、お買い物に行くにはもってこいの立地。
事前に現地ガイドさんたちから聞いていたオススメのお土産を探しにI LOVE SAIPAN、NONI SHOPを徒歩で周ってきました。

I LOVE SAIPANは複数店舗あるのですが、私たちが向かったのはTギャラリア・サイパン by DFSの並びにあるの並びにある一番大きい店舗。

サイパンで一番大きいI LOVE SAIPAN SHOP

サイパンで一番大きいI LOVE SAIPAN SHOP

I LOVE SAIPANグッズがずらり。

I LOVE SAIPANグッズがずらり。

定番のTシャツはバリエーション多数。

定番のTシャツはバリエーション多数。

編集部にお土産で買ったチョコレート。

編集部にお土産で買ったチョコレート。

サイパンビールは6本お買い上げ。

サイパンビールは6本お買い上げ。

よく見るI LOVE SAIPAN Tシャツを始め、I LOVE SAIPANグッズがところせましと並んでおり、何を買おうか悩んでしまうほどでした。
オリジナルグッズ以外にも、世界一辛いと言われるテニアン島名物のテニアンペッパーや、チャモロクッキー、南国デザインの雑貨など品揃えが豊富でゆっくりお買物を楽しめるお店でした。

さらにオススメのノニグッズを探しに「NONI SHOP」に向かいました。

ノニとは、熱帯地域に生息する植物で、150種類以上の薬効成分が含まれ、「ハーブの女王」とも呼ばれています。
サイパンでも古くから万病に効く薬として重宝されており、現在でも美容や健康維持のためにスキンケアグッズやジュースなどさまざまな形で利用されています。
「ノニジュース」って、聞いたことありませんか?

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「NONI SHOP」は、ノニを利用したジュース、石鹸、お茶などサイパン随一の品揃えを誇るノニグッズ専門店です。
特にメイドインサイパンの商品も数多く取り揃えており、サイパン土産を探すなら行っておきたいところです!

お目当の「マリアナオーシャン」のノニ石鹸。

お目当ての「マリアナオーシャン」のノニ石鹸。

ノニ茶の試飲も。思ったより飲みやすい!

ノニ茶の試飲も。思ったより飲みやすい!

すいかの石鹸を発見しテンションぶちアゲのスイカ。

すいかの石鹸を発見しテンションぶちアゲのスイカ。

買うよね〜。

買うよね〜。

オススメされたI LOVE SAIPANグッズとノニ石鹸、さらにスイカの石鹸まで手に入れてしまいました。
日本に帰って使うのが楽しみです。

チャモロ料理とビーチの夕日を堪能

お土産を購入し向かった先はストリートマーケット。
毎週木曜日の17時から開かれているマーケットで、観光客だけでなく地元の方もよく訪れるそう。

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普段はレストランを経営しているお店が屋台を出しており、お惣菜やパン、野菜、フルーツ、アイスクリームなどが並んでいます。

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特にBBQのお店がたくさん並んでました。

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鳥の丸焼き・・・かぶりつきたい

鳥の丸焼き・・・かぶりつきたい

せっかくなので日本ではなかなか食べられないものを・・・ということでチョイスしたのがこちらです。

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鳥の脚!

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ちまきみたいなやつ!

・・・・・

なんだかわからなくてもとりあえずチャレンジする精神で頼みました。

まずは鳥の脚から。

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味は特筆することはないのですが、とにかく食べにくいです。笑
コラーゲンっぽい感じで甘辛な味付けでした。

ちまきのようなものはアピギギというサイパンのローカルフードだそうです。

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サイパン餅とも呼ばれているそうで、ココナッツの実、ココナッツミルク、タピオカ、砂糖を混ぜてバナナの葉にくるみ焼き上げたものです。
もちもちしていて、優しい甘さのスイーツでした。リピ決定。
スーパーのレジ脇で売っているところも見かけたので、サイパンでは定番のおやつのようです。

小腹を満たし、ディナーにお邪魔したのはSALTY’Sというレストラン。
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日本人で元ダイバーの方が経営しているので日本人ダイバーがよく訪れるお店です。

こちらでも現地のお料理を・・・とのことでチャモロ料理を中心にいただいてきました!

ビーフケラグエン

ビーフケラグエン

SALTY’S ロコモコ レッドライスとハンバーグ、ココナッツ味のソースがマッチしてます。

SALTY’S ロコモコ レッドライスとハンバーグ、ココナッツ味のソースがマッチしてます。

サイパン地ビール飲み比べ!

サイパン地ビール飲み比べ!

SALTY’SにはBARも併設されており、食事後はそちらで大好きなハードロックをかけてもらってノリノリで飲ませていただきました。

また、SALTY’Sはビーチ沿いにあったため、夕日をビーチから眺めるという目的も達成してしまいました。
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映えるのも忘れない。

映えるのも忘れない。

最終日はサイパンの絶景をタポチョ山と高台から

最終日は車で絶景ポイントとタポチョ山を巡ってきました。

SAIPANの文字が並んでいるスポット。グロットに向かう途中にあります!
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晴れていると空の青と文字の青が映えます。

高台に行くと遠くに青い海が見え、普通の道なのに景色が良すぎて絵になってしまいます。

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そして到着したタポチョ山。
ここはサイパンで一番高い山です。
サイパンだけでなく世界でも最も高い山の1つと言われることもあるそうです。

どういうことか・・?
エベレストではないのか・・?

そう、実は世界最深のマリアナ海溝から隆起しているサイパン島にそびえるタポチョ山、標高は475mですが、山底はそのマリアナ海溝の海底にあり、そこから測ると11,384mの高さにもなるのです。
そのため、ハワイ島のマウナ・ケア山などと一緒に、最も高い海底火山の1つと言われています。

実際に登るとなると車で上がって、そのあとは階段で上がることができるため、グロット後の筋肉痛でも全く辛くありません。

そして登っていくと、360度サイパン島を見渡すことができ、島の向こうには前日まで潜っていたマリアナブルーの海が広がっています。

島全体を360度見渡せる絶景ポイント!

島全体を360度見渡せる絶景ポイント!

飛行機の出発時間が16:00と時間があるので、陸もゆっくり楽しむことができました。

弾丸サイパンダイビングツアー、3泊4日でここまで楽しめる!

ということで、計画通り、やってきました!

・ダイビング8本
・タポチョ山登山
・お買い物
・絶景ポイント巡り
・チャモロ料理など現地の食べ物
・夕日と星空をビーチから眺める
・夜は飲みたい

ちょっと詰め込みすぎかな?と思いましたがとにかくできることは全部やりたい私には大満足の旅となりました。
3時間ちょっとで着いて、3日で8本潜れるスポットはそうそうないですよね!

初のサイパン、思っていた以上に自然もお買い物も楽しめました。
特に海は今まで行った海の中でも1、2を争うくらい透明で、青くて開放感がありました。
陸の自然もジャングルのようなドキドキする感じではなく、南国のまったりした雰囲気が流れる島でした。
次はのんびり癒しを求めに行こうかな。

あれ?星空は?と言われそうですが、
実は星空はビーチでビールを飲みながら眺めていたものの
すぐに寝てしまい、あまり記憶にないのです・・・。笑

寝てしまったビーチ。

寝てしまったビーチ。

でも、ラウラウビーチで夜見上げた時は星がよく見えたことは覚えています!笑
ですので、ビーチで星空は次に行く時の楽しみにとっておこうと思います。

3泊4日で弾丸サイパン、成田発のスカイマークによる直行便も就航したのでぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

■撮影:戸村裕行

supported by ワンダーシーサイパン

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2隻の自社ボートを所有し、サイパン、テニアンの海を自由自在に動きまわるダイビングショップ。
ダイビングインストラクターは全て日本人なので、言語の心配もなし。
女性スタッフもおり、皆明るく元気ハツラツ。女性ゲストも安心して楽しめますよ。
batch_写真 2019-03-27 7 24 05
Address:P.O.BOX10000 PMB553 SAIPAN U.S.A
TEL:+1(670)233-7011
URLhttps://www.wondersea-saipan.com

supported by S2CLUBサイパン店

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プールつきの広々として施設に、日本人のガイドさんなので、初めてサイパンに来た方でも安心して利用できる。プールではスキル講習も可能。初心者やブランクダイバーなどの不安を抱えているダイバーから、ベテランのダイバーまで幅広く対応してもらえるダイビングサービスだ。

サービスは南国に来たような可愛い内装

サービスは南国に来たような可愛い内装

Address:P.O.BOX504492 SAIPAN C.N.M.I MP96950
TEL:1670-322-5079
URLhttps://www.s2club.net/saipan/index.html

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NMDOA(北マリアナ諸島ダイビング事業者協会)
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■WEB MAGAZINE
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■過去ヘッドライン連載

0.【取材レポート】ここがすごかった! サイパン・テニアン・ロタの魅力10
1.アジ玉だけじゃない! 見どころが満載すぎる 、「ラウラウビーチ」の5つの魅力
2.神秘的な世界! マリアナブルーと光のコラボ ~サイパン人気№1ダイビングポイント「グロット」~
3.辛すぎる!? 階段ブルーとグロ筋のコラボ ~サイパン「グロット」を快適に潜るためのポイント~
4.体験ダイビングでいきなりサイパン全開! ~ビギナーにオススメのポイント「オレアイ」~
5.イチオシはマニャガハ島! アフターダイブにオススメのスポット&楽しみ方10 @サイパン
6.こんなドロップオフ見たことない! 〜テニアンの2大ポイント「テニアン・グロット」と「フレミング」〜
7.徹底! サイパン発テニアン・ダイビング ~行き方とスケジュール編&マリアナブルーマジック~
8.【ダイビング検証】ロタの海が世界一の透明度って本当?  ~メジャーで測ってみた結果~
9.サイパンの人気ホテルグループの価格&目的別ホテル3選
10.インスタ映えするロタ島のフォトジェニックシーン ~うみカメラマンむらいさちが撮影のコツを伝授!~
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グランピング×ダイビングでラグジュアリーな海旅を!大注目の「THE CHIKURA UMI BASE CAMP(ザチクラウミベースキャンプ)」

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ここ数年話題となっている「グランピング」、みなさんはご存じですか?

グランピングは、英語のグラマラス(glamorous)とキャンピング(camping)を合わせた造語で、“魅惑的なキャンプ”。つまり、優雅にキャンプやアウトドアを楽しむリゾートスタイルのことです。

日本のメディアでも、「手ぶらでキャンプ」「ゴージャスなテントやコテージに宿泊」「BBQの準備不要、ハンモックも備え付け」……といった施設の紹介を目にすることが増えた昨今、ダイバーのみなさんお待たせしました。

グランピング×ダイビングのリゾートプランの登場です!!

今回はオーシャナ読者のみなさんに、いち早くこちらの詳細をお届けしちゃいます♪

グランピング×ダイビングで
南房総の大自然を満喫しよう

THE CHIKURA UMI BASE CAMP(ザチクラウミベースキャンプ)

THE CHIKURA UMI BASE CAMP(ザチクラウミベースキャンプ)


東京から車で約90分でアクセスできる、千葉県・南房総。太平洋の外房の海に面した千倉町に、2018年6月にオープンしたのが「THE CHIKURA UMI BASE CAMP(ザチクラウミベースキャンプ)」

目の前が房総の美しい海という絶好のロケーション。全7棟しかないという宿泊施設には3タイプの部屋が用意されており、波音が聞こえるアウトドアダイニングや海を見下ろすベッドルームなど、海好きにはたまらないスペースが用意されています。

中でも一番の魅力は、全棟に完備されたプロ仕様の調理機器がそろうオープンキッチン。海を感じる空間で、地元の新鮮食材を使い、家族や仲間たちと楽しく料理をすることができます。

Aタイプの部屋のオープンキッチン&テラス。4人まで宿泊可能

Aタイプの部屋のオープンキッチン&テラス。4人まで宿泊可能


Cタイプの部屋にはオーシャンビューのベッドルームも。眺めが素晴らしい

Cタイプの部屋にはオーシャンビューのベッドルームも。眺めが素晴らしい

朝、家を出発して南房総でダイビングをし、夕方からは潮風を感じながら昼寝をしたり、のんびり料理をしたり、海を散策したり……。そして夜には、みんなで楽しくディナー!

一日中海を近くに感じ、オシャレに、そしてラグジュアリーに過ごす。
そんなダイビング旅行、とーっても魅力的ですよね!

ダイバー向けグランピング
モデルコース

では、「THE CHIKURA UMI BASE CAMP(ザチクラウミベースキャンプ)」利用でどんなダイビング旅行が叶うのか、モデルコースを紹介します。

6:30 東京都内を出発

いざ千葉へ!出発~

いざ千葉へ!出発~


海ほたるで休憩。海を見てテンションが上がる!

海ほたるで休憩。海を見てテンションが上がる!


8:30 西川名オーシャンパークに到着(※)
西川名オーシャンパーク。かわいい外観!

西川名オーシャンパーク。かわいい外観!


10:00 出航 ~ボートダイビング2本を楽しもう!~
西川名の海でダイビング。取材時はカゴカキダイの群れがお出迎え

西川名の海でダイビング。取材時はカゴカキダイの群れがお出迎え


15:30 ダイビング終了
のんびり2本潜って大満足☆

のんびり2本潜って大満足☆


16:00 近隣の道の駅で夕食の買い物

17:00 BASECAMP到着。チェックイン

施設に到着。海外のアーティストが創った、海を感じるオブジェも!

施設に到着。海外のアーティストが創った、海を感じるオブジェも!


18:30 夕食の準備スタート
仲間や家族と楽しく料理♪

仲間や家族と楽しく料理♪


19:30 夕食スタート。プロジェクターを利用し、海中で撮影した動画を鑑賞
房総の食材でいろいろなメニューを楽しもう

房総の食材でいろいろなメニューを楽しもう


食事をしながら、昼間見た海の話で盛り上がろう

食事をしながら、昼間見た海の話で盛り上がろう


21:00 バスタブに浸かってゆっくり入浴タイム

22:00 暖炉を囲んで晩酌タイム

ダイビングの後のお酒は最高~☆

ダイビングの後のお酒は最高~☆


22:30 砂浜で星空鑑賞

23:00 就寝

(翌朝)
8:00 起床、朝食準備

8:30 朝食スタート

9:00 チェックアウト

(※)プラン利用の際はこちらの提携ダイビングサービスをご利用いただきます。

もっと詳しく知りたい!
プランについて詳しく紹介します

モデルプランを見て「いいな~」と思った方、詳細をお伝えします!
今回ご紹介するのは、宿泊(Aタイプ・定員~4名)と2ボートファンダイビングがセットになった、通常よりもお得なプラン。

<ファンダイビングパック 2名分付>
¥55,200(税別)~(※曜日やシーズンによる料金変動有)
2ボートダイビング料金+A棟宿泊料金(定員4名)
ダイビング1名追加ごとに15,000円(税別)追加で発生します。
レンタル器材が必要な場合は事前にお知らせください。
レンタル器材の費用はダイビングショップHPをご確認ください。

2名分の宿泊費用とダイビング費用で、料金は¥55,200(税別)~。
つまり2名のダイバーで行く場合、お一人様¥27,600(税別)~
3名のダイバーで行く場合は、料金が¥70,200(税別)~で、お一人様¥23,400(税別)~となります。

当日の夕食・翌日の朝食は料金に含まれまていませんが、食材やドリンクの持ち込みは自由。好きなものを用意して、オープンキッチンで調理。これがグランピングの醍醐味ですね!

もちろん、自分たちで料理をするのはちょっと……という方は、宿泊施設へ事前予約もOK。「〇〇分 火にかけるだけ」で完成する、簡単・あったか鍋料理がオプションメニューで用意されているので、そこからセレクトすることができます。
▶メニューはこちら
また、管理棟で食事、ドリンク等の販売もされているのでご安心を。

大人数で行きたい!という方は、Bタイプ・Cタイプへの宿泊も可能なので、詳細は施設までお問い合わせください!

ノンダイバー向け
体験ダイビングプランも!

また、ダイビングは初めてという方や、Cカードを持っていない方向けに“レンタル費用込みの体験ダイビングプラン”もご用意。

パパは2本がっつりダイビング、ママと子どもは体験ダイビングでのんびり1ダイブ&磯遊び、なんて家族旅行も楽しそうですね。

このほかアレンジも自由にできるので、ご予約の際に不明な点がある場合はぜひ施設までお問い合わせください!

体験ダイビングは10歳から参加可能

体験ダイビングは10歳から参加可能

グランピング×ダイビングの魅力的なプラン、いかがでしたか?
キャンプの要素を兼ね備えた新しい海旅として、今後注目が集まること間違いなしのダイビングスタイル。
この機会に、ぜひ検討してみてくださいね!

THE CHIKURA UMI BASE CAMP(ザチクラウミベースキャンプ)

〒295-0003 千葉県南房総市千倉町白子2521-4
▶お問い合わせはこちら

※ダイビングショップ様向けのプランも別途ご用意しています。興味のあるショップ様は下記までお問い合わせください。詳細のご案内をさせていただきます。
問い合わせ先メールアドレス:info@oceana.ne.jp

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「宮古島フォトコンテスト2019」入賞作品発表! 古見きゅうさんからの寸評と受賞者のコメントも

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毎年、恒例となっている「宮古島フォトコンテスト」!

2019年の受賞作が発表されましたので、審査員・古見きゅうさんの寸評と受賞者の方々からいただいたコメントを一挙掲載致します。

宮古島をフィールドに地形、生き物、光……など、それぞれのダイバーの琴線に触れた一瞬をカメラに収めた作品の数々に、あなたも刺激されちゃうはず!

ではさっそく、受賞作品をご紹介していきましょう。

グランプリ

「Time tunnel」大澤匡

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古見さん

パッと見た時に、他の応募作品とは違ったインパクトを受けました。このフォトコンでは、洞窟ポイントで撮影されたものもとても多いのですが、その多くが洞窟に降り注ぐような光をダイバーや魚と絡めたものがほとんどです。

こちらの作品は、洞窟出入口付近の天井部分を見上げて撮影されたもの。さざなみに揺れる水面は、細かな波紋を作り出します。洞窟の暗さと深い群青の美しさが見事に融合し、幻想的な写真となっています。
素晴らしい作品だと思います。

大澤さん

台風で宮古島に行けなかったリベンジで、太陽光線が真夏ほど強くない
と感じながら潜った、9月の通り池。
ガイドの佐瀬さんがお勧めしてくれた水路を見ると、水面に群青色の
妖艶なさざ波が続いており、それはまるで、タイムトンネルのようでした。
進むんで行くと、未来か過去に行ってしまうような錯覚に陥りました。
見たままを表現するために、露出を変えて何十枚も撮影してしまいました。
やっと頂いたグランプリ、うれしいばかりです。

準グランプリ

「【宇宙からの訪問者】」藤田貴美子

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古見さん

サンゴの上に着底するアカメハゼを正面から捉えた作品。

アカメハゼは体調も2〜3cmほどと小さく、とても臆病で撮影が難しい魚なのです。ここまでクローズアップするにはかなり接近しなければならないので、撮影技術もダイビングスキルもかなりの方だと思います。
アカメハゼの特徴であるピンクのガラスのように透ける眼球の美しさが印象的です。

藤田さん

初級Cカードを取った頃からのホームグラウンドが宮古島なので、とてもうれしいです。
この時は、クローズアップレンズでのアカメハゼの撮影に初めてチャレンジしました。ものすごく苦労する体勢の中で、ファインダーの中にアカメハゼの姿が現れた時に感動しました!
画像に現れたアカメハゼは、まるで宇宙からの訪問者のように見えました。

いつも宮古の海と生物の素晴らしさを伝えてくれる、エミナマリンの松浦さんとスタッフに心から感謝しています。

準グランプリ

「淡水でリフレッシュ」天野利哉

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古見さん

通り池は2つの池が地下通路で繋がっていて、ダイバーはその通路を通り抜けることができます。池の淵から淡水が湧き出て、視界がもやもやするハロクラインがとても印象的です。

写真左右の青色の違いで塩分濃度の違いも分かりますし、何よりおもしろい。そして、おそらく淡水浴にきた小型のイソマグロの群れから、魚たちの生態行動も見えてきます。
とても興味深い写真だと思います。

天野さん

宮古島フォトコンテストの準グランプリという、素晴らしい賞をいただき光栄です!
この写真を見た人が、宮古島に来たくなるような写真を撮れたら……と、自分が好きになったこの島に足を運んでいます。
僕を写真の世界に引き込んでくれた先輩と、アクアストーリーのみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。

優秀賞

「Fish’s dwelling」坂梨公紀

04_Fish'sdwelling

古見さん

影になっている手前の魚にフォーカスを合わせ、後ろの光芒をボカすというなかなか面白い試みだと思います。
スローシャッターで魚に動きをつけるなど、もうひと工夫あるともっと良くなると思います。

優秀賞

「mermaid」山田育美

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古見さん

とても良いシチュエーションで、モデルとなっているスキンダイバーのスタイルもとても美しいですし、ロングフィンのしなりなども良いのですね。
臨場感はありますが、作品とするには、右足の折れ方や手の位置などが少し雑な印象を受けます。

山田さん

今回このような賞を頂けた事、とてもうれしく思っています。
宮古島には毎年訪れていますが、毎回違った水中写真の楽しみ方を提案してくださるアクアストーリーのクニさんやスタッフの皆様、また今回モデルになってくれたみのりちゃんにも感謝の気持ちを伝えたいです。
Teamアクアストーリー最高です!
ありがとうございました。

優秀賞

「School of Barracuda」山口智子

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古見さん

カマスの大きな群れをダイナミックに捉えています。
このタイミングを縦位置で撮影したのは良いと思いますが、左右の魚の切れ方がやや中途半端です。
もう少し引いて、全体のディテールまで注意して見てみてください。そして、画面下のシャドー部分が暗く潰れすぎているのでもったいないです。

山口さん

宮古島でこんなに大きなカマスの群れを見たのは初めてで、夢中になり撮りました。
いつも的確なガイドをしてくださる、Fish a go go!の佐瀬さんご夫婦に感謝です。

優秀賞

「アロハ〜」まゆ

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古見さん

体験ダイビングのワンシーンでしょうか?クマノミとの出会いは思い出に残ると思います。
こういった素直な記念写真というのも楽しさが伝わってきて、本来の写真の役割を果たしているのかもしれません。

まゆさん

宮古の海を初めて潜らせてもらって、大好きになりました!

優秀賞

「うたたね」中障子亜希子

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古見さん

アオウミガメのとても眠たそうな瞳が可愛く、印象的です。
この写真に限って言えば、右の青い余白部分など、ワンフレーム中の構図のバランスをもっと気をつけてみてください。

中障子さん

カメラを向けても安心しきって、うつらうつらと眠り続ける小さな亀さん。この子みたいに、宮古島の海の生き物が、いつまでも安心して暮らせる海であることを願います。
大好きな宮古島の海をいつも案内してくれるfg2の佐瀬さんご夫妻、ダイバー仲間に感謝です!
ありがとうございました。

優秀賞

「お散歩」大場健一郎

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古見さん

何と言っても……かわいらしさが、この写真の全てだと思います。
お菓子のようにカラフルで美しいウミウシが3匹も並んで、本当に散歩を楽しんでいるようで微笑ましい写真です。
上の1匹だけフォーカスが緩いのがもったいないですね。

大場さん

地形だけではない、宮古島の海に魅せられて10年以上。これからもマクロ生物の魅力を伝えていきたいと思っています。
今回は、ありがとうございました。

優秀賞

「ささって抜けません・・・」児島一博

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古見さん

タイトルを見た時に思わず笑ってしまいましたが、とても面白いと思います。
もう少し自分の位置を壁側に持ってくるなど、もっとささっている感じを出せたら、よりおもしろかったですね。

児島さん

普段はマクロ派ですが、宮古島でワイドの楽しさにも目覚め始めてきた矢先、こんな賞を頂きました。
これからは、本気でワイドの方も頑張っていきたいと思います。
ありがとうございました。

優秀賞

「シーウォーク初体験!」藤井あや

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古見さん

イソギンチャクから透過しているクマノミの姿が、本当にシーウォーカーを楽しんでいるようでおもしろいです。
この調子で、色んな角度や視点から撮影してみてください。

藤井さん

入賞したと聞き「まさか自分が⁉」と本当に驚きました。
イソギンチャクの接写が楽しくて……その中で偶然に撮れた1枚でした。
子どもクマノミが、お母さんクマノミに「いってきまぁす」と言っているような感じがカワイイなぁと思い、応募させていただきました。
拙いカメラワークにいつも気長に付き合ってくださり、アドバイスを下さるエミナマリン松浦氏と宮古島の海を楽しませてくださるスタッフの皆さんに心から感謝します。
ありがとうございました。

優秀賞

「ひのまる」藤山幸広

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古見さん

素早く泳ぐキンギョハナダイを正面から捉えているあたりに技術の高さを感じます。
一方で、全体的に彩度がビビッドになり過ぎて、ヒレのピンクや尾の紫の色が滲んでしまっています。
最後の現像までしっかりと仕上げてみてください。

藤山さん

この度は、素晴らしい賞をありがとうございます。
昨年、古見さんに頂いたアドバイスにより、生物に向き合うことが楽しくなりました。
その中で、ハナダイ(雄)を正面から撮るときに見える、日の丸のような美しい模様が大好きになり、何度もチャレンジしました。
いつも、エミナマリンの松浦さんのスタッフの皆さんに素晴らしいガイドをとサポートをして頂いて感謝しています。

優秀賞

「魚群をかき分けろ!!」西澤由佳子

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古見さん

とてもストレートで素直な写真ですが、自分がその場でこの光景を見上げているような気分にさせてくれる、優れた写真だと思います。
キレイにまとまっていて、これはこれで良い作品ですが、力強さは若干物足りません。
ストロボを軽く、カマスの群れ全体に当てたものなども見たかったです。

西澤さん

ワイド写真で入賞したのは初めてでとっても嬉しいです。いつもお世話になっておるFishagogo!の佐瀬さん夫妻、ステキなガイドと美味しいランチありがとうございます!

優秀賞

「魔王の螺旋階段」大参祐一郎

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古見さん

洞窟の中の魚の群れが螺旋階段のように美しく伸びています。
暗い場所ゆえシャッタースピードが遅くなって、魚がブラしているところにもセンスを感じます。

大参さん

友人らとの思い出に花を添えることができました。ありがとうございます。
魔王の宮殿は初めてでしたが、まさしく荘厳で圧倒されました。
その光から影までを写真に撮りたくなり、ISOはなるべく低い値を設定。そのため、低速でシャッターを切ることになりましたが、魚に流れができてちょっと面白い写真になったので、今回応募いたしました。
このような素晴らしいポイントを案内していただいた、マリンズプロ宮古様にはただただ感謝です。

優秀賞

「蜜柑」横尾裕美

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古見さん

全体的にあたたかな印象を受ける色調で、とてもキレイな写真だと思います。やや白化した状態のイソギンチャクは、マクロ写真の良きアクセントとなりますね。
もう少し絞りを絞った方が写真が締まるような気がします。

横尾さん

宮古島では、自分が本当に可愛いとか、綺麗だとか思うものを自由に撮らせていただいています。こんなに楽しい時間を過ごさせていただいたうえに、賞をいただくことができて幸せです。
もっと伝わる写真が撮れるようにこれから頑張りたいと思います。

優秀賞

「竜巻」ネイチャ

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古見さん

とてもいい瞬間を撮影されています。
もう少し群れに寄るなり、少し俯瞰気味に位置を取るなり、群れのダイナミックな動きが現れるよう工夫してみてください。

ネイチャさん

透視度の素晴らしい宮古島の海を広めに撮りました!
カマスが優雅に色々な型を変える様を見ていたら、あっという間に1時間過ぎてました!

ビギナー部門 最優秀賞

「きれいに曇りました」武藤幹雄

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古見さん

レンズが結露しているのか、ハナミノカサゴを中心に周辺がボケていますが、それが結果としていい雰囲気を作っていると思います。
沈船の薄暗い環境に、鮮やかにライティングされた被写体のコントラストが目を惹きます。

武藤さん

偶然曇ったお蔭で幻想的になりました。
素人にしか取れませんよ!

未来に残したい宮古島の海部門 最優秀賞

「just the two of us」大澤匡

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古見さん

宮古島の景勝地となっている通り池には、たくさんの観光客が訪れます。池側から眺める景色というのはダイバーの特権とも言えるものかもしれませんね。
写真の2人は、通り池をバックに記念写真を撮っているのでしょうか。青く晴れた池を背景に、とても気持ちがいい記念写真になったと思います。が、2人の写真に池に浮く撮影者が写っていたら、残念だけども面白いなと思いました。

大澤さん

グランプリを頂きました作品と、同じタイミングで撮影した作品でした。
通り池で浮上すると、通常、陸上で見学している方がたは、私たちダイバーを驚きとともに凝視してくれるのですが、この時、中心にいたカップルは、私たちを全く気にすることなく、お二人の世界に入っていました。
私は、気持ちは理解できると共に、頭の中で、なぜか“Just the two of us”の曲が流れてきて、それを表現してみました。
その気持ちをご理解頂き、ありがとうございました。

マリンダイビング賞

「旅路」室谷香菜

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ノコギリハギが主人公で、海の中を旅している最中と見立てたものだと思いますが、周りにはお供のスズメダイやスカシテンジクダイがたくさんいて、ノコギリハギが一人(単体)でも寂しくなくて楽しそうな“旅路”に。右側の赤いヤギが写真に彩りを添えていて、バックは暗いものの華やかな写真に仕上がっていると思います。
この先、主人公にはどんな冒険が待っているんだろう?どんなイベントがあるんだろう?そんなことを感じさせてくれる一枚。
素晴らしいです。

月刊『マリンダイビング』編集長 後藤ゆかり

室谷さん

マリンダイビング賞とっても嬉しいです♪ありがとうございます♪
大好きな宮古島の大好きな海。素晴らしいポイントに連れて行っていただき、夢中になってキラキラバックのこの子を撮っていました♪
いつも素敵な出会いがある大好きな海、これからも沢山写真に残したいです♪

古見きゅうさんより総評

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今回も引き続き審査を担当させて頂きました。
昨年と同様に応募点数も多く、被写体となる生き物や海中風景をバラエティー豊かに写し撮られた写真がたくさんあり、僕も楽しみながら審査をすることができました。

近年、多くの方がSNSへの写真投稿もほぼ日常的に行い、写真がとても身近な存在になっています。
そこで情報を入手し「こんな写真が撮りたい!」と写欲を掻き立てるのはとても素晴らしいことだと思いますが、フォトコンで入賞を目指すのであればもっとそこから先を目指した方がいいかもしれません。

上位に選ばれてくる素晴らしい作品は、目の前にある風景や被写体と撮影者の関係が写真の中に刻み込まれています。
写真を見ている僕らがスーッとその中に入り込んでいくような、ただキレイなだけではなく、少し乱暴でも臨場感が湧き出てくるような、宮古島の空気や匂いまでもが漂ってくるような写真をぜひこれからも楽しみながら撮影していってください。

受賞作品展示情報

12月10日~12月27日(予定)
宮古島市役所1Fメインホール
(沖縄県宮古島市平良字西里186番地)

12月27日~2019年1月10日(予定)
宮古空港1Fロビー
(沖縄県宮古島市平良字下里1657番地128)

2019年4月3日~4月5日(予定)
マリンダイビングフェア宮古島ブース
(池袋サンシャインシティコンベンションセンターTOKYO文化会館C)

2019年4月中予定(予定)
永田町OCEAN
(東京都千代田区平河町2-6-4海運ビル地下1階)

フォトコン参加ショップ一覧

アイランドエキスパート アクアスター アクアストーリー
エミナマリン タイムマリン宮古島 Fish a go go!
ブルーフォレスト宮古島 マリンズプロ宮古 マールプロモーション
山本大司潜水案内
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【「Dive in Japan!」vol.05:福岡県】世界遺産・沖ノ島の海で地形に魚群に、最後はイルカにも遭遇♪(5/39)

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みなさん、こんにちは!
最近ウエットスーツのチャックが自分で締められない、むらいさちです。

日本の海の素晴らしさを発見すべく、日本の海に面している39県を潜り歩く「Dive in Japan!」。5回目は、福岡県の海をご紹介します。

今回は、玄界灘に浮かぶ世界遺産の島、沖ノ島の海に潜ってきました!

DiveinJapan_05

沖ノ島ってこんなところ!

玄界灘の北方の沖合60キロにある、絶海の孤島。

2017年に「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺跡群」として、世界遺産に登録された場所です。
黒潮の支流・対馬暖流と、北からの栄養豊富な海流が混ざり合い、独特の海中世界を作り上げています。

ダイナミックな地形と、日本とは思えない魚群に出会えるポイントということで、ここ最近、人気急上昇!

チームSTINGRAY」のガイド、木村さんが積極的にポイント開発を行っていて、最近ではイルカにも出会えるとか。

まあ、とにかくすごい海なのです!

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島はとても険しく、人を寄せ付けない神々しさを感じる

沖ノ島の海へGo!

糸島港より高速ダイビングクルーザー「STINGRAY」にて約80分、撮影時はお天気にも恵まれ楽しいクルーズでした。

どんな海中景色に出会えるのか?
緊張と期待が入り混じります。

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期待を胸にエントリー

基本はドリフトダイビングになります。
流れることもあるので、ある程度ダイビングスキルを磨いてから行く方が楽しめるでしょう!

島の険しい景観から容易に想像ができますが、実際エントリーするとそのダイナミックな景観に圧倒されます

透明度も良く、とても気持ちが良い

透明度も良く、とても気持ちが良い

60Mまで一気に落ちているドロップオフ、実はこれは一枚岩というから驚き!

60mまで一気に落ちているドロップオフ、実はこれが一枚岩というから驚き!

ダイナミックな地形には、キンギョハナダイが群れ、ソフトコーラルがびっしりと生えています。
その地形に圧倒されながらも、カラフルなものを無意識に探してしまう僕・・・。

キンギョハナダイとソフトコーラルのコラボはとても美しいのです

キンギョハナダイとソフトコーラルのコラボはとても美しいのです

キンギョハナダイの量はどこよりも多いかもしれません

キンギョハナダイの量はどこよりも多いかもしれません

ソフトコーラルの森に、ミノカサゴが遊びに来ました

ソフトコーラルの森に、ミノカサゴが遊びに来ました

元気でカラフルなソフトコーラルがあちこちに!

元気でカラフルなソフトコーラルがあちこちに!

ちょっと深場には・・・

ドロップオフを下に降りていくと、キンギョハナダイとは違ったハナダイも見れる、「魅惑のハナダイゾーン」もあります(笑)

そこには、このエリアでは珍しいサクラダイや、僕自身初めて見るシキシマハナダイなどを見ることもできます。

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岩陰にサクラダイが群れていました。
大きめのハナダイではありますが、ここではさらに大きい気がします。

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ドロップオフ沿いにはシキシマハナダイ、サクラダイ、キンギョハナダイが集まる場所も
ワイドに目が行ってしまいますが、小さな生物も探せばきっと色々見つかるでしょうね。

どこまでも続くイサキウォール!

イサキは伊豆でも見れるポピュラーな魚ですが、ここで見れるのは「イサキウォール」。

そう、超巨大なイサキの群れなのです。

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遠くから見ると、ただの黒い根にしか見えないけど、確かにイサキでした(笑)

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フィッシュアイレンズの画面全部が魚に・・・なかなか無いことです・・・

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自分も撮影していると、365度イサキに囲まれていたりします

まさかのイルカ登場!

スケールの違うダイビングに毎回、度肝を抜かれてばかりでしたが、極めつけがなんとイルカ! 

もうお腹いっぱいなのにメインディッシュはまだでした! という感じ? 
沖ノ島・・・、どこまですごいんでしょう?

今年になってから、島の周辺に住んでいるようで、「STINGRAY」のエンジン音を聞くと寄ってくるんです。
じっくりと時間をかけて人間の存在をちゃんと教えてあげたことで、今では一緒に泳ぐこともできるようになりました。

この島だけに、神の使いかもしれませんね。

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ガイドの木村さんが先に入って様子を見ますが、イルカも認識しているので嬉しそうに近づいてきます。
そして木村さんも大きな愛で応えています(笑)。

3頭のかわいいイルカがお出迎え

3頭のかわいいイルカがお出迎え

とてもフレンドリーで、一緒に泳いでくれました

とてもフレンドリーで、一緒に泳いでくれました

今回は撮影できませんでしたが、別チームがクロマグロの1000匹レベルの群れや、ヒサマサの大群を見たそうです

これが見られたらうれしいけれど、そうでなくとも十分満足できる、すごい海でした。
来年もまた行くことが決まっているので、来年はクロマグロ会えたらいいな~と期待しています!

世界遺産の海に潜るだけでも嬉しいのに、水中はさらに凄く、今回はたくさんのビックリばかりでした。
これが日本の海だと思うと、本当に誇らしいですね。

チームSTINGRAYさんでは、すでに来年のスケジュールが出ていますので、ぜひ参加してみて下さいね。

▶︎玄界灘、2019シーズンの“7大トピックス”と来年のツアー日程紹介

むらいさちと、水中写真家・中村卓哉さんのコラボ企画「沖ノ島ゆるカタフォトセミナー」も開催します。
2020年の8月ですが、すでに結構埋まっているそうなので、ご予約はお早めに!

「Dive in Japan!」は、YouTubeチャンネル「うみさちTV」でも、紹介しています。
ぜひ、動画でもご覧くださいね。

そして、お気に召したらチャンネル登録をお願いします♪
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Special Thanks

SUNS DIVEのオーナーガイド、木村さん

SUNS DIVEのオーナーガイド、木村さん

今回、お世話になったダイビングガイド・SUNS DIVEの木村尚之さんは、福岡・糸島をベースに玄界灘の沖ノ島、薩南トカラ列島へのクルーズなど、積極的に新しい海を開拓している人気のガイドさんです!

日本ではなかなかない、冒険要素のあるダイビングが話題になり、今では全国から人が集まってきています。
「ダイビングって楽しい!」と純粋に思えた取材でした。

\注目〜〜!/
▶︎玄界灘、2019シーズンの“7大トピックス”と来年のツアー日程紹介

■「Dive in Japan!」にかけるむらいさんの熱い思いはこちらから↓

■むらいさちさんに関する過去記事はこちらから↓

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豊後水道と黒潮がぶつかり合う海・愛南。-18mにピグミーも出現中でマクロ&サンゴ満喫ダイビング!

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こんにちは。水中カメラマンの堀口和重です。

秋も終盤へと近づいて来ましたね。今回私は、5月にもご紹介した愛媛県の「愛南(あいなん)」の海へと撮影に行ってきました。

西には豊後水道、南は黒潮が流れる愛南町。瀬戸内海と太平洋がぶつかり合う海域で、プランクトンがとても多く、魚影が非常に濃いのが特徴です。

そんな自然の恵み豊かな愛南の海は、見られる生き物も変わっており、5月とはまた雰囲気が違う海となりました。

また、DIVE愛南の田中翔さんが、ここでしか見られないシュチュエーションの生き物を見せてくれたので、ご紹介していきたいと思います。

水深18mにピグミーが!
今の時期はマクロが楽しい

まずはマクロ生物から。前述した通り、豊後水道と黒潮の影響を色濃く受ける愛南の海は、秋は特に生き物が多く、アレもコレもと被写体尽くしとなり、撮影中は休む暇がありませんでした。

田中さんに「今のイチ押しは?」と聞くと、宇和海の沖にあるダイビングポイント「横島」の水深18mに、ピグミーシーホースがいるとのこと。

ピグミーシーホースといえば、水深30m前後に生息することが多く、その体のサイズが小さいことからも探すのに一苦労な生き物です。
撮影していると、気づけばダイブコンピュータのデコタイムが残り数分!なんてことも多々あります。

そんな、撮影が難しいタツノオトシゴの仲間ですが、「横島」では水深18mと浅めなので、慌てずにじっくり観察や撮影をすることができました。

水深18mにいるピグミーシーホース(撮影/堀口和重)

水深18mにいるピグミーシーホース(撮影/堀口和重)

ウミウチワの色に擬態している、濃い紫色のピグミーシーホースは鮮やかですね。

しかし、それに負けないぐらい色彩豊かな生き物がほかにもたくさんいました。

水色のコバルトツツボヤや黄色いイソギンチャクの仲間が岩一面にびっしり付いており、そこにヒメギンポやイチモンジハゼなどの生き物がいます。

フレームに入れば、美しい作品のような瞬間に変わります。

イチモンジハゼ(撮影/堀口和重)

イチモンジハゼ(撮影/堀口和重)

もう1つ「横島」でご紹介したいのが、チョウチョウウオの仲間のツキチョウチョウウオです。

浅場のソフトコーラルの周りをゆったりと泳ぎ、数個体確認できました。

伊豆などでは黒潮などの流れによって運ばれてくる魚で、特定のポイントに居ついているのを見ることができないのですが、「横島」ではほぼ確実に見ることができるそうです。

南方の生き物が好きなダイバーは、要チェックですね。

ツキチョウチョウウオ(撮影/堀口和重)

ツキチョウチョウウオ(撮影/堀口和重)

鹿島にはスジクロユリハゼや
かわいいウミウシたちも

「横島」は天候にもよりますが、港からボートで20分以内で行ける場所にあるのですが、そこから少し港寄りのポイント「鹿島東の根」も、マクロ好きにはたまらない生き物が数多くいました。

水深35mと少し深場ですが、珍しいハゼの仲間のスジクロユリハゼが数個体、巣穴の周りをウロウロと泳いでいたり。

珍しいスジクロユリハゼ(撮影/堀口和重)

珍しいスジクロユリハゼ(撮影/堀口和重)

浅場に上がってくれば、餌のコケムシを食べているツノザヤウミウシなどのウミウシも、狭い範囲でポツポツと見ることができました。

カンナツノザヤウミウシとツノザヤウミウシ(撮影/堀口和重)

カンナツノザヤウミウシとツノザヤウミウシやミズタマウミウシ(撮影/堀口和重)

さらに甲殻類も各種類見られ、カイメンにつくアカゲカイカムリや、ムチカラマツにはキミシグレカクレエビなど、今が旬な生き物だらけでした。

アカゲカイカムリ(撮影/堀口和重)

アカゲカイカムリ(撮影/堀口和重)

サンゴと魚影!
ワイドも狙える愛南

「横島」は前回のヘッドラインでも紹介しましたが、壮大なサンゴの群生や一面に広がるソフトコーラルがきれいな場所が多く、癒されるポイントでもあります。

5月に撮影した「横島」のサンゴとソフトコーラル(堀口和重)

5月に撮影した「横島」のサンゴとソフトコーラル(撮影/堀口和重)

その花畑のようなきれいな場所にソラスズメダイやコガネスズメダイが群れて泳いでいるので、黄色と青色の花吹雪が舞うようにも見えてきます。

そんな光景だけでも美しいのですが、運が良ければその上をイサキの群れが通過していく瞬間にも遭遇できるかもしれないのです。

ソフトコーラルの周りには鮮やかな魚たち、その上をイサキが通過する(撮影/堀口和重)

ソフトコーラルの周りには鮮やかな魚たち、その上をイサキが通過する(撮影/堀口和重)

 

浅場のソフトコーラル(撮影/堀口和重)

浅場のソフトコーラル(撮影/堀口和重)

メジロザメやハンマーヘッドシャークなどのサメも周辺には多いようで、遭遇率も高めだそう!

いつ何時、シャッターチャンスが来るわからないのが「横島」のおもしろいところかもしれません。

こんな素晴らしい愛南の海ですが、秋から冬にかけては北西の風が強く吹くと荒れてしまい、船を鹿島や横島まで移動することが困難な場合もあるそうです。

とは言っても、風が弱いときに潜れたり別のポイントでは潜ることも可能。

海況がいいタイミングを狙って、秋~冬の愛南にぜひ潜りに行っていただきたいと思います。

撮影協力/DIVE愛南

堀口和重さん
プロフィール

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伊豆の大瀬崎にある大瀬館マリンサービスにチーフインストラクターガイドとして勤務後、2018年4月にプロのカメラマンに転向。
現在は伊豆を拠点に水中撮影から漁風景や海産物の加工まで海に関わる物の撮影を行っている。
▶堀口和重写真事務所ホームページはこちら
▶堀口さんのFacebookはこちら

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【イベント】「サメ好き集まれ!サメサメ会議2019」開催!〜2019年12月14日(土)@西葛西〜

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シャークジャーナリスト、沼口麻子さんより、サメ好きが見逃せないイベントのお知らせをゲットしました〜!

イベントのメインデザイン

イベントのメインデザイン

2019年12月14日(土)開催!
「サメ好き集まれ!サメサメ会議2019」

例年この時期、サメのイベントを企画されている、シャークジャーナリスト・沼口さん。
今年は、「サメ好き集まれ!サメサメ会議2019」と題し、「サメと彼らを取り巻く環境と。」をテーマに盛り上げます。

2018年の集合写真!にぎやかですね〜〜〜!!

2018年の集合写真!にぎやかですね〜〜〜!!

国立極地研究所准教授・渡辺佑基さんによる基調公演が行われます。
(『進化の法則は北極のサメが知っていた』(河出書房新社)を書かれた方です!♡)

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渡辺佑基さん
1978年岐阜県生まれ。国立極地研究所准教授。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。野生動物に小型の記録計を取り付けるバイオロギングという手法を使って魚類、海鳥、海生哺乳類の生態を調べている。2007年東京大学総長賞、2011年山崎賞、2015年若手科学者賞。2014年『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』(河出書房新社)で毎日出版文化賞。近著に『進化の法則は北極のサメが知っていた』(河出書房新社)。

 

公演タイトルは、「最新の科学が明らかにするホホジロザメ、メガマウスザメ、ヨシキリザメの生態」。
え、なにそれ気になる!!

その他、クリエーターさんのサメ作品展示や学生さんのサメ標本展示、サメアーティスト対談、キッズのサメ自由研究発表などなど、盛りだくさんの内容です。
そして、サメのお料理教室やサメの餌付け体験も開催予定なんだとか!

サメ大好きな人から、ちょこっと気になっているまで、幅広い方が楽しめる内容となっているそうです。

去年のサメキッズの発表会の動画も教えていただきました。

キッズから大人まで、幅広い人が楽しめそうですね。

内容の詳細は、こちらをご覧ください〜!

▶︎「サメ好き集まれ!サメサメ会議2019」イベント案内
▶︎「サメ好き集まれ!サメサメ会議2019」のお申し込みはこちら

シャークジャーナリスト
沼口さんよりメッセージ

沼口麻子

現在、早割チケット(11月30日まで)予約中です!
こくちーずより、お申込みください。
サメ好きキッズのご参加も大歓迎!

予約してくれた方にはオリジナルステッカーもプレゼントしますよ。

「サメ好き集まれ!サメサメ会議2019」の終了後には、二次会も開催します。
(12月14日(土)16時〜18時(受付15:45〜)@Azzurro(アズーロ)520 西葛西店)
サメグッズが当たるジャンケン大会もあるので、お楽しみに♪

\二次会の情報はこちら/
▶︎二次会「サメグッズ大交換会2019」

よろシャーク!

さらにお知らせ!
沼口さんラジオ出演情報

「サメ好き集まれ!サメサメ会議2019」を主催される沼口さんが、ラジオ出演されます!
来る、2019年11月24日(日)に放送される、TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」のゲストコーナーに出演。

5年半ぶり、2度目のご登場だそうです〜!
どんなトークが繰り広げられるのか、楽しみですね。

▶︎TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」

なんとサメ度の高い記事だこと・・・!(笑)
みなさん、一年の締めくくりにサメまみれになってみるのは、いかがでしょうか!?

「サメ好き集まれ!サメサメ会議2019」
イベント案内

■概要
日時:12月14日(土)11時00分受付開場、15時30分終了
場所:東京コミュニケーションアート専門学校ECO 新校舎6階
(〒134-0088 東京都江戸川区西葛西6丁目29−9)
※最寄り駅は、西葛西駅

お支払い方法:当日支払い
対象:サメに関心のある方でしたらどなたでも
持ち物:マイボトルや紙パックの飲み物
※本イベントではペットボトルの持込みを禁止します。マイボトルや水筒をご持参ください。

■料金
早割チケット:おとな2000円、学生1000円、小学生無料 
通常チケット:おとな3000円、学生2000円、小学生1000円
※早割チケット:11月30日までにこくちーずでお申込み頂いた方対象
※通常チケット:12月以降にこくちーずでお申込み頂いた方対象
※当日チケットも発売しますが、参加記念品ステッカーはなくなり次第終了となります。

■オプション
要予約オプション;9時50分集合、10時〜11時まで料理人によるサメの料理教室開催(ひとり1000円)、先着20名
要予約オプション;マイボトル購入可(200円)※希望者のみ

▶︎「サメ好き集まれ!サメサメ会議2019」イベント案内
▶︎「サメ好き集まれ!サメサメ会議2019」のお申し込みはこちら
▶︎二次会「サメグッズ大交換会2019」

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【サイパン随一の憧れポイント】グロットでBAEなポージングにTRYしてみた!

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サイパンの海!魅力はなんといっても
驚きの透視度とマリアナブルー

編集部の伏見です。

北マリアナ諸島・サイパン。
飛行機で3時間ちょっとのフライトでアクセスできる、常夏の楽園です。

しかも、サイパンと日本の時差は、わずか1時間!
海外ダイビングでありがちな移動や時差でヘトヘト……なんて心配も無用です。

サイパンの海は、何と言っても、クリアに澄み渡る“青”が特徴。
青いインクを垂らしたような独特なその色は、マリアナブルーと称されます。

この海の色、そして、透視度の良さを求めて、サイパンを訪れるダイバーも少なくありません。

「サイパンでマリアナブルーにたっぷり浸りたい……」

と思ったら、オススメなのが「グロット」! 波の浸食で作られた洞窟内に神秘的な光が差し込む、サイパン随一の絶景ダイビングポイントです。

もちろん、取材班も癒しを求めて潜ってきました!
そして、新たな楽しみ方も見つけたので、ぜひ皆さんもTRYしてみて下さいね。

絶対に潜るべき人気No.1のグロット
三角穴でベストショットを狙え!

晴天の取材日。

今回、取材に協力してもらったのは、「S2CLUBサイパン店」の中丸健太郎さん。

(左)中丸さん、(真ん中)営業部すいか、(右)私

(左)中丸さん、(真ん中)営業部すいかちゃん、(右)私

器材を背負って、名物となっている116段の階段を降り、ダイナミックな岩盤の上へ。

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この高さ2mもあるエントリー口から、ジャイアントストライドでエントリーすると……

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輝くマリアナブルー!

桁違いの青さ!!

桁違いの青さ!!

なんて幻想的な光景でしょう。

th_HIROYUKI TOMURA - TOM10193

洞窟を進むと三角の青い光が見えてきます。

この三角穴が外海につながる穴です。
まるで、外海への光の扉のよう!

見とれながら進むと、あっという間にメインのポイントに到着しました。

 洞窟のなかをくぐると光が……

洞窟のなかをくぐると光が……

暗い洞窟と差し込む光のコントラストが、深いブルーを引き立てます。

“光を仰ぐ、すいかちゃん”

は〜〜〜、美しい〜〜〜!
三角穴に浮かび上がるシルエットが幻想的です。

すいかちゃんは、オーシャナの営業部でありながら、カメラ片手に国内外の取材にバンバンで出かけていて、編集部の私よりも取材慣れしているんです。

そんな、すいかちゃんが、さらにポーズを取り始めました。

“わーい!”

わーい!

“水中でヨガポーズ!?”

水中でヨガポーズ!?

体の柔軟さを活かしたポージング!
(クラシックバレエを習っていたそうです)

そして、すいかちゃんの導きのままに、次なるポーズを一緒に。

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ハート♡

“グロットでこのポーズをした男女は結ばれる”というジンクスさえ生まれてしまいそうです。

ポージングって、こんなに気持ちいのか!
絵画のような風景の中に、自分がフレームインする快感ときたら……、こんな楽しみ方、今まで知らなかった!!

そこに、ガイドの中丸さんも参戦。
さて、グロットを知り尽くした現地ガイドは、どんなポージングを見せてくれるんでしょう。

“!?”

!?

テーマは「現地ガイドの底力」とのこと。
……。

絶妙なポーズだ。
ある意味、グロットがより神秘的に見えてくる……(笑)

私も何か、独創的なポーズをやってみたい!

グロットの三角の背景と青のコントラスト……頭をフル回転させました。

こ、これだ!

“分かります……?”

分かります……?

はい、かの有名な道路標識です。
こんなに美しいグロットで何をやっているんだ……というのはさておき、すごく気持ちいい!

さてさて、思い描いたポーズをとるには、中性浮力のスキルが必要です。
一定の水深に止まり、意図したポーズを決めるためにも、ダイビングスキルを磨いておきましょう〜〜!

グロットのシンボル、三角穴をたっぷり満喫した私たち。
次は、三角穴を通り抜けて、外洋へ!

三角穴を通り抜け
ダイナミックな外洋へ

三角穴を通り抜けた瞬間、ガラリと景色が変わります。

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豪快なドロップオフ!
そこに打ち付ける波!!
ミナミイスズミの群れ!!!

グロットが見せる静と動の顔。
癒しと躍動。

これが、グロットのダイビングが人気の理由なのだろう、と身をもって体感しました。

充実感に満たされて帰路につきます。
辛いと表現されることの多い116段の階段も、辛く感じませんでした!
(後日、筋肉痛にはなりましたが・・・泣)

写真撮影をもっと楽しく!
ポージングで遊んでみよう

ダイビング中の写真撮影といえば、両手を広げたり、ピースサインをしたり・・・ありきたりなポーズに落ち着きがち。
でも、せっかく美しい場所に行ったなら、いつもの単調な記念撮影ポーズではなく、アーティスティックにポーズを決めてみましょう。

新しい世界が待っているはずです!

皆さんも、サイパンのグロットで青い風景とシルエットを活かした素敵なポージング写真を撮ってみてはいかがでしょうか〜?

■写真提供:戸村裕行

supported by S2CLUBサイパン店

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プール付きの広々とした施設にガイドはベテラン日本人と、初めてサイパンに来た方でも安心して利用できる。プールではスキル講習も可能。まったくの初心者から、ブランクダイバー、そしてベテランダイバーまで幅広く対応してもらえるダイビングサービスだ。

南国ムードいっぱいの可愛い内装

南国ムードいっぱいの可愛い内装

Address:P.O.BOX504492 SAIPAN C.N.M.I MP96950
TEL:1670-322-5079
URLhttps://www.s2club.net/saipan/index.html

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NMDOA(北マリアナ諸島ダイビング事業者協会)
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■WEB MAGAZINE
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0.【取材レポート】ここがすごかった! サイパン・テニアン・ロタの魅力10
1.アジ玉だけじゃない! 見どころが満載すぎる 、「ラウラウビーチ」の5つの魅力
2.神秘的な世界! マリアナブルーと光のコラボ ~サイパン人気№1ダイビングポイント「グロット」~
3.辛すぎる!? 階段ブルーとグロ筋のコラボ ~サイパン「グロット」を快適に潜るためのポイント~
4.体験ダイビングでいきなりサイパン全開! ~ビギナーにオススメのポイント「オレアイ」~
5.イチオシはマニャガハ島! アフターダイブにオススメのスポット&楽しみ方10 @サイパン
6.こんなドロップオフ見たことない! 〜テニアンの2大ポイント「テニアン・グロット」と「フレミング」〜
7.徹底! サイパン発テニアン・ダイビング ~行き方とスケジュール編&マリアナブルーマジック~
8.【ダイビング検証】ロタの海が世界一の透明度って本当?  ~メジャーで測ってみた結果~
9.サイパンの人気ホテルグループの価格&目的別ホテル3選
10.インスタ映えするロタ島のフォトジェニックシーン ~うみカメラマンむらいさちが撮影のコツを伝授!~
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水中メッシュゴミ袋「オーシャンバッグ」“ほぼ”できました!〜ファンダイビング中に手軽にゴミが拾えるアイテムを〜

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こんにちは!
オーシャナ編集長の山本です。

突如はじまった、水中メッシュゴミ袋プロジェクト。
うみカメラマンのむらいさちさんとともに、着々と準備を進めています。

ほぼ完成品ができたよ〜♪

ほぼ完成品ができたよ〜♪

▶︎ダイビング中、手軽にゴミが拾える「水中メッシュゴミ袋」を作りたい!〜うみカメラマン・むらいさちの挑戦〜

先日の記事公開時には、みなさん、多くの反応ありがとうございました(TT)/

いよいよ、完成品に近いサンプルもお目見えし、現実感が増してきました。

商品について、“ほぼ”決定というところまできたので、ご紹介します!

名前は「オーシャンバッグ」に決定!

これまで、水中メッシュゴミ袋と呼んできましたが、ついに命名しました。

「OCEAN BAG(オーシャンバッグ)」

海に行く時に思い出しやすい名前がいいなと、覚えやすく、ポジティブなイメージのものをと頭を絞りました。
ぜひ、ダイビングに行く時は、「オーシャンバッグ持った?」を合言葉に……!!

「オーシャンバッグ」の“ほぼ”完成品
お見せしちゃいます!

オーシャンバッグのコンセプトは、これ↓

水中メッシュゴミ袋のコンセプト
1、水中でも、海岸でも、すぐにゴミが拾える
2、軽量・コンパクトで持ち運びしやすい
3、ダイバーの通常装備に

 

手軽に使える「オーシャンバッグ」という水中メッシュゴミ袋ができることで、多くのダイバーが、ファンダイブ中にもゴミを拾いやすい環境を作りたい。
目指すのは、「アイテムから行動を変える」こと。

もちろん、使いやすくなきゃ定着しない。
なので、今回は、徹底的に「自分たちが欲しいものを具現化する」ことにこだわります!

さて、みなさん、覚えていますか?
私の落書きから起こされた第一弾サンプル。

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漠然としたイメージが具現化されたことの感動に酔いしれていましたが、ここは海で試してみないと……ということで、実際にむらいさちさんに海で使ってみてもらいました!

結果……

使いやすいよ〜〜〜〜(^^)/

という声とともに、オーシャンバッグについて語り出す、むらいさちさん。(笑)

BCにフックで留めて使ったんだけど、畳んだ状態が小さいから、ダイビング中びっくりするほど気にならなかったよー!
岩の間とかに、古い缶が転がっていたり、ダイビング器材の一部(破片?)みたいなものがあったり。

まさに、“こんなものを拾いたい”と思っていたものを拾うことができて、本当によかった!!」(むらいさち)

使い心地について、もっと聞いてみると……

「実は、巾着の強度と水中での取り回しを心配してたんだけど、使いやすさにびっくりしたっていうのが、正直なところ。

袋の開口部をマジックテープ式にするか迷ったけど、巾着にしてよかった!これはもう、作ってくれているデザインワークスさんのアドバイスのおかげだね。

ぱっと拾って、ぱっと締める。
直感的に使えるから、手間にはまったく感じなかったよ
!」(むらいさち)

とはいえ、実際に使ってみて、改善点も出てきました。
そして、送られてきた画像がコチラ↓

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「袋を絞る紐を逆にしよう!
BCに装着して袋を開けるとき、体から離すようにコードストッパーを引いた方が、よりやりやすくなると思う」(むらいさち)

ということで、紐の位置を変更。
さらに、カラビナも大きめフックに変更することにしました!

「オーシャンバッグ」ほぼ完成〜〜〜!

あれから、色を選んだり、デザインを考えたり……。
発注書を交わすという、小難しい大人の仕事も無事に終え、ついに来ましたサンプル第二弾!

見て。

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見て、見て!!

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BCのDカンにもつけやすい大きめフック

BCのDカンにもつけやすい大きめフック

フックと逆方向に紐の絞り口を

フックと逆方向に紐の絞り口を

広げるとこんな感じです。

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想像以上のしっかりした作りに、驚きと感動……!

やっぱり、海ですからね。
ブルーとボーダー。
そして、隠しイカリマーク!(……隠れてない!?)

もちろん、むらいさちさんの写真をカラーでプリント!なんていうアイデアもあったのですが、今回は、コスト面を優先。
今後の展開で、デザイン面もレベルアップしていけるといいなぁ♡

「オーシャンバッグ」の価格は・・・

価格も決めました。

1,500円(税別)

利益を出すことより、広がることに重きを置きたいと真剣に考えました。
自分で言うのも何なんですが、利益率は低めです←

気軽に水中でゴミが拾えるオーシャンバッグが広まることで、今まで興味がなかったダイバーにも、興味をもってもらえるといいなと思っています。

と、今日はここまで。
今、購入方法について、最終的なツメ段階です。
近日中に発表します。

ご興味あるダイビングショップの方やダイビング事業者の方がいらっしゃいましたら、メール(オーシャナ編集部)やSNS等でご連絡いただければ幸いです!
一緒に盛り上げましょう〜〜!!

▶︎ダイビング中、手軽にゴミが拾える「水中メッシュゴミ袋」を作りたい!〜うみカメラマン・むらいさちの挑戦〜

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パプアニューギニアでは、この“ワイド”写真を狙え!中村卓哉が選ぶ写真映えするダイビングポイントBEST5


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秘境、パプアニューギニア。
その海中世界は、私たちダイバーにワイド・マクロともに、圧倒的な自然の力を見せつけてくれます。

今回は、パプアニューギニアに通うこ20回以上、『パプアニューギニア〜海の起源をめぐる旅〜』という書籍も発行されている、水中写真家の中村卓哉さんに“写真映え”するダイビングポイントBEST5を選んでいただきました

今回は、「ワイド編」をお送りします。
水中写真撮影を楽しまれているカメラ派の皆さん、ぜひ、今回ご紹介するダイビングポイントを巡ってみて下さいね。

中村卓哉さんが、パプアニューギニアで撮影された渾身の作品を、その魅力について語られたコメントとともにご紹介します。
(水中写真撮影に関するアドバイスもありますよ〜!)
また、各エリアについての情報も合わせてご紹介しますので、旅の参考にどうぞ。

1位は、写真集の表紙にも使われた写真を撮影された“あの”ダイビングポイントでした!!
では、さっそく5位からご紹介していきます。

5位「プラネットロック」マダン

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中村卓哉さんのコメント

マダンの海といえば、ギンガメアジやバラクーダの群れのイメージが強いが、実はサンゴのスケールも世界トップクラス
特に、外洋に面した「プラネットロック」は、ハンマーなどの大物を狙うビッグポイントだが、実はエントリーポイントの根のトップに群生するテーブルサンゴの大きさは見事だ。

プランクトンが豊富で、透明度がなかなか高くならないため、モヤッとしている時もあるのだが、水が抜けて光が射し込むと雰囲気が一変し、竜宮城のような世界に様変わりする。
他のマダンのダイビングポイントとは別方向にあるため、海況が安定しないと行くことができないが、もし行くことができたら、毎回2本続けてリクエストするくらいのお気に入りポイントだ。

【ダイビングエリア紹介:マダン】

セピック川からビスマルク海に流れ込む、豊かな栄養分を湛えたマダンの海は、生命の“密度”が濃い海だ。多種のサンゴや根魚が、ひしめき合うように生息している。
群れをなすギンガメアジやバラクーダなどは、数も多いうえに、サイズもひとまわり大きい。潮の速さは、時期によってことなるが、穏やかな流れの中でも、ダイナミックな群れの動きを目にすることができる。
フーデッドカーペットシャークやピグミーシーホースなどとの出会いにも期待したい。

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▶︎エリア:北西エリア
▶︎シーズンの目安:5〜11月(乾季)
▶︎ダイブリゾート:Madang Resort(マダンリゾート)(ダイビングサービスは、リゾート内のニューギニダイブアドベンチャーズ
▶︎アクセス:ポートモレスビー空港から、ニューギニア航空の国内線(約1時間)に乗り継ぎマダン空港へ

4位「ディープピート」ケビエン

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中村卓哉さんのコメント

第二次世界大戦時に沈められた、水深40mに沈む飛行機を潜るディープポイント
おそらくポイントの説明を聞いただけで、薄暗いレックダイビングを想像してしまうと思うが、飛行機が沈んでいる海底は真っ白い砂地だ。そのため、とても40mとは思えないほど明るい。

ヨスジフエダイが群れる光景は、まるで雲の上のようでもあり、夢の世界を見ているような錯覚をしてしまうほど!
明るいとは言え、水深は深く滞在できるのも数分だ。
夢中になりすぎないように、残圧と無減圧時間に十分注意しよう。

【ダイビングエリア紹介:ケビエン】

ニューアイルランド島の北側の先端、南緯2〜3度という赤道にほど近い場所に位置するケビエンには、燦々とした強い日差しが降り注ぐ。その太陽光の恵みを受けて力強く成長したサンゴには、数多くの魚たちが住み着いている。
潮通しがいいため、ギンガメアジやバラクーダの群れも見ごたえあり。時に、グレーリーフシャークやシルバーチップシャークが、横切ることもある。
第二次世界大戦時に沈められた、飛行機やフロート機、機関砲などが見られるポイントもあり、レックダイビングも楽しめる。

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▶︎エリア:北西エリア
▶︎シーズンの目安:6〜10月(乾季)
▶︎ダイブリゾート:LISSENUNG ISLAND RESORT
▶︎アクセス:ポートモレスビー空港から、ニューギニア航空の国内線(約2時間)に乗り継ぎケビエン空港へ

3位「マラウェイ」トゥフィ

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中村卓哉さんのコメント

パプアニューギニアの中でも、魚の密度はトゥフィが一番多いのではないだろうか。

主に、外洋のシーマウントをぐるりと回るポイントが多く、潮がかかる場所にはスズメダイ、ウメイロやグルクンが視界を遮るほど群れている。
中でも、レッドピンジャロスナッパーの群れの密度は、ここトゥフィが別格で多い。
巨大な赤い群れの塊は「赤玉」と呼ばれるほどだ。

しかし、肉眼では体色は黒っぽく見え、うまくストロボの光を回さなければ、このように赤くは映らない。
また、魚へゆっくりアプローチしないと川のように群れが流れ、深場に逃げてしまうが、一方で、離れた場所から撮ると色が出ず真っ黒に……。

まさに、撮影の技術とダイビングの技術が試される被写体なのである。
腕に自信のある方は、ぜひトゥフィの赤玉を狙って欲しい

【ダイビングエリア紹介:トゥフィ】

世界的にも珍しい、“熱帯フィヨルド(火山活動によってできた地形)”に抱かれた神秘的な海では、パプアニューギニア随一の魚影の濃さを堪能しよう。中でも、通称「赤玉」と呼ばれるレッドピンジャロスナッパーの群れは、トゥフィの名物となっている。
潮の流れがやや早く、ハンマーヘッドシャークやグレーリーフシャークも姿を現わす。一方で、名前さえもついていない、ベニハゼやニシキフウライウオなどのレア生物も要チェックだ。

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▶︎エリア:南東エリア
▶︎シーズンの目安:11〜4月(雨季)
▶︎ダイブリゾート:TUFI RESORT
▶︎アクセス:ポートモレスビー空港から、小型飛行機(約1時間30分)に乗り継ぎトゥフィ空港へ

2位「キンベボミー」キンベ

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中村卓哉さんのコメント

“簡単に行くことができない場所”であるということがロマンをかき立て、いつしか憧れの地となることがある。
秘境と呼ばれるパプアニューギニアの中でも、キンベにあるキンベボミーというポイントは、まさにそんな場所だ。

キンベ湾のリーフや隠れ根には、比較的穏やかで水深も浅いポイントが多い。
しかし、ここキンベボミーは湾の出口に近い、港から離れた場所にあるため、海況が安定しないと向かうことができない
さらに、根のトップが27mと深く、潮流も比較的早いためダイビングのスキルも求められる。
これらの条件を加味すると、ひと月に数回行けるかどうかというレベルだ。

しかし、このダイビングポイント・キンベボミーの魅力は、パプアニューギニアの海の魅力をギュッと一つの根に凝縮したような場所だということ。
太古の海を彷彿とさせる、ムチヤギやソフトコーラル、ウミカラマツなどが生い茂る海底と、そこに群れるバラクーダの巨大な群れのコントラストは、実にフォトジェニック。
こんな光景は、なかなか他の海では見ることができないのではないだろうか。
ちなみに、キンベ島周辺は、私も憧れる水中写真の巨匠・デビッドデュブレもお気に入りだという。

【ダイビングエリア紹介:キンベ】

ニューブリテン島の北側に位置するキンベから、ビスマルク海のステティン湾に点在しているダイビングポイントへ潜る。この海域には、約530種ものサンゴ、約860種もの魚類が見られると言われている。
バラクーダとツバメウオが交錯し群れをなしたり、メジロザメの仲間が横切ったりと海中でのドラマは尽きない。
また、大きなウミウチワの群生、垂れ下がるカイメンの仲間、鮮やかに揺れるヤギなど、個性的な造形美を誇る海中景観に出会えることだろう。

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▶︎エリア:北西エリア
▶︎シーズンの目安:5〜11月(乾季)
▶︎ダイブリゾート:Walindi Plantation Resort(ワリンディプランテーションリゾート)
▶︎アクセス:ポートモレスビー空港から、ニューギニア航空の国内線(約1時間)に乗り継ぎホスキンス空港へ

1位「ディコンズリーフ」アロタウ

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中村卓哉さんのコメント

アロタウのタワリリゾートからも比較的近くにあるポイントなのだが、パプアニューギニアの中で最も写真映えするポイントが、このディコンズリーフだと思う。
私のパプアニューギニアの写真集『パプアニューギニア 海の起源をめぐる旅』のカバーに使われた作品も、ここで撮られたものだ。

まるで、額縁のように生え物で彩られた不思議な横穴の向こうに、パープルビューティーが乱舞するーー、パプアニューギニアの魅力を1枚の絵のように切り撮れる素敵な場所だ。

さらに、沿岸から迫り出した樹木の隙間から射し込む光のシャワーがとても神秘的でフォトジェニック。
カクレクマノミやパープルビューティー、ロウニンアジ、ウメイロなどを木漏れ日のシャワーと絡めて撮影すれば、間違いなくここでしか撮れないマジカルな写真となる。

写真の撮れ高も、そのクオリティーもパプアニューギニアでトップと言って異論はないのではないだろうか。

【ダイビングエリア紹介:アロタウ】

ソロモン海とコーラルシーに面したアロタウは、多種多様な生物が息づく色彩の宝庫だ。深く切り込んだ地形のミルン湾には、複雑な潮流が入り込む。
やわらかく輝くパープルビューティやウメイロを彩るように、数々の底生生物が華を添える光景は、楽園を思わせる。
ピグミーシーホースやウミウシの仲間、イロカエルアンコウなどのマクロ生物の豊富だ。

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▶︎南東エリア
▶︎シーズンの目安:11〜4月(雨季)
▶︎ダイブリゾート:Tawali Leisure and Dive Resort
▶︎アクセス:ポートモレスビー空港から、ニューギニア航空の国内線(約1時間)に乗り継ぎアロタウ空港へ

なんという迫力……。

多種の生物が息づき、躍動し、共存する。
そんな、パプアニューギニアの海の息吹を感じる作品が並びました!

広がり、奥行き、厚み、そして、光。
これぞ、ワイド写真の醍醐味ではないでしょうか。

一口にワイド写真と言っても、これだけのバリエーションが見られる海は、そうそうないのでは!?

次回は、うって変わって、「生物編」をお届け予定です!
さて、どんな生物がランクインするのでしょうか!?

最後に、パプアニューギニアの旅情報を少しご紹介します。
ぜひ、旅の計画のご参考に!

パプアニューギニア
旅のポイント

パプアニューギニアのエリア情報

パプアニューギニアのダイビングエリアは、大きく「北西エリア」「南東エリア」の2つに分けられます。

1、北西エリア:マダン、キンベ、ケビエン、ラバウル
・パプアニューギニアが、乾季を迎える5〜11月がオンシーズンの目安となる。
・水温は、緯度によって異なるが、26〜28度程度だ。

2、南東エリア:ポートモレスビー、トゥフィ、アロタウ
・パプアニューギニアが、雨季を迎える10〜5月がオンシーズンの目安となる。
・水温は、28度前後だ。

パプアニューギニアは、北西エリアと南東エリアで気候が異なるため、乾季は北西エリア、雨季は南東エリアが、それぞれシーズンを迎えます。
そのため、エリアを選べば、一年を通してダイビングを楽しむことができます。

パプアニューギニアのアクセス情報

成田空港から、パプアニューギニアのポートモレスビー・ジャクソン国際空港までは、ニューギニア航空の直行便で約6時間30分。

○往路:21:15(成田)→翌5:05(ポートモレスビー)
○復路:14:20(成田)→20:05(ポートモレスビー)

往路・復路ともに、毎週土曜日に運行されています。
※2019年12月7日(土)、14日(土)、21日(土)は冬季運休予定

首都ポートモレスビーからダイビングエリアがあるそれぞれの都市には、ポートモレスビー以外、国内線でアクセスすることになります。

パプアニューギニアのリゾート事情

各ダイビングエリアにあるダイブリゾートを旅の拠点として利用しましょう。

マダンのMadang Resort(マダンリゾート)とキンベのWalindi Plantation Resort(ワリンディプランテーションリゾート)、アロタウのTawali Leisure and Dive Resortには、日本人の現地ガイドが常駐しているので、英語に不安がある方でも安心です。

プロフィール
水中写真家・中村卓哉

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1975年東京都生まれ。
10才の時に沖縄のケラマ諸島でダイビングと出会い海中世界の虜となる。

師匠は父親である水中写真家の中村征夫。
活動の場を広げるため2001年に沖縄に移住。その頃から辺野古の海に通いながら撮影を始める(現在は拠点を東京に置く)。

一般誌を中心に連載の執筆やカメラメーカーのアドバイザーなどの活動もおこなう。
最近ではテレビやラジオ、イベントへの出演を通じて、沖縄の海をはじめとする環境問題について言及する機会も多い。
2014年10月にパプアニューギニア・ダイビングアンバサダーに就任。

■著書:『わすれたくない海のこと 辺野古・大浦湾の山 川 海』(偕成社)、『海の辞典』(雷鳥社)『パプアニューギニア〜海の起源をめぐる旅〜』(雷鳥社)など。

■Sponsored by ニューギニア航空

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25都市に就航している、パプアニューギニアの国営航空会社。機内食の味付けが日本人好みと評判です。
パプアニューギニアへのアクセスは、首都ポートモレスビーと成田空港間の直行便が便利。また、パプアニューギニア国内でも16路線運行しているため、ダイブトリップの貴重な相棒となってくれるはず!

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\中村卓哉さんの写真で綴る、圧巻のWEBマガジン/
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<サクラダンゴウオ速報>鳥取県・田後で秋冬シーズン開幕!2020年「ヤマサキ春のダンゴ祭り」も始まるよ~

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鳥取県の田後(たじり)で、夏場は姿を消していた“かわいいあの子”が出ましたよ~!

2019年秋冬シーズンの第一サクラダンゴウオ、発見!!

早速、田後と言えばこの方、ブルーライン田後のオーナー・山崎英治さんにお話を伺いました。

田後といえばダンゴウオ
祭りに向けて絶好調の兆し

ーー山崎さん、2019年秋冬シーズンの第一サクラダンゴウオ発見、おめでとうございます。どんなかわい子ちゃんでしたか!?

山崎

ありがとうございます!
「ゴイシワラ」の水深12mあたりで、茶色っぽい子を見つけました。1㎝ちょっとの個体です。
「また出てきたかぁ、今シーズンもよろしく!」って感じですね(笑)

2019年11月24日に発見された第一ダンゴウオ(撮影/ブルーライン田後 山崎英治さん)

2019年11月24日に発見された第一ダンゴウオ(撮影/ブルーライン田後 山崎英治さん)

サクラダンゴウオとは?
2017年6月に発表された新種。国内では主に本州の日本海側に生息しており、太平洋側に生息する「ダンゴウオ」とは別種となる。


ーー田後では夏~秋の水温の高い時期以外は、ダンゴウオを見ることができると言われています。なぜ夏はいなくなっちゃうんですかね?

山崎

ダンゴウオは低水温を好むので、水温が高い夏の時期は穴の中に隠れているんじゃないかなと思います。

深場にいるのではという人もいますが、僕は違うと思っていて。というのも、田後のダンゴウオが見られるポイントから沖に出るには、何もない砂地を泳いでいかなきゃいけないんです。ダンゴウオには恐らく難しいですよね。

だから、じっと穴の奥に潜んで、冬眠ならぬ“夏眠”をしているんじゃないかなぁって気がします。


田後のサクラダンゴウオのシーズナリティ
<春(3~5月)>
幼魚のシーズン。いわゆる“天使の輪”を持つ2~3㎜くらいのベビーたちが大量発生。幼魚たちは3~4月ですくすく成長し、5月のゴールデンウイーク明けくらいには成魚に成長。

<夏(6~8月)>
6月末くらいまでは成魚が見られるものの、その後姿が見えなくなる。
(岩の穴の奥などに潜んでいる!?)

<秋(9~11月)>
早ければ10月末、通常なら11月くらいから再び成魚が姿を現し始める。
(★今回発見されたダンゴちゃんはこれ!)

<冬(12~2月)>
1~2月は繁殖の時期に入り、再び姿が見られなくなる。
(おそらくメスが産んだ卵をオスが守るため、多くが穴の中に潜んでいる?)

そして、2月末ごろからまた幼魚がちらほら……

2019年5月に田後で撮影された天使の輪がある幼魚(撮影/むらいさち)

2019年5月に田後で撮影された天使の輪がある幼魚(撮影/むらいさち)


ダンゴ on ダンゴ。運が良ければこんな奇跡的なシーンに会えるかも!?(撮影/ブルーライン田後 山崎英治さん)

ダンゴ on ダンゴ。運が良ければこんな奇跡的なシーンに出会えるかも!?(撮影/ブルーライン田後 山崎英治さん)



ーー田後がダンゴウオの聖地と呼ばれる所以は、やはり“ジオパーク”という地形の影響が大きいんですよね。山崎さんが1ダイブで見た、今までの最高記録は何個体ですか?
▶鳥取・田後(たじり)の海でダンゴウオがいっぱい見られる理由とは?

山崎

それこそ3~4月のベビーラッシュ時は、どこもかしこもダンゴウオだらけになりますよ! 以前、がんばって100匹まで数えたことがありますが、そこで力尽きてやめちゃいました(笑)

この海藻の表に14匹、裏に1匹、合計15匹のダンゴウオがいる(撮影/ブルーライン田後 山崎英治さん)

この海藻の表に14匹、裏に1匹、合計15匹のダンゴウオがいる(撮影/ブルーライン田後 山崎英治さん)


ーー探し方のコツとかはあるんでしょうか?

山崎

田後では-8~17メートルの水深で多く見られます。クロメという海藻にくっついていることが多く、一度目が慣れれば比較的探しやすいと思います。

ダンゴウオたちはあまり泳いだり移動したりしないので、一度見つけたらだいたいそこにいるかな。

岩の上に生えている海藻があったらぜひ探してみよう(YouTube「うみさちTV」より)

岩の上に生えている海藻があったらぜひ探してみよう(YouTube「うみさちTV」より)

山崎

あと、田後の成魚は赤い色の個体が一番多くて、次に緑色、その次はPG(ピンクゴツゴツ)、GG(グリーンゴツゴツ)が多いですね。
白っぽい色の個体が激レアです!

海藻の色など、住んでいる環境によって色が変化すると考えられていて、今回見つけた茶色や、ほかには紫色の個体も見られます。田後ならではの色のサクラダンゴウオを楽しんでもらいたいですね。

激レアカラーの白い個体。まるで砂糖をまぶしたトリュフチョコ…(撮影/ブルーライン田後 山崎英治さん)

激レアカラーの白い個体。まるで砂糖をまぶしたトリュフチョコ…(撮影/ブルーライン田後 山崎英治さん)



ーー写真に収めたい!というダイバーも多いと思うんですけど、初心者でもいけます?

山崎

成魚は20~30mmほど、幼魚だと2~3㎜くらいの大きさですから、誰でも簡単に!とは言えませんが……
幼魚サイズでもコンデジで撮影できますから、ぜひチャレンジしてほしいですね。

こっちを向かせようとしたり、こっちを向くのを待つのではなく、自分の方から動いて正面にいくといいと思います。
また、性格みたいなものがあって、ライトを照らすと嫌がる個体もいるので、その辺は配慮してあげてほしいです。

サクラダンゴウオを撮影中のむらいさちカメラマン(YouTube「うみさちTV」より)

サクラダンゴウオを撮影中のむらいさちカメラマン(YouTube「うみさちTV」より)


ーー今シーズンも「ヤマサキ春のダンゴ祭り」、無事に開催できそうですね!

山崎

2019〜2020年シーズンは本日無事、開幕宣言しました(笑)
冬は日本海側は海が荒れるので、潜れるチャンスは少ないですが、3月の幼魚が出てくるあたりから本格的なダンゴ祭りです。

田後でサクラダンゴウオを見た人、先着100名に白いお皿をプレゼントしますよ~!
※お一人様につき、1シーズン1回限り

ーーお皿って、まさに山●製パンのパン祭りじゃないですか!!(爆笑) 
ダイバーの皆さん、ぜひ田後にサクラダンゴウオを見に行って、お皿もゲットしてください。

山崎さん&サクラダンゴウオも登場☆
「Dive in Japan! 鳥取県田後の海をご紹介♪」

supported by ブルーライン田後

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「地元の海でダイビングショップを開きたい!」との想いから、鳥取出身の山崎さんが日本海に面する田後にオープンした現地ダイビングサービス。ダンゴウオをはじめ、生物のデータもそろっており、多岐にわたるリクエストに応えてくれる。日本海の撮影ガイドも多く引き受け、NHK取材班とはタツノオトシゴの貴重な交接シーンの撮影にも成功。施設、港、ダイビングポイントとコンパクトにまとまっており、ダイバーが過ごしやすい施設も整っているので、一日を快適に過ごすことができるだろう。

〒681-0071鳥取県岩美郡岩美町田後37-1
TEL&FAX 0857-72-8520

\田後の関連記事はこちら/

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パプアニューギニアでは、この“生物”写真を狙え!中村卓哉が選ぶ写真映えするダイビングポイントBEST5

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水中写真家・中村卓哉さんにパプアニューギニアの写真映えするダイビングポイントBEST5を教えていただく、この企画。
前回の「ワイド編」に続き、今回は「生物編」です!

▶︎パプアニューギニアでは、この“ワイド”写真を狙え!中村卓哉が選ぶ写真映えするダイビングポイントBEST5

“生物”、そして、“写真映え”というキーワードでパプアニューギニアを見つめた時、中村卓哉さんは、どんなダイビングポイントをご紹介してくれるのでしょうか?

今回も、中村卓哉さんの作品とコメント、そして、エリア情報をお届けします。

レア度高めの生物たちが、目白押しです!
1位は、WEBマガジン「秘匿のパプアニューギニア〜マダン&キンベ〜」でもご紹介した、“あの”歩く〇〇でした。

さぁ、5位からご紹介していきます!

5位「レストフ」キンベ(セグメンテッドブレニー)

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中村卓哉さんのコメント

まったりマクロ撮影をするなら、レストフ島は最適!

島の周囲の浅瀬には、たくさんのギンポたちがサンゴの上をちょこまかと動き回っている。
中でも、セグメンテッドブレニーのデザインは、他のギンポに比べても色彩が鮮やかで美しい

ただし、とても臆病なので全身を写すのがなかなか大変だ。
他にも、パプアニューギニアのニューブリテン島とソロモンだけにしか生息しないストライプブレニーも多い。
ハマサンゴを覆うイバラカンザシや美しいホヤの上にちょこんと乗っている姿もたまに見かけるので、そんな“胸キュン”な瞬間を激写してほしい。

【ダイビングエリア紹介:キンベ】

ニューブリテン島の北側に位置するキンベから、ビスマルク海のステティン湾に点在しているダイビングポイントへ潜る。この海域には、約530種ものサンゴ、約860種もの魚類が見られると言われている。
バラクーダとツバメウオが交錯し群れをなしたり、メジロザメの仲間が横切ったりと海中でのドラマは尽きない。
また、大きなウミウチワの群生、垂れ下がるカイメンの仲間、鮮やかに揺れるヤギなど、個性的な造形美を誇る海中景観に出会えることだろう。

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▶︎エリア:北西エリア
▶︎シーズンの目安:5〜11月(乾季)
▶︎ダイブリゾート:Walindi Plantation Resort(ワリンディプランテーションリゾート)
▶︎アクセス:ポートモレスビー空港から、ニューギニア航空の国内線(約1時間)に乗り継ぎホスキンス空港へ

4位「ハウスリーフ」トゥフィ(ニシキテグリの産卵)

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中村卓哉さんのコメント

パプアニューギニアのダイブリゾートのハウスリーフは、どのエリアもとても魅力に溢れている。

特にここトゥフィリゾートのハウスリーフでは、ほぼ毎日ナイトダイビングでニシキテグリの産卵シーンを狙うことができる

トゥフィへ行ったら、一度はリクエストしてもらいたい。
他にも、レアなベニハゼの仲間や珍しいハゼなども多く、マクロ派にはたまらないダイビングポイントだ。
ハウスリーフでのセルフダイビングも可能である。

【ダイビングエリア紹介:トゥフィ】

世界的にも珍しい、“熱帯フィヨルド(火山活動によってできた地形)”に抱かれた神秘的な海では、パプアニューギニア随一の魚影の濃さを堪能しよう。中でも、通称「赤玉」と呼ばれるレッドピンジャロスナッパーの群れは、トゥフィの名物となっている。
潮の流れがやや早く、ハンマーヘッドシャークやグレーリーフシャークも姿を現わす。一方で、名前さえもついていない、ベニハゼやニシキフウライウオなどのレア生物も要チェックだ。

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▶︎エリア:南東エリア
▶︎シーズンの目安:11〜4月(雨季)
▶︎ダイブリゾート:TUFI RESORT
▶︎アクセス:ポートモレスビー空港から、小型飛行機(約1時間30分)に乗り継ぎトゥフィ空港へ

3位「ラワディ」アロタウ(クロスジウロコウミウシ)

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中村卓哉さんのコメント

ワイドの写真映えポイント第一位に選んだ、ディコンズリーフのすぐ隣にマクロ生物が豊富な泥地のポイントが存在する。

ここの見どころは、なんと言ってもウミウシ
中でも、ウロコのような突起をひらひらさせて泳ぐ姿から、英名でTiger butterflyという超レア物のクロスジウロコウミウシを見ることができる

実は、このウミウシを見ることができるのは世界で数カ所しかない。
そのため、これを見るためだけにパプアニューギニアのアロタウへ来るダイバーもいる。

ハーフドリフトのような潜り方をすれば、マクロの宝庫・ラワディから、ワイドナンバーワン写真映えポイント・ディコンズリーフを1ダイブで潜ることもできてしまう。

この潜り方をするとワイドもマクロも時間がいくらあっても足りない。
こんな贅沢なダイビングは、なかなか他で味わうことはできない。

【ダイビングエリア紹介:アロタウ】

ソロモン海とコーラルシーに面したアロタウは、多種多様な生物が息づく色彩の宝庫だ。深く切り込んだ地形のミルン湾には、複雑な潮流が入り込む。
やわらかく輝くパープルビューティやウメイロを彩るように、数々の底生生物が華を添える光景は、楽園を思わせる。
ピグミーシーホースやウミウシの仲間、イロカエルアンコウなどのマクロ生物の豊富だ。

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▶︎南東エリア
▶︎シーズンの目安:11〜4月(雨季)
▶︎ダイブリゾート:Tawali Leisure and Dive Resort
▶︎アクセス:ポートモレスビー空港から、ニューギニア航空の国内線(約1時間)に乗り継ぎアロタウ空港へ

2位「ノースエマ」キンベ(ホワイトボンネットアネモネフィッシュ)

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中村卓哉さんのコメント

実は、私の一番好きな魚がクマノミの仲間である。

中でも、パプアニューギニアの固有種であるホワイトボンネットアネモネフィッシュは、頭の模様のバリエーションが豊富で大好きだ。

もとは、オレンジフィンアネモネフィッシュとセジロクマノミの交雑種と言われているが、真相は定かではない。
中でもノースエマにいる個体は、まるでピエロのようなワンポイントの紋様があり、とてもキュートである。

サンゴの美しいワイドのポイントとして人気のノースエマだが、私はこの子を撮るために1ダイブ潜っても満足できる。
……だって、他にいますか?、こんな愛くるしい子。

【ダイビングエリア紹介:キンベ】

ニューブリテン島の北側に位置するキンベから、ビスマルク海のステティン湾に点在しているダイビングポイントへ潜る。この海域には、約530種ものサンゴ、約860種もの魚類が見られると言われている。
バラクーダとツバメウオが交錯し群れをなしたり、メジロザメの仲間が横切ったりと海中でのドラマは尽きない。
また、大きなウミウチワの群生、垂れ下がるカイメンの仲間、鮮やかに揺れるヤギなど、個性的な造形美を誇る海中景観に出会えることだろう。

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▶︎エリア:北西エリア
▶︎シーズンの目安:5〜11月(乾季)
▶︎ダイブリゾート:Walindi Plantation Resort(ワリンディプランテーションリゾート)
▶︎アクセス:ポートモレスビー空港から、ニューギニア航空の国内線(約1時間)に乗り継ぎホスキンス空港へ

1位「クランケットウォール」マダン(フーデッドカーペットシャーク)

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中村卓哉さんのコメント

レア度で言えば、文句なしのナンバーワン。

ニューギニア島の周辺にしか生息しない歩くサメ、エポレットシャークの一種である。
他に、トゥフィとアロタウなどでも昼間のダイビングで確認できるのだが、日中は夜行性のためサンゴの隙間の奥で眠っていることが多く、なかなか見つけることが難しい。

ここマダンでは、今年までマダンリゾートでガイドをしていた“Taka”こと山口高宏くんがナイトダイビングで見られるポイントを開拓し、かなりの高確率でフーデッドカーペットシャークを見ることができる

私も多い時には、1ダイブで10匹以上出合ったこともある。
ここまで多いと今後は産卵シーンなども狙えるのでは(!?)と期待してしまう。

【ダイビングエリア紹介:マダン】

セピック川からビスマルク海に流れ込む、豊かな栄養分を湛えたマダンの海は、生命の“密度”が濃い海だ。多種のサンゴや根魚が、ひしめき合うように生息している。
群れをなすギンガメアジやバラクーダなどは、数も多いうえに、サイズもひとまわり大きい。潮の速さは、時期によってことなるが、穏やかな流れの中でも、ダイナミックな群れの動きを目にすることができる。
フーデッドカーペットシャークやピグミーシーホースなどとの出会いにも期待したい。

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▶︎エリア:北西エリア
▶︎シーズンの目安:5〜11月(乾季)
▶︎ダイブリゾート:Madang Resort(マダンリゾート)(ダイビングサービスは、リゾート内のニューギニダイブアドベンチャーズ
▶︎アクセス:ポートモレスビー空港から、ニューギニア航空の国内線(約1時間)に乗り継ぎマダン空港へ

1位は、フーデットカーペットシャークでした!
パプアニューギニアに行ったことがあるダイバーも納得のランキングだったのでは!?

それにしても、パプアニューギニアの海に息づく生物たちの……なんと可愛らしいことでしょう。
パプアニューギニアの海へ、ぜひ会いに行ってみてくださいね。

▶︎パプアニューギニアでは、この“ワイド”写真を狙え!中村卓哉が選ぶ写真映えするダイビングポイントBEST5

では、ここからは、パプアニューギニアのダイブトリップ情報を少しお届けします!

パプアニューギニア
旅のポイント

パプアニューギニアのエリア情報

パプアニューギニアのダイビングエリアは、大きく「北西エリア」「南東エリア」の2つに分けられます。

1、北西エリア:マダン、キンベ、ケビエン、ラバウル
・パプアニューギニアが、乾季を迎える5〜11月がオンシーズンの目安となる。
・水温は、緯度によって異なるが、26〜28度程度だ。

2、南東エリア:ポートモレスビー、トゥフィ、アロタウ
・パプアニューギニアが、雨季を迎える10〜5月がオンシーズンの目安となる。
・水温は、28度前後だ。

パプアニューギニアは、北西エリアと南東エリアで気候が異なるため、乾季は北西エリア、雨季は南東エリアが、それぞれシーズンを迎えます。
そのため、エリアを選べば、一年を通してダイビングを楽しむことができます。

パプアニューギニアのアクセス情報

成田空港から、パプアニューギニアのポートモレスビー・ジャクソン国際空港までは、ニューギニア航空の直行便で約6時間30分。

○往路:21:15(成田)→翌5:05(ポートモレスビー)
○復路:14:20(成田)→20:05(ポートモレスビー)

往路・復路ともに、毎週土曜日に運行されています。
※2019年12月7日(土)、14日(土)、21日(土)は冬季運休予定

首都ポートモレスビーからダイビングエリアがあるそれぞれの都市には、ポートモレスビー以外、国内線でアクセスすることになります。

パプアニューギニアのリゾート事情

各ダイビングエリアにあるダイブリゾートを旅の拠点として利用しましょう。

マダンのMadang Resort(マダンリゾート)とキンベのWalindi Plantation Resort(ワリンディプランテーションリゾート)、アロタウのTawali Leisure and Dive Resortには、日本人の現地ガイドが常駐しているので、英語に不安がある方でも安心です。

プロフィール
水中写真家・中村卓哉

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1975年東京都生まれ。
10才の時に沖縄のケラマ諸島でダイビングと出会い海中世界の虜となる。

師匠は父親である水中写真家の中村征夫。
活動の場を広げるため2001年に沖縄に移住。その頃から辺野古の海に通いながら撮影を始める(現在は拠点を東京に置く)。

一般誌を中心に連載の執筆やカメラメーカーのアドバイザーなどの活動もおこなう。
最近ではテレビやラジオ、イベントへの出演を通じて、沖縄の海をはじめとする環境問題について言及する機会も多い。
2014年10月にパプアニューギニア・ダイビングアンバサダーに就任。

■著書:『わすれたくない海のこと 辺野古・大浦湾の山 川 海』(偕成社)、『海の辞典』(雷鳥社)『パプアニューギニア〜海の起源をめぐる旅〜』(雷鳥社)など。

■Sponsored by ニューギニア航空

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25都市に就航している、パプアニューギニアの国営航空会社。機内食の味付けが日本人好みと評判です。
パプアニューギニアへのアクセスは、首都ポートモレスビーと成田空港間の直行便が便利。また、パプアニューギニア国内でも16路線運行しているため、ダイブトリップの貴重な相棒となってくれるはず!

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\中村卓哉さんの写真で綴る、圧巻のWEBマガジン/
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▶︎WEBマガジン「秘匿のパプアニューギニア〜マダン&キンベ〜」

▶︎【基本情報】パプアニューギニアの潜り方・旅情報&ダイビングポイントガイド

▶︎パプアニューギニア “濃密の瞬間(とき)”

▶︎ラバウルとキンベのダイビングポイント、ベスト5をチョイス!水中カメラマン・関戸紀倫が感動した水中景観はこれだ

▶︎動画でトライ!パプアニューギニアの肝の座ったチンアナゴに360度囲まれる!?

▶︎自然写真家・関戸紀倫、憧れのパプアニューギニアへ!サンゴが繁る「本来の海」にやっと出会えた

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【ランキング】2019年10月に人気だった海やダイビングのニュース・コラム・おもしろ記事

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こんにちは、オーシャナ編集部です。

東京では雨が続き、気温が上がらない日も多く、めっきり寒くなってきました。(今日も寒いっす…)
「インフルエンザが流行」なんて言葉もちらほら。
みなさん、本格的な冬の到来で体調を崩しませんよう、ご注意くださいね。

さて、今日は2019年10月の人気記事ランキングをご紹介。
拡散&いいね、よろしくお願いします!!(^^♪

海のニュース・記事・コンテンツ 人気ベスト10

第10位:ダイビング中、手軽にゴミが拾える「水中メッシュゴミ袋」を作りたい!〜うみカメラマン・むらいさちの挑戦〜

うみカメラマンのむらいさちさんと水中メッシュゴミ袋を制作すべく、プロジェクト進行中!【水中でも海岸でもすぐにゴミが拾えて、軽量・コンパクト、ダイバーの通常装備に】をコンセプトに、現在開発を進めています。みんな、応援よろしくね!

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第9位:サイパンに来てくれるゲストのために〜現地ダイビングガイドが語った台風26号(2018年)からの復興の軌跡〜

昨年2018年10月25日、北マリアナ諸島における観測史上最強と言われる台風26号「イートゥ(Yutu)」がサイパンを直撃しました。あれから1年、サイパンはどうなっているのか…? 水中カメラマン・戸村裕行さんの現地取材レポートです!

ラウラウビーチに繋がる道路にて、当時の被害を話して下さるトシさん

第8位:【速報】フリソデエビ探してたら、真横に超巨大生物!! 和歌山県・周参見(すさみ)でジンベエザメが出現

10月某日、和歌山県の周参見(すさみ)にジンベエザメが現れた! 撮影に成功したクラブノアすさみの中西さんから、写真をお借りしました。めっちゃすごいな、紀伊半島…

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第7位:スカイマーク、サイパン直行便運行開始!3,800円のキャンペーン運賃を見逃すな

日本とサイパンを結ぶ直行便が、2019年11月ついに復活しましたー!! そこでスカイマークではキャンペーンを実施中。え、片道3800円ってマジ…? 年末までのスペシャル価格、お見逃しなく♪

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第6位:串本の潮が帰ってきたぞ〜! マンタにザトウクジラに大物ざんまいの和歌山県・串本の海!

和歌山の串本が、大変なことになっている…!? 大物がわんさか現れたとの情報をキャッチ。串本のジュリーこと、マリンステージ串本の谷口さんにお話を伺いました! 最後のオチ、何度読んでも爆笑なんですけど。

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第5位:IGフェス仕掛け人インタビュー!石垣島を愛する2人の男が“音楽×水中写真イベント”で盛り上げる!「IG ISLAND FES. 2019 by島ぽよ」の舞台裏

10/20に石垣島で開催されたNEWイベント【IG ISLAND FES.2019】。このフェスの仕掛け人である長谷川孝雄さんと武藤洋さんのお二人に、イベントにかける意気込み、舞台となる石垣島への熱い思いを伺いました!

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第4位:電熱ヒートベストがフィッシュアイより新発売!冬のダイビングをもっと快適に

フィッシュアイより、冬の快適なダイビングをサポートする「電熱ヒートベスト」が登場。その名も、FIX UNDER WARMER(フィックスアンダーウォーマー)。冬のダイビングをより快適にする、注目の商品です!

最上位モデルの「WL5200FB」

第3位:パニックから13年ぶりの復活!?小笠原愛のダイビング奮闘記

スキンダイビングインストラクターでライターの小笠原愛ちゃんが、なんと13年ぶりにダイビングに挑戦。パニックになってからというもの、間を空けていたという愛ちゃん、どんな気持ちで潜ったのか……。感動のリベンジ記録をご覧ください!

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第2位:シェルドライとネオプレーンの違いとは?ドライスーツのプロに、特徴や選び方を徹底解説してもらいました!

シェルドライに興味があるけど……、ネオプレーンとどっちがいいの? そんなダイバーの皆さんに、スーツメーカーのプロがすばりアドバイス! ドライスート選びで悩んでいる方、シェルドライスーツに興味津々な方、めちゃめちゃ役に立つのでぜひ読んでください。

ワールドダイブ

第1位:【IG ISLAND FES.2019】きゃりーぱみゅぱみゅが石垣島初上陸☆フェス出演アーティストラインナップを発表!

きゃりーぱみゅぱみゅが石垣島で初ライブ~~~!! 大盛り上がりで終わった【IG ISLAND FES.2019】の、出演者一覧記事が1位に。きゃりーちゃんからのスペシャルメッセージも♡

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みなさん、いつも読んでいただきありがとうございます。
来月のランキングもお楽しみにー!!

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【秘境・テニアン島遠征】驚異の地形ポイントなのに….. わざとマクロ目線でお魚探してみたら、まさかの!?

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テニアンは、ミクロネシアの秘境と呼ばれるテニアンは、サイパン島から南西約5kmの場所にある、人口わずか3000人ほどの長閑な南の島です。

現在テニアンには、日本人が経営しているダイビングショップがないので、サイパンから約1時間弱かけてボートで遠征するスタイルが一般的となっています。
※海況により、時間は前後します。

テニアンといえば、2018年のヘッドラインでご紹介した通り、自然のダイナミズムが魅せるド迫力の地形ポイント!

……なのですが、今回はテニアンの新たな顔を発見すべく、あえてのマクロ視点でダイビングを敢行!

すると、想像以上の結果に!
まずは、「フレミング」からご紹介していきます。

「フレミング」のドロップオフで
スミレナガハナダイに出会う

テニアンを代表する人気ポイント「フレミング」。

フレミングには、北マリアナ最大級のダイナミックなドロップオフがあります。しかも、透明度が良すぎて、約70m下にある海底まで丸見え。
そのため、ドロップオフを壁沿いに泳いでいると、まるで空を飛んでいるような気分になる爽快なポイントです!

わくわくドキドキ、エントリー!!

わくわくドキドキ、エントリー!!

エントリーすると、クレバスが見えてきました。

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クレバスの隙間に入り、青い光を目指して進んで行きます。

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まるで、別世界へワープしそうな雰囲気!

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クレバスを抜けると、一気に視界が広がります。
ここが、フレミングの最大の見どころとなる、ドロップオフです。

写真:関戸紀倫

写真:関戸紀倫

落差約70m、垂直に切り立った断崖絶壁……!
透明度がいいので、海底まで見渡すことができます。

もはや言葉では表現することが難しいほどの迫力に圧倒されました。

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テニアンの青い海に見とれながら、壁沿いに目をこらしてみると...透き通った海にカラフルに漂うお魚発見!
あれは、なんだ?

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じつは、ピンクと黄色、どちらもスミレナガハナダイ。
ピンクがオスで黄色がメスです。
黄色、つまりメスとして生まれ、成長すると性転換するのです。

テニアンの水深30m付近に生息しています。
鮮やかな体色は必見です!

それと、ハナゴイにも出会いました。

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フレミングのドロップオフは、潮通しがいいので、ハナダイやハナゴイなどの比較的に深場に生息するお魚を簡単に見ることができるのだそうです。
色鮮やかな魚たちが、まるで花びらが舞っているかのように群れていいて、色彩を楽しむダイビングができました!

さぁ、お次は、「テニアングロット」でお魚探し!

「テニアングロット」で
色とりどりの魚と出会う!

「テニアン・グロット」といえば、テニアン最大の洞窟が魅力。
4つの穴があり、それぞれから太陽の光が洞窟内に差し込み、ミステリアスな光景を見ることができます。

さぁ、そんな洞窟ポイントでは、どんなマクロ生物との出会いがあるのでしょうか?
いざ、エントリー!

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青い〜

と、またまた青い海にみとれていたら、可愛らしいハタタテダイが迎えてくれました!

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か、かわいい・・・!!

そのまま、下を見ながら進むと、こちらをチラチラ見ているオウゴンニジギンポを発見。

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そうこうしているうちに、メインの洞窟が現れます。

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写真:関戸紀倫

幻想的な光景が広がります。

洞窟の中をライトを当てながら見てみると、闇の住者・アカマツカサが登場。

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さらに、綺麗なシチセンチョウチョウウオも見つけました。

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キョロキョロしていると、コガネヤッコとメガネゴンベの“メガネコンビ”が「遊ぼ!」という表情でこちらを見ていました。

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洞窟を抜けると、さらに不思議な光景が!
洞窟内で私たちが吐いた泡が、ところどころから出てきて、泡のカーテンができていました。
泡がキラキラ光っていて、なんとも幻想的。

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写真:関戸紀倫

そして、浮上手前でナンヨウハギがご挨拶に。

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圧巻の地形に圧倒されがちですが、マクロの眼で改めて潜ってみると、魚たちの想像を超えるカラフルな輝きに目を奪われました!

また、深場にいる生物が見られたり、今回は見ることができなかった、オレンジフィンアネモネフィッシュやダスキーアネモネフィッシュなどのミクロネシアにしかいない固有種も見ることができます。
エビや甲殻類などのマクロ生物も豊富。

オレンジフィンアネモネフィッシュ 写真:関戸紀倫

オレンジフィンアネモネフィッシュ 写真:関戸紀倫

ダスキーアネモネフィッシュ 写真:関戸紀倫

ダスキーアネモネフィッシュ 写真:関戸紀倫

地形、透明度、固有種、マクロ……
まだまだ、たくさんのポテンシャルを秘めたテニアンの海。
ぜひ、リクエストしてみてくださいね。

【おまけ】
魚ではありませんが、「フレミング」のエキジット手前の平地でカメにも出会いました〜!
近づいても全然逃げず、マイペースにお食事してる姿が可愛らしかったです。

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テニアンでは、高確率でウミガメに遭遇できます。
ウミガメ好きな人も要チェックですね!

■撮影:戸村裕行関戸紀倫

supported by ワンダーシーサイパン

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2隻の自社ボートを所有し、サイパン、テニアンの海を自由自在に動きまわるダイビングショップ。
ダイビングインストラクターは全て日本人なので、言語の心配もなし。
女性スタッフもおり、皆明るく元気ハツラツ。女性ゲストも安心して楽しめますよ。
batch_写真 2019-03-27 7 24 05
Address:P.O.BOX10000 PMB553 SAIPAN U.S.A
TEL:+1(670)233-7011
URLhttps://www.wondersea-saipan.com

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NMDOA(北マリアナ諸島ダイビング事業者協会)
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■WEB MAGAZINE
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■過去ヘッドライン連載

0.【取材レポート】ここがすごかった! サイパン・テニアン・ロタの魅力10
1.アジ玉だけじゃない! 見どころが満載すぎる 、「ラウラウビーチ」の5つの魅力
2.神秘的な世界! マリアナブルーと光のコラボ ~サイパン人気№1ダイビングポイント「グロット」~
3.辛すぎる!? 階段ブルーとグロ筋のコラボ ~サイパン「グロット」を快適に潜るためのポイント~
4.体験ダイビングでいきなりサイパン全開! ~ビギナーにオススメのポイント「オレアイ」~
5.イチオシはマニャガハ島! アフターダイブにオススメのスポット&楽しみ方10 @サイパン
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7.徹底! サイパン発テニアン・ダイビング ~行き方とスケジュール編&マリアナブルーマジック~
8.【ダイビング検証】ロタの海が世界一の透明度って本当?  ~メジャーで測ってみた結果~
9.サイパンの人気ホテルグループの価格&目的別ホテル3選
10.インスタ映えするロタ島のフォトジェニックシーン ~うみカメラマンむらいさちが撮影のコツを伝授!~
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【動画あり】ウミガメの集団クリーニングシーンの動画が癒される〜奄美大島・北部〜

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奄美大島の穴場スポットにて
ウミガメの集団クリーニングシーンが撮影される

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奄美大島の観光名所「あやまる岬」に、ウミガメが大量発生するダイビングポイントがあるのはご存じでしょうか?

そう、ウミガメの群れなんて珍しいですよね。
今回、そのポイントで、ウミガメが20匹ほど登場してクリーニングしてもらっている珍しい動画が撮影できたという情報をキャッチ

石垣島のマンタのクリーニングステーションは有名ですが、ウミガメはあまり聞いたことがありません。
気になる〜!! そして行きたい〜!!

ということで、動画をお届けするとともに、撮影者であるゼログラヴィティのガイド・山下豊さんに見れる時期や確率などをお聞きました。

迫力あるのに癒される……
ウミガメたちのお掃除シーン

では、さっそくその動画を見てみましょう\(^^)/

おおおおお、なんというか
溢れ出る……おっさん感(笑)

癒される〜
これだけたくさんのウミガメが一気に見れることも珍しいし、クリーニングされて気持ち良さそうなウミガメが可愛すぎる。

さて、このウミガメの集団クリーニング。
見るにはどうしたらいいのでしょうか? 撮影者の山下さんにお聞きしました。

--

山下さん、カメの集団クリーニング可愛いですね!
ここに、カメをクリーニングするお魚が住み着いているということでしょうか?

山下

見ていると、チョウチョウウオ、スズメダイ、ベラ、ハギ系などの魚がウミガメの甲羅の藻をパクパク食べてます。いたってよくいる魚たちなんです。
魚的には「たくさんウミガメくるからいっぱい食べれるしラッキー!」って感じなんでしょうね。
でも、本当にクリーニング後のウミガメって、甲羅がトゥルっとしてるんです(笑)

--

本当に綺麗になってしまってるじゃないですか(笑) 可愛いですね!
私も見たいのですが、どうやったら見れますか?

山下

このポイントに潜ればほぼ100%で見れます
が、しかし、このポイントは干潮しか潜れない上に、海況に左右されやすいポイントで、流れが強かったら潜れません。
北風が吹くと厳しいため、春〜夏がベストシーズンですね〜

--

なるほど。今回のように、秋冬でも北風が吹かなければ潜れることもあるってことですね!

山下

ま、そうですね! なので、このポイント狙いであれば必ず事前に相談していただきたいですね!

--

初心者では厳しいですか?

山下

流れてることが多いので、中級レベルだと安心ですね。
あと、ビーチポイントなんですが、エントリーまで距離があるので、結構歩きます。その辺が理解できれば……!

--

わかりました! まさに穴場ポイントですね。
ありがとうございます♪

表情豊かなウミガメが、一斉にお掃除されている姿はほんとに癒されますね♪
ぜひ、奄美大島に潜りに行ってみてくださいね!

ゼログラヴィティ(ZERO GRAVITY)

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奄美大島の南部に位置する「ゼログラヴィティ」。
大島海峡を望む清水(せいすい)ヴィラは、宿泊施設とプールを併設。
創業者の「障がい者と健常者が共に安心・安全に暮らせる社会を応援したい」という思いから、施設は完全バリアフリーとなっていて、車イスの方も安心してマリンアクテビティを楽しむことができる。

鹿児島県大島郡瀬戸内町清水122番地
■ゼログラヴィティ TEL(代表):0997-76-3901
■清水ヴィラ TEL:0997-76-3901
E-mail:zero1@zerogravity.jp
http://zerogravity.jp/scubadiving.php

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DiveExtreme(ダイブエクストリーム)からTGシリーズ専用の超軽量リングライトDL2001とコンパクトドームレンズUAL-05DEが登場!

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ダイブエクストリーム(DiveExtreme)
こんにちは。写真家の蓮池ヒロです。オリンパスの高性能アウトドアカメラ「Toughシリーズ(以下、TGシリーズ)」を愛用しています。

国内のダイビングスポットへ出掛けると、カメラ置き場の水槽でTGシリーズを見かけない日はありません。水中写真が以前にも増して、さらに身近な存在になってきていると感じますね。

ハイエンドな水中ライトでお馴染みの「RGBlue(アールジーブルー)」ブランドを展開する水中撮影機材メーカー「AOI JAPAN(エーオーアイ・ジャパン)」より、ダイビングショップ「mic21(エムアイシー21)」とのコラボレーティブブランド「DiveExtreme(ダイブエクストリーム)」が新たに誕生しました。

今回は、DiveExtremeのブランドコンセプト、またメイン商品であるTGシリーズ専用の超軽量リングライト「DL2001」とコンパクトドームレンズ「UAL-05DE」についてご紹介します。

●Index

TG特化の機材が豊富で初心者でも扱いやすいブランド「DiveExtreme」が誕生

AOI JAPANは、約20年にわたってカメラメーカーに防水ハウジングをOEM供給し、2013年に発売となった水中ライト「RGBlue(アールジーブルー)」を開発しています。

そのAOI JAPANが手掛けた新ブランドが「DiveExtreme(ダイブエクストリーム)」

自分たちのノウハウや経験をもっと幅広く役立てられないだろうか、そのためにどうあるべきかを考え尽くす。そんな想いを「Extreme(極める)」という言葉に込めているとのこと。

ダイブエクストリーム(DiveExtreme)

DiveExtremeでは「ダイバーにとって最も信頼され、扱いやすく、ダイビングがより快適になるためのギアーであること=ダイバーファースト」を追求して開発されたダイビング器材が揃っています。

中でも注目なのが、初心者でも扱いやすいTGシリーズ専用のカメラ拡張機材に特化していること。

高品質な水中写真を誰でも手軽に撮影できるTGシリーズの登場により、現在はダイビング初心者でも水中写真を始めやすい環境です。
しかし、ライトやレンズなどTGシリーズ専用に設計がされているアクセサリー類は、意外に少ないのが現状です。

今回、DiveExtremeが発売を開始したTGシリーズ専用のダイビング器材は、ステップアップリング不要でTGシリーズに直接接続できる最適化された仕様です。

撮影機材でありながらコンパクトで軽く、ダイビング時のストレス軽減、持ち運びの際に荷物が増えないなど、デメリットの改善に成功しています。

TGシリーズやダイビング器材の可能性を最大限に引き伸ばした、今注目の新ブランドと言っていいでしょう。

青被りを防いでプロ級の写真へ
「リングライト DL2001」

DiveExtremeにより2019年9月に発売されたTGシリーズ専用「リングライト DL2001」
水中写真における重要な要素「光」を補うリングライトの魅力をご紹介します。

ダイブエクストリーム_リングライトDL2001

リングライトDL2001

「リングライト DL2001」のスペック

リングライト DL2001は、Toughシリーズに最適化された光学設計で、最大光量1200ルーメンで色温度は5000KのLEDリングライトです。

肝心の重量は陸上360g、水中98gと驚異の軽さ。メインに樹脂ボディを採用し、極限まで金属を減らして軽量化を計っています。
耐水深は100mと、水深を気にする必要は全くありません。

USB充電式で、最も大きい光量でのバッテリー使用時間は約1時間、充電は3~4時間で完了。予備交換用のバッテリーモジュールも追加でオプション購入が可能です。

陸上で連続点灯では高温になってしまうため、装置により減光か消灯されます。
▶超簡単!DL2001の使い方を動画で見る

水中写真は光が重要!「リングライト DL2001」のメリット

TGシリーズを使った水中写真の表現力をアップできるリングライト DL2001。初心者でも簡単操作で、明るく青被りを防いだ写真が撮りやすくなります。

丸く薄型の構造で、被写体に光を均等に当てるため四隅に光が届き、ケラレは発生しません。

水中写真で最も重要な要素である「光」を補うダイビング器材としておすすめ。地上からの光が届きにくく、水による光の吸収で光の色が変わってしまう特殊な環境の水中では、明るさの確保と青被り対策が重要になってくるからです。

ダイブエクストリーム(DiveExtreme)

5段階ダイヤル式調光が採用され、水深や光のコンディションに合ったライトの光の強さを変更できます。

ダイブエクストリーム_リングライトDL2001_ダイヤル

5段階ダイヤル式調光。ダイヤルを回すだけで簡単にモードが変えられる

大きいダイヤルを回すだけのシンプルな仕組みで、被写体が急に現れて焦ってしまいがちな水中でも落ち着いて操作が可能。OFFを選べば自動ロックされるため、水中での移動や陸上の運搬時に意図せず電源が入ってしまうトラブルも防げます。

最短撮影距離は3.5cmと、マクロにも強いスペックです。ワイヤレスフラッシュモード搭載で、カメラの内蔵ストロボと連動し、光に敏感な水中生物に近付いて撮影できます。

ダイブエクストリーム_リングライト

最短撮影距離は3.5cm。被写体に寄り光を当てることで、発色の良い撮影が可能に

「リングライト DL2001」を使った作例

実際にTGシリーズにリングライト DL2001を装着して、水中で使用した作例をご紹介します。
※撮影したままの状態で色補正などは行っていません。

青被りしていたウミウシも、リングライト装着でカラフルな本来の姿に。

青被りしていたウミウシも、リングライト装着でカラフルな本来の姿に。


被写体によっては、青被りすると目の位置もよくわからなくなります。リングライト装着で目と模様もクッキリ。

被写体によっては、青被りすると目の位置もよくわからなくなります。リングライト装着で目と模様もクッキリ。

作例のように、撮影前にあった青被りの改善ができています。
TG-6では、水中ホワイトバランスを深度によって3つに変更できる機能があるため、青被りを防ぎやすくなりましたが、リングライトで補ってみるとさらに効果が期待できます。

3.5cmまで寄れるため、小さな被写体でもインパクトある撮影に。

さらに、明るさを確保しにくい水中動画にもリングライトはおすすめ。動き回る被写体でも光を照射し続けて、寄った撮影ができます。

DL2001と共通のバッテリーモジュール「ダイブライト DL2002」

ダイブエクストリーム_ダイブライトDL2002

リングライト DL2001と同時に持っておきたい水中ライトが「ダイブライト DL2002」。

大型の回転モードダイヤルは、リングライト DL2001と同じく直感的な操作を可能に。レッドとブルーの2色のカラーモード搭載で、マルチな使い方ができます。

低電力モード搭載で、ナイトダイビングや洞窟の使用でも安心です。
リングライト DL2001の予備バッテリーとして使う方法もあります。

▶DL2002の使い方を動画を見る

超小型軽量、片手で扱える
「コンパクトドームレンズ UAL-05DE」

続いて、DiveExtremeより2019年4月に発売されたTGシリーズ専用「コンパクトドームレンズ UAL-05DE」。
大物水中生物や水中風景の撮影に最適な超小型軽量ドームレンズの魅力をご紹介します。

ダイブエクストリーム_ドームレンズUAL-05DE

コンパクトドームレンズUAL-05DE

「コンパクトドームレンズ UAL-05DE」のスペック

コンパクトドームレンズ UAL-05DEは、Toughシリーズ専用に光学設計された超小型軽量のドーム型ワイドレンズです。

水中では空気中との屈折率の違いにより画角が狭くなってしまうので、ドーム状の空気層をレンズに見立てて画角を陸上と同じにするというメカニズム。

水中重量は驚異の20g(陸上は160g)で、ドームレンズにも関わらず片手で持ち運びできるほどの軽さです。
最外形は120mmで、ハードコートプラスチックレンズとマルチコート光学レンズを採用したレンズは薄さ34mm。

TGシリーズの防水プロテクターM52を使用していれば、ステップアップリング不要で直接接続できます。
圧倒的な扱いやすさが特徴です。
※UAL-05DEは水中専用です。陸上ではレンズの効果はありません。
▶小さくて軽い!UAL-05DEの使い方を動画で見る

アクティブに水中撮影ができる「コンパクトドームレンズ UAL-05DE」のメリット

マクロに強いTGシリーズの広角表現を強化するコンパクトドームレンズ UAL-05DE。60度の画角が81度に、約35%広くなるワイド撮影対応で、ドーム型ワイドレンズ特有の歪みもほとんどなく、通常の画角を単純に広げたような使い勝手です。

水中では被写体の動きや位置によっては、一定の場所から動かずに撮影を強いられる場合がありますが、あと一歩引いて撮影したい場合に助かるレンズがドームレンズ。
遠近感を強調できて、大物水中生物や広大な水中景色を写す場合に最適です。

ダイブエクストリーム(DiveExtreme)

ドームレンズ装着時は画角が約35%広くなり、理想のワイド撮影が可能に。

ドームレンズ装着時は画角が約35%広くなり、理想のワイド撮影が可能に。


衝撃からレンズを保護する肉厚のラバープロテクターにより、ドームレンズに傷が付くアクシデントを防げます。うっかり岩と接触してしまっても安心。
ダイブエクストリーム_ドームレンズ

(左)ラバープロテクターにより逆さにしてもレンズに傷がつかない。(右)ドームレンズ着用時でもこの薄さ。

また、片手で持てる軽さであるため、ドルフィンスイムや動き回る被写体を撮影する際に機動力を確保しやすいメリットもあります。
通常のドームレンズでは撮れなかった、自由に動き回ったからこそのイルカの好奇心旺盛な姿を撮影できるかもしれません。

「コンパクトドームレンズ UAL-05DE」を使った作例

実際にTGシリーズにコンパクトドームレンズ UAL-05DEを装着して、水中で使用した作例をご紹介します。
※撮影したままの状態で色補正などは行っていません。

優雅に泳ぐウミガメと、水面からテトラポッドまで幅広く写ります。奥行きや臨場感が感じられる写真に。

優雅に泳ぐウミガメと、水面からテトラポッドまで幅広く写ります。奥行きや臨場感が感じられる写真に。

水中風景にもおすすめ。圧迫感のあったサンゴ礁が、水中で静かに佇む強さの表現に変わりました。

水中風景にもおすすめ。圧迫感のあったサンゴ礁が、水中で静かに佇む強さの表現に変わりました。

作例のように、ドームレンズにありがちな不自然な歪みは軽減され、自然な仕上がりに写真が落ち着きます。

マクロに強い機能を持つTGシリーズを、広角の描写力も上げる万能な水中カメラに変化させることができます。

「DiveExtreme」で水中写真をより身近に

「重厚」という既存のダイビング器材のイメージを「軽量でオシャレ」に変えたDiveExtreme(ダイブエクストリーム)。

特に水中カメラ機材は重くて初心者が使いにくいものばかりでしたが、水中カメラの購入を懸念していた方にとって、軽量なリングライト DL2001やコンパクトドームレンズ UAL-05DEは新たな選択肢となりそうです。

さらに、ダイビング器材の中ではリーズナブルな価格という点もおすすめしたい理由の1つ。水中カメラ機材はアーム1つで数万から数十万円までする場合もあり、泣く泣く購入を断念する場合も……。

ダイバー仲間へのクリスマスプレゼントや、冬のボーナスで自分へのご褒美など、これからのシーズンにも注目の商品ですね。

今後、「TGシリーズをメインカメラとした水中写真家や水中カメラマンが誕生して、まだ見ぬ新たな表現の水中写真が生まれていくのでは?」と私もワクワクしています。(既にいらっしゃったら、失礼いたしました)

同時に、手軽に誰でもハイレベルな水中写真が撮りやすくなってくるならば、私も表現力に磨きを掛けていかなければと思った次第でした!

■撮影協力/コンカラー 田中幸太郎様

【DiveExtreme】超軽量リングライトDL2001とコンパクトドームレンズUAL-05DEの使い方

Sponsored by DiveExtreme(ダイブエクストリーム)

DiveExtreme(ダイブエクストリーム)ロゴ
ハイセンスな水中ライトでお馴染みの「RGBlue(アールジーブルー)」ブランドを展開する水中撮影機材メーカー「AOI JAPAN(エーオーアイ・ジャパン)」より、ダイビングショップ「mic21(エムアイシー21)」とのコラボレーティブブランド「DiveExtreme(ダイブエクストリーム)」が新たに誕生。
初心者からベテランまで多くの層に支持されるダイビングツールをより快適に、スタイリッシュにするために、商品の開発を行っている、今後注目のブランドだ。

DiveExtreme 公式サイト:https://www.dive-extreme.jp/
DiveExtreme 取扱店一覧:販売店はこちら

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