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【動画】恍惚の眼差し。サクラダンゴウオの超珍しい“ウ○コシーン”!~鳥取・田後~

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先日、鳥取県の田後で、夏季の間姿を隠していた「サクラダンゴウオ」が再び姿を現したニュースをお届けしました。

その件で、ブルーライン田後のオーナー・山崎英治さんとお話をしていると……

編集部

いやー、サクラダンゴウオちゃん、めっちゃかわいいですねぇ(デレデレ)

山崎さん

そうですね。成魚も幼魚もいろいろな表情があって、目が合うとキュンキュンします。

編集部

キュンキュン!? したいです! しばらくしてないです!!

山崎さん

生態シーンは注目ですね。あくびをしている姿もかわいいし……。ちなみに僕が見た中でとても珍しいと思ったのは、ウンコをしているシーンです。あの恍惚の眼差しは必見ですね。

編集部

は? う、う、ウ○コ!?
※以下、お食事中の方への配慮も兼ねて「ウ○コ」と表現します(笑)

…というわけで、全国のダンゴウオファンの皆さん、そしてマニアの皆さん(?)、お待たせしました。

山崎さん撮影の、サクラダンゴウオのウ○コシーンです。

小さい生物の、小さい排泄物……わかりづらいよ!!という方のために、動画の切り出しで解説してみましょう。

こちらがウ○コさんです

こちらがウ○コさんです


ひゃあー!スッキリしたぁーーと言わんばかりの上目遣い

ひゃあー!スッキリしたぁーーと言わんばかりの上目遣い

ダンゴウオは見た目のイメージとは違い、実は結構な肉食なんだそう。
何を食べたらこんな色のウ○コが出るんでしょうかねぇ……(笑)

山崎さんいわく、じっくり観察をしている最中に普段と動きが少し違うなと感じたら、こんな珍しいシーンに遭遇できるチャンスかも!?とのこと。
みなさん、ぜひ田後でサクラダンゴウオをたーーっぷり観察してみてください。

山崎さん、貴重な映像ありがとうございました!

情報提供/ブルーライン田後

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1ダイブで週十個体も夢じゃない…!? サクラダンゴウオの聖地・田後では、春に向けてたくさんのダンゴちゃんが出現します。
また、「ヤマサキ春のダンゴ祭り」も開催中。田後でサクラダンゴウオを見た人、先着100名に白いお皿をプレゼント!(※お一人様につき、1シーズン1回限り)
ぜひ、かわいい姿や貴重な生態シーンを見に行ってくださいね!

〒681-0071鳥取県岩美郡岩美町田後37-1
TEL&FAX 0857-72-8520

\田後の関連記事はこちら/
▶<サクラダンゴウオ速報>鳥取県・田後で秋冬シーズン開幕!2020年「ヤマサキ春のダンゴ祭り」も始まるよ~
▶【「Dive in Japan!」vol.04:鳥取県】かわいいダンゴウオと迫力ある日本海・田後の海中景観(4/39)
▶田後ウェブマガジン「海中ジオパークを潜る」
▶まさかの昼出産。田後の海でヒメタツの出産シーンの撮影に成功!!!

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【キャンペーン】パプアニューギニアのクイズに答えてニューギニア航空の航空券(成田ーポートモレスビー直行便&国内線)を当てよう!

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こんにちは!
オーシャナ編集長・山本です。

先日、水中写真家・中村卓哉さんに、パプアニューギニアの“写真映え”するダイビングポイントBEST5「ワイド編」「生物編」をご紹介しました。

圧巻の写真作品で綴られるダイビングポイントの魅力……!
素晴らしかったですね。

パプアニューギニアでは、この“ワイド”写真を狙え!中村卓哉が選ぶ写真映えするダイビングポイントBEST5

パプアニューギニアでは、この“ワイド”写真を狙え!中村卓哉が選ぶ写真映えするダイビングポイントBEST5

パプアニューギニアでは、この“生物”写真を狙え!中村卓哉が選ぶ写真映えするダイビングポイントBEST5

パプアニューギニアでは、この“生物”写真を狙え!中村卓哉が選ぶ写真映えするダイビングポイントBEST5

さてさて、今回は、パプアニューギニアの国営航空会社・ニューギニア航空さんPresentsのスペシャルなキャンペーンをご紹介します〜〜!

その名も・・・、

クイズに答えてパプアニューギニア航空券を当てよう!

え、え、航空券プレゼント!?
ニューギニア航空さん、超〜〜〜〜太っ腹!!

ニューギニア航空さんといえば、「ダイビング器材なら受託手荷物プラス15kg無料」というダイバー限定の特典をご存知の方も多いはず。
なんてダイバーにやさしいんでしょう・・・。

しかもですね、成田ーポートモレスビーの往復航空券だけでなく、アロタウ、キンベ、マダン、ケビエンいずれかへの国内線往復航空券もプレゼント。
(国内線の行き先は、当選者の方に選んでいただきます!)
ダイビングリゾートへのアクセスまで考えてくださっているなんて、涙が出てきそうです;;

応募は、アンケートクイズフォームにアクセスし、下記のオーシャナの記事(今読んでいただいている、この記事も含まれています!)の内容から出題されるクイズに回答するだけ。

対象記事

 

当選者の方には、メールにてご連絡させていただきます!
詳細、また、ご応募は下記よりお願いします。

応募期間は、今日から2週間!
パプアニューギニアの海をこの目で見るチャンスです。
ぜひ、ご応募くださいね。

【応募方法】
下記の「アンケートクイズフォーム」より、対象記事の内容から出題されるクイズにご回答ください。
応募期限は、12月19日18:00まで。

4問のクイズを全問正解された方より、抽選で1名にプレゼント!
当選者には、メールにてご連絡致します。(1週間以内にご返信ない場合は無効とさせていただきます)

▶︎ニューギニア航空アンケートクイズフォーム

★対象記事★
▶︎パプアニューギニアでは、この“ワイド”写真を狙え!中村卓哉が選ぶ写真映えするダイビングポイントBEST5
▶︎パプアニューギニアでは、この“生物”写真を狙え!中村卓哉が選ぶ写真映えするダイビングポイントBEST5
▶︎【キャンペーン】パプアニューギニアのクイズに答えてニューギニア航空の航空券(成田ーポートモレスビー直行便&国内線)を当てよう!

※個人情報の取り扱いについて:本キャンペーンを通じてお客様からご提供いただきましたメールアドレスを、本キャンペーンの運営に関すること以外の目的で使用することはありません。

【賞品について】
<提供区間>成田/ポートモレスビー/下記国内線 往復
 (アロタウ、キンベ、マダン、ケビエン)
<ご旅行形態>1名/エコノミークラス航空券
<有効期間>2020年1月1日~3月31日及び7月11日~10月24日までに旅行を完了
<ご旅行日数>8日間
<適用除外出発日>8月1日~8月22日及び9月19日

※※注意事項※※
・航空保険料、各諸税等はご当選者様負担となります。
・ご希望のご利用便が満席の場合はご利用になれません。
・当該当選証は当選者ご本人のみ有効で、当選権利の譲渡、売買及び換金はできません。
・有効期限を過ぎますと無効となりますのでご注意ください。
・当該無償航空券は過剰予約、遅延、欠航等により生じる補償の対象外航空券です。また、ご利用便の予約状況により、受託手荷物等が別便にて輸送される場合がございます。予めご承諾下さい。

■Sponsored by ニューギニア航空

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25都市に就航している、パプアニューギニアの国営航空会社。機内食の味付けが日本人好みと評判です。
パプアニューギニアへのアクセスは、首都ポートモレスビーと成田空港間の直行便が便利。また、パプアニューギニア国内でも16路線運行しているため、ダイブトリップの貴重な相棒となってくれるはず!

パプアニューギニアの関連記事はこちら

\中村卓哉さんの写真で綴る、圧巻のWEBマガジン/
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▶︎WEBマガジン「秘匿のパプアニューギニア〜マダン&キンベ〜」

▶︎【基本情報】パプアニューギニアの潜り方・旅情報&ダイビングポイントガイド

▶︎パプアニューギニア “濃密の瞬間(とき)”

▶︎ラバウルとキンベのダイビングポイント、ベスト5をチョイス!水中カメラマン・関戸紀倫が感動した水中景観はこれだ

▶︎動画でトライ!パプアニューギニアの肝の座ったチンアナゴに360度囲まれる!?

▶︎自然写真家・関戸紀倫、憧れのパプアニューギニアへ!サンゴが繁る「本来の海」にやっと出会えた

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国内トップクラスのすごい海!柏島のダイビングは、激レア個体や貴重な生態シーンのオンパレード

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こんにちは。水中カメラマンの堀口和重です。

高知県にある柏島は、黒潮と豊後水道が交錯することにより、日本列島トップクラスと言ってもいいほど豊富な種類の生き物を見ることができる海です。

珍しい生き物が次々と出てきて、まるで宝石箱のような柏島の海。
昨年の春と今年の秋に撮影する機会がありましたので、今回はオーシャナ読者の皆さんにご紹介したいと思います。

柏島はこんなところ

足摺宇和海国立公園にも指定されている、高知県幡多郡大月町にある柏島。
大月半島の先端に浮かぶ島で、少し孤立したこの場所にはタイやブリなどの養殖場所があり、陸上やダイビングポイントへの移動中に船の上から見ることができます。

ダイビングはボートがメイン。ほとんどのダイビングポイントは、港からボートで10分以内で到着可能。1ダイブごとに港へ帰ってくるので、船が得意でない方にも優しい場所です。

柏島大橋と柏島新大橋

島への入り口は「柏島大橋」と「柏島新大橋 」。この2本の橋で本土とつながっている

 

柏島

ドローンで上空から撮影した柏島の風景(撮影/堀口和重)

アクセスは直接現地に車で行ったり、電車や夜行バスで高知県の宿毛駅へ行き、そこから各ダイビングショップの送迎で移動して柏島まで行く方法をとる方が多いです。

関東方面の方は「とにかく遠い!」と思われるかもしれませんが、柏島で潜ってきた人たちの感想を聞けば、とても楽しかったと口をそろえておっしゃいます。

珍しい生き物の宝庫
柏島の実力を見よ!

「柏島には何がいるの?」と聞かれると、返す言葉は「なんでもいる」。
もう、それしか言いようがない海です。

砂地を探せばネジリンボウやダンダラダテハゼなどのハゼの仲間がいたるところで見られ、他の海では確認することも難しいアケボノハゼもかなり近くまで寄って見ることができます。

アケボノハゼの顔のアップ(撮影/堀口和重)

アケボノハゼの顔のアップ(撮影/堀口和重)

また、年中確実に見れるというわけではないのですが、昨年は珍しいキツネメネジリンボウの姿も確認することができました。

キツネメネジリンボウ_柏島

昨年の4月に撮影したキツネメネジリンボウ(撮影/堀口和重)

珍しい生き物の宝庫・柏島では、ポイント「ラスベガス」の深場に行けばオシャレハナダイがいたり、昨年はゴールデンイールモレイにも出会えました。

ゴールデンイールモレイは黄色いウツボの仲間で、出会えたら幸運が訪れるとも言われています。

オシャレハナダイ_柏島

少し深場だが、美しいオシャレハナダイも見られた(撮影/堀口和重)

ゴールデンイールモレイ_柏島

柏島ダイビングサービスパラディのガイドさんに紹介していただいたゴールデンイールモレイ(撮影/堀口和重)

運が良ければ激レア個体も!
ホムラハゼとナギナタハゼ

昨年と今年、2年続けて撮影に行ったときには出会うことができなかったのですが、ハゼの中でも特に人気で珍しいホムラハゼやナギナタハゼなども登場する確率が他のエリアと比べて高いのです。

国内でもこの2種を見ることができるエリアは少ないので、出ているときはぜひガイドさんにリクエストしてみてくださいね。

ホムラハゼ_柏島

ホムラハゼ(撮影/柏島ダイビングサービスパラディ 倉松孝徳さん)

 

ナギナタハゼ_柏島

ナギナタハゼ(撮影/柏島ダイビングサービスパラディ 倉松孝徳さん)

柏島ならではの生態シーン

秋の海では、生態行動の観察も楽しむことができます。
ポイント「後浜」で柏島ダイビングサービスAQUASのガイド・松野さんから、スジクロガラスハゼが産卵してるとブリーフィング中に教えてもらいました。

スジクロガラスハゼはネジリカラマツに生息しているとのことで、確認していみると数個体が産卵していたのです。

産卵シーンを見るのは難しいと思っていたのですが、至る所でスジクロユリハゼがペアとなり産卵をしていたので、ばっちり撮影することができました。

スジグロガラスハゼ_柏島

スジグロガラスハゼのペアと卵(撮影/堀口和重)

ポイント「ラスベガス」では浅い場所で安全停止中に、タテガミカエルウオが卵を保護している姿も見られます。

タテガミカエルウオ_柏島

卵を保護するタテガミカエルウオ(撮影/堀口和重)

卵もかなり育って目がしっかり見ることができ、ハッチアウトが近い状態でした。柏島の秋の生態シーンにも胸を躍らされます。

タテガミカエルウオの卵_柏島

拡大したタテガミカエルウオの卵(撮影/堀口和重)

レアものの、レアな行動も必見

柏島には珍しい生き物が多いので、貴重なシーンにも出会う機会が増えます。

取材時、ハダカハオコゼがペアでいるところに遭遇しました。私自身、ペアでいるところを観察したのは初めてです。

ハダカハオコゼのペア_柏島

ハダカハオコゼがペアで観察できた(撮影/堀口和重)

また、普段なら暗い岩の隙間などにいるフリソデエビが、青く抜けている写真映えの良い場所にいたりと、レア物のレアな行動や瞬間に遭遇できるのも楽しみの一つです。

フリソデエビのペア_柏島

フリソデエビのペア。後ろが青く抜けることは中々珍しい(撮影/堀口和重)

サンゴや群れもすごい
ワイドシーンにも注目

生物が多いということは、プランクトンも多く流れ込んできているということです。

潮が流れれば、プランクトンを餌にするキンギョハナダイやソラスズメダイが活性化してテーブルサンゴの上に広がり、捕食を始める光景が目に留まります。

キンギョハナダイやソラスズメダイ_柏島

テーブルサンゴの上をキンギョハナダイやソラスズメダイが泳ぎ回る(撮影/堀口和重)

その近くには、サンゴの上で堂々と休むアオウミガメの姿や、群れるカマスの姿もありました。

アオウミガメ_柏島

サンゴの上に寝ているアオウミガメ(撮影/堀口和重)

深場にはソフトコーラルが群生する場所もあり、マクロだけかと思いきやワイドもおもしろいので、フォト派の方々はサブで広角を撮れるカメラも持って行きたいところですね。

今回、お見せできた写真はこれでもほんの一部です。

まだまだ多くの生き物や水中の素晴らしい光景がたくさんあります。また機会があった時にお見せできたらと思っております。

黒潮が当たる太平洋側の珍しい生き物が圧縮されたような柏島。アクセスにはちょっと時間のかかる場所ではありますが、着いたらそんなこと忘れてしまう光景が広がります。

年末年始のお休みや来年の連休を狙って、ぜひ足を運んでみてください。

撮影協力/柏島ダイビングサービスAQUAS柏島ダイビングサービスパラディ

堀口和重さん
プロフィール

horiguchi_profile

伊豆の大瀬崎にある大瀬館マリンサービスにチーフインストラクターガイドとして勤務後、2018年4月にプロのカメラマンに転向。
現在は伊豆を拠点に水中撮影から漁風景や海産物の加工まで海に関わる物の撮影を行っている。
▶堀口和重写真事務所ホームページはこちら
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プロカメラマンがシェルドライスーツを試してみた!フォト派やベテランダイバーにおすすめの7つの魅力

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2019年某日、一人の水中カメラマンが、国産ダイビングスーツメーカーとしてダイバーから絶大な支持を得る、ワールドダイブ株式会社の門を叩いた………

どうも~、むらいさちでーす、ウオウオー(YouTubeうみさちTVより)

どうも~、むらいさちでーす、ウオウオー(YouTubeうみさちTVより)

今回は、むらいさちカメラマンが日本中の海を潜り歩く連載むらいさちの「Dive in Japan!」の番外編。

ほら、日本の海ってドライスーツで潜るほうが快適じゃん? それでやっぱり、最近その性能がグンとアップしていると噂の“シェルドライスーツ”(以下:シェルドライ)で日本全国を潜り歩きたいじゃーん!ウオウオー!

ということで、ワールドダイブさんのシェルドライをおねだりしちゃおう!!という(大変図々しい)企画を敢行。さらにその使用感をレポートするという、2本立てでお届けします!

むらいさち氏
シェルドライをまさかのおねだり

今回、むらいさちカメラマンがシェルドライが欲しい!とおねだりしに向かったのは、ワールドダイブ東京営業所。
そこで、勤続24年、現在は取締役としてワールドダイブを支え続けている高橋信弘さんが温かく、そして陽気に出迎えてくれました。

ノリが良すぎる高橋さん。ウオウオー

ノリが良すぎる高橋さん。ウオウオー

さち:「高橋さ~ん、僕、シェルドライが欲しいんです!」
高橋:「えー、どうしよっかなー」
さち:「これがいいんです、これ!(カタログを見ながら)」
高橋:「は? もう決まってんの!?」
さち:「はい、1週間くらい悩んで決めました!!」
高橋:「1週間しか悩んでないんかーい!」

など、あれやこれやと交渉の結果……

さち:「僕がワールドダイブさんのシェルドライを着て日本全国を潜り歩けば、必ずや話題になりますよ!!」
高橋:「ならば『Dive in JAPAN!』の取材で各都道府県に行ったときに、1着ずつ販売してくださいね!(完全に営業マンの顔になる高橋さん)」

ということを条件(?)に、ワールドダイブのシェルドライスーツ「IC9000」をGETすることに成功!!
(高橋さん、ご厚意で本当にありがとうございます……)

では早速、初めてのシェルドライの感想をレポートしてもらいましょう。
ついでにスーツの売れ行きも確認してみましょう!!

もうネオプレーンには戻れない!?
水中カメラマン的シェルドライ使用感レポート

ワールドダイブさんに提供していただいたシェルドライスーツ「IC9000」はこちら。うーん、プロ感&ベテラン感がすごい、カッコいいデザインです!

シェルドライスーツ IC9000(ワールドダイブ)

シェルドライスーツ IC9000(ワールドダイブ)


ちなみにIC9000は、テクニカルダイビングを想定して作られたモデル。大深度ダイビングや長時間の減圧潜水を想定し、細部にまでこだわって高い機能性を実現しています。

もちろん、テックダイバーじゃなくても、潜る頻度が高いダイバー、深場で粘ることが多いフォト派などに最適なことは明らか。

そして、今回「むらいさちモデル(自称)」として、ワールドダイブさんに特別に作っていただいたIC9000がこちら。通常は上が赤・下が黒、または上下黒のカラーデザインですが、上下真っ赤なスペシャルバージョン!!

じゃーん、これがむらいさちモデル(自称)のワールドダイブ製シェルドライIC9000だ!

じゃーん、これがむらいさちモデル(自称)のワールドダイブ製シェルドライIC9000だ!(写真提供/DSむらい 村井智臣さん)

シェルドライとネオプレーンを比較した記事「シェルドライとネオプレーンの違いとは?ドライスーツのプロに、特徴や選び方を徹底解説してもらいました!」を読んでもおわかりいただけるように、シェルドライはネオプレーンとは異なる特徴があると言われています。

プロダイバーやカメラマン、テクニカルダイバー、ベテランダイバーなどに好まれることが多いシェルドライ。なぜこんなに玄人ダイバーたちを惹きつけるのか、プロの水中カメラマンが実際に試した使用感はどうなのか、シェルドライの“7つの魅力”大公開!

シェルドライの7つの魅力

1.とにかく動きやすく、体のバランスがとりやすい

シェルドライの生地はネオプレーンのようにゴワゴワしていないため、海でも陸でもとにかく動きやすくてびっくりしました。

ネオプレーンと違い生地自体に浮力がないため、浮力コントロールが非常にしやすいです。水中でもフワフワ、ユラユラ……と、あちこちに動いてしまう感覚が全然ないので、バランスがとりやすく動きが軽やかになりました。
被写体と向き合って、ピタッと止まれる感覚はすごい!

シェルドライはネオプレーンと比べて比較的空気の出し入れが多く、そこも中級者以上向けと言われる理由かと思いますが、個人的にはそんなことないというか……、あまり気になりませんでした。普段きちんと中性浮力が取れるダイバーであれば、問題なく着こなせるんじゃないかなと思います。

2.軽い、かさばらない、ロケに行くときも便利

カメラマンはとにかく移動が多い仕事、日本各地はもちろん世界中の海へ潜りに行きます。ロケの内容にもよりますが、特に撮影機材は重くてかさばるので、スーツだけでもコンパクトにパッキングできるのは本当に助かります。

荷物の量や飛行機のエキセスチャージの関係で、ネオプレーンだと正直、持って行くのを諦めてしまうことが多々あって……。でもシェルドライはかなりコンパクトにパッキングできるし軽いので、どこにでも持って行けます。これは本当にうれしいですね。

3.インナーで保温調整、海を快適に楽しめる期間が長くなる

今回、ワールドダイブさんにはシェルドライ専用インナー「ボディ・ヒート・ガード」もご提供いただいたんです(ちゃっかり)。

インナーもゲットして満面の笑みを浮かべるむらいさち氏

インナーもゲットして満面の笑みを浮かべるむらいさち氏


シェルドライは生地自体には保温効果がないんですが、このインナーを着れば基本的にはに“寒さ知らず”。

また、シェルドライはどうしてもスーツ内で結露して湿ってしまうのですが、このインナーは通気性がとてもよく、陸上でも快適に過ごせます。めちゃくちゃ考えられて作られているなと、着ていて感じるほどです。

インナーで体温調整ができるのも、シェルドライの大きな魅力です。伊豆ダイバーなら、夏場の2ヵ月間以外はシェルドライで行けちゃうんじゃないかな? 真冬でも流氷でも着こめば潜れるので、海を快適に楽しめる期間が長くなると思います!

ワールドダイブさんのシェルドライ「IC7200-PRO」と専用のインナーウェアで流氷ダイビングも行ってきたぜ!

ワールドダイブさんのシェルドライ「IC7200-PRO」と専用のインナーウェアで流氷ダイビングも行ってきたぜ!

4.生地が丈夫、脱ぎ着も安心

今回、シェルドライの生地が思った以上にしっかりしていて驚きました。

それこそ、10年ほど前のシェルドライといえば、脱着の時にすぐにピーっと破れてしまって修理が……みたいなイメージがあったのですが、さすがワールドダイブさん。改良のスピードもクオリティも素晴らしいです!

僕は年間200本以上は潜っています。深いところへも行くし、長い時間潜ることもしばしば。シェルドライの生地はネオプレーンと違って、水圧による収縮や膨張が少なく生地が傷みにくいそう。生地に耐久性があるスーツは、水中カメラマンにとっては本当にありがたいですね。

また、ワールドダイブのシェルドライは、首や手首部分の素材がネオプレーンかラテックスか選べるんです。僕が選んだのはネオプレーン。ネオプレーンに慣れているダイバーもこれなら脱ぎ着しやすくて安心、ストレスなく移行しやすいと思います!

ネック部分

ネック部分(写真提供/DSむらい 村井智臣さん)

手首もこの通り(写真提供/DSむらい 村井智臣さん)

リスト部分(写真提供/DSむらい 村井智臣さん)

5.一人で脱ぎ着できちゃう快適さ

このIC9000はフロントファスナーを使って一人で脱ぎ着できるんです。
カメラマンは時にはひとりですべてをこなさないといけないこともありますし、アシストしてくれる人が近くにいないことも多いです。ネオプレーンのように、背中の「ファスナー閉めて~! 開けて~!」がないのは利便性が良いですね。

また、エキジット後、ひとりでさっと脱いでトイレにダッシュできるのも最高(笑)

ゲストの対応をするダイビングガイドやインストラクターの皆さんにとっても、非常に便利だと思います。

6.何てったって目立ってカッコいい

前述したように、今回ワールドダイブさんには上下真っ赤な“むらいさちモデル(自称)”を作っていただきました。

え、海での反応だって……? そりゃ、いいに決まってるでしょ!!

富戸の温泉丸に入って上機嫌なむらいさち氏

富戸の温泉丸に入って上機嫌なむらいさち氏


やっぱり、現地ガイドやインストラクターの方はシェルドライにとても興味を持っていて、みんなに「どんな感じ?」「かっこいいね!」などと声をかけてもらえます。

着心地を説明すると、「僕も次は欲しいな」とか「モニター商品で試してみたい!」と言ってくれています。プロダイバーやフォト派ダイバーの方々には特に、関心を持ってもらえている印象です。

7.シェルドライでダイビング全体が快適に

なんて言うんですかね……、もはや「ネオプレーンに戻る理由がない」んですよね。

軽くて生地も丈夫で、浮力コントロールしやすく動きやすい、一人で脱ぎ着できるし、かっこいいし(笑) なんでもっと早くシェルドライを試してみなかったんだろう!?と思うほど快適です。

僕のように水中写真を撮るダイバーの方、そしてプロダイバーの方、テクニカルダイビングを行う方などにとっては、圧倒的にシェルドライが着やすいと思います。

ぜひ一度ぜひ試してみてください! 一度着たらもう、ネオプレーンには戻れない体になっちゃいますよ!

最後に、おねだり時「僕が着ると話題になるから!」とプレゼンしていました。
高橋さんに「各都道府県に行ったときに、1着ずつ販売してくださいね」と言われていましたが、その後進捗は……?

さち:「……いや、僕のところに直接注文がないだけで、きっと皆さん買ってくれています!! うん、そうだ! きっとそうだ!!(完全に目が泳いでいるむらいさち)」

高橋:「もっと売ってこーーーーい!! 海ナシ県は除くから、全部で39着ね♡」

高橋さん、ご協力ありがとうございました!

高橋さん、ご協力ありがとうございました!

Dive in Japan! 番外編
ドライスーツ作りました!

むらいさちカメラマンがシェルドライをおねだりするところから海に潜るまで、全編動画でご覧いただけます。「ウオウオー」

\シェルドライも着てるよ☆むらいさちが日本全国潜り歩き/

Special Thanks: ワールドダイブ

ワールドダイブ

「あらゆる環境で快適なダイビングライフをお届けすること」をモットーに、国内生産にこだわり、自社工場でスーツを製造している総合スーツメーカー。設計、素材、装備、そして技術のすべてにおいて、現在得られる最上のクオリティで仕上げ、その名の通り世界の海で通用するスーツを作り上げている。

\ワールドダイブの記事をもっと読む/

▶シェルドライとネオプレーンの違いとは?ドライスーツのプロに、特徴や選び方を徹底解説してもらいました!

▶シェルドライorネオプレーン論争に最終結論!?それぞれの長所と短所を、ダイビングガイドが本音でアドバイス

▶夏限定ダイバーは卒業します! ドライスーツのお悩み解決〜ありがちな10の疑問に回答します〜

▶ダイバーの理想を叶えることがメーカーとしての使命です。 〜総合スーツメーカー・ワールドダイブ高橋さんインタビュー〜

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石垣島でどっぷりマクロ!ネイチャー石垣島DSの神ガイドで心ゆくまで水中撮影ダイビング

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こんにちは。
水中写真家の茂野です。

オーシャナにアップされる、海の取材記事に憧れていた僕……。
水中写真家の越智さんやモデルのルコさんのレポートに、いつも心を踊らせていました。

今回、まさに記事を読んでいたネイチャー石垣島さんに潜ってきました。
とはいっても正式な取材ではなく、ちょっと遊びにというかたち(笑)。

それでもうれしいもので、滞在した3日間はホントにあっという間でした。
憧れていたネイチャーのガイド・多羅尾さんと潜れるよろこびと、次から次へと出てくるカワイイ生物たちや素敵なシチュエーション。

完全に石垣島のマクロダイビングにハマってしまいました。

今回はマンタでもサンゴでもなく、マクロだけに絞って石垣島のダイビングの魅力をご紹介します!

モエギハゼが撮りたい!

僕が石垣島を訪れた11月末は北風が吹く冬のシーズン、夏のショップ前のエリアとは違い、北からの風裏になる名蔵湾でのダイビングになります。

この冬エリアで、僕が1番見たかったのがモエギハゼです。
モエギハゼといえば極端に深い水深にいるイメージですが、名蔵湾では水深34mくらいからいるとのこと。

モエギハゼの生息環境は泥地の砂が舞いやすいエリア、どうしても他のダイバーの方がいると遠慮して写真撮りづらい……

でも、ネイチャーさんなら大丈夫!
事前にブリーフィングで撮影する順番を決めます。

モエギハゼを見つけたらその順番通りに少し離れた位置にダイバーを誘導してくれるので周りを気にせずモエギハゼに熱中できます。

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ヒレを閉じてしまった状態のモエギハゼはちょっと地味

とは言え、30mを越える水深になるので時間との勝負。
せっかくならヒレ全開のモエギハゼを撮りたい。

最初は、なかなかヒレを開いてくれなかったのですが…

DSC_4816

なんとヒレ開いたっ!!

「もってるなぁ〜」なんて本当は言いたいのですが…
実は事前に、モエギハゼがヒレを開きやすいタイミングをブリーフィングで多羅尾さんに教えてもらっていたのです。
ダイビング前にこういった撮影のコツなんかを教えてもらえるとありがたいですよね。

モエギハゼのヒレが全開になりやすい状況やタイミングを知りたい方は、多羅尾さんのブリーフィングにしっかり耳を傾けておいて下さいね。

あくまで主役は撮影する人

今回、ネイチャーさんで水中写真を撮っていて1番感じたのは、あくまで主役はゲストであり、写真を撮っている人だということ。

どうしても寄りきれず撮るのに苦戦していたイチモンコバンハゼの幼魚

どうしても寄りきれず苦戦していたイチモンコバンハゼの幼魚

例えば…
僕がイチモンジコバンハゼの幼魚を撮っていて「どうも寄れないなー」と悩みながら粘っていると側に多羅尾さんが来てくれるんです。

「撮影のアプローチをしてくれるのかな?」
……と思ってたら何もしてくれない。

そのまま僕が何カットか写真を撮って顔をあげるとスレートに「あっちに同じサイズで撮りやすそうな子がいます。どうします?」と書いてあります。

ちょっと寄り切れなかったことに悔しさを感じていたので、そのまま多羅尾さんに教えてもらった子で撮影を再開すると、本当に撮りやすい子なんですよ!

多羅尾さんに紹介してもらったイチモンジハゼは本当に寄りやすかった。

多羅尾さんに紹介してもらったイチモンジコバンハゼは本当に寄りやすかった。

俺の紹介するこれを撮れ!みたいな男気あふれる凄腕ガイドも好きですが、多羅尾さんみたいにゲストに選択させてくれるガイドもすごくいいなと思いました。

思えば、この石垣島での撮影は、いつも好きなだけ粘らせてくれて、ふと撮影が終わって顔をあげるとスレートに「コレとコレとコレがあります。どれがいいですか?」と書いて待ってくれていました。

クサビライシを背景に遊ぶのが楽しい!

背景がキレイな写真を撮りたいとお願いしたら、連れて行ってくださったポイントがコーラルブリッジというポイントでした。
ここは最大水深10m以内で楽しめる穏やかなポイントでクサビライシに乗ったイソハゼの写真が撮りやすいんです。

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クサビライシに乗るシロオビイソハゼ

このクラビライシのギザギザが美しい背景を作ってくれるんです。

個体によってクサビライシの色が違ったり微妙に雰囲気が違って、本当におもしろい!

お気に入りの背景をを決めたら、後はイソハゼが来るのを待ちます。

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せっかく良い場所に来てくれたと思ったら後ろ姿なことも

イソハゼを待っていたら興味津々に近寄ってきたヒトスジギンポ

イソハゼを待っていたら興味津々に近寄ってきたヒトスジギンポ

もちろん、イソハゼ以外にもベラの幼魚やギンポの仲間がフレームインしてくることがあります。
ちょっとぼかし過ぎた感じもありますが、この水中とは思えない色彩がすごく魅力的でした。
意外と紫色の背景って水中に少ないかもしれないですね。

ちなにみこのコーラルブリッジというポイントは昼間でもニシキテグリが見れるんです。

水深8m前後のガレ場にいたニシキテグリ

水深8m前後のガレ場にいたニシキテグリ

このニシキテグリも10分くらい粘ってじっくり撮りました。
ファインダー越しに何度も見失ってしまいましたが、ガイドの祥子さんが付きっきりでニシキテグリの位置を教えてくれるので撮りやすかったです。

水中での移動もほとんどないため、1人撮り終わると次の人へというように順番で撮っていくことができます。
他のゲストの方がいても、ニシキテグリを心ゆくまで撮れました。

待っている間は、クサビライシで遊んだり、生えものを撮ったり、多羅尾さんの紹介してくれる生物を撮ったりと、とにかく楽しい!
実際潜っている時は順番待ちをしているという感覚すらなかったです。

生態写真にも挑戦

エビにクリーニングしてもらっているユカタハタ

エビにクリーニングしてもらっているユカタハタ

ミノカサゴ宮殿というポイントに潜ったのですが、ここは生態写真も狙えるといいます。

生態写真は、タイミングが命。
タイミングが合わないと撮れないため、待ちの時間がすごく長いイメージがありました。
なかなか短い滞在では挑戦しづらいのが事実…。

しかし、多羅尾さんによるとハタのクリーニングステーションが分かっているため、高確率でユカタハタのクリーニングなら撮れると教えてくれました。
運がいいとユカタハタだけではなく、クマドリという魚やタテスジハタのクリーニングも撮れるかもしれないということで、「それでは!」と挑戦してみると、簡単にユカタハタに出会えてしまいました。

まるでユカタハタの歯を掃除しているようなソリハシコモンエビ

まるでユカタハタの歯を掃除しているようなクリーナーシュリンプ

ちょっとハングした暗がりに順々にユカタハタが入っていき、エビにクリーニングされています。

僕も最初の何カットかはピンがボケたり暗かったり失敗が続きましたが、何度もチャンスがあったのでなんとかものにすることが出来ました。

クマドリがクリーニングされている様子は貴重

クマドリがクリーニングされている様子は貴重

タテジマハタがクリーニングされている様子は観察できませんでしたが、クマドリのクリーニングは撮ることができました。

生態写真って普段撮らないから苦手意識があったけど…
生物の仕草が可愛かったり、駆け引きしている感じが楽しくてハマりそうです!

他にも素敵なシチュエーションがたくさん

ここじゃ紹介しきれないほどの素敵なシーンがたくさんありました。
今回は、その一部だけ紹介していきます。

水深3mにいたヤイトギンポは目がキョロキョロかわいい

水深3mにいたヤイトギンポは目がキョロキョロかわいい

黄色のイバラカンザシもピンクのサンゴの上にあると一味違う雰囲気に

黄色のイバラカンザシもピンクのサンゴの上にあると一味違う雰囲気に

ヤミスズキの幼魚は地味だけど超レアだという。

ヤミスズキの幼魚は地味だけど超レアだという。

多羅尾さんのアシストがあったからこそ撮れたムラサキゼブラヤドカリ

多羅尾さんのアシストがあったからこそ撮れたムラサキゼブラヤドカリ

他にもまだ体が透けているサイズのコバンハゼや極小のクビアカハゼ、クサイロモウミウシなどフォト派ダイバーなら夢中になること間違いないシチュエーションがたくさんありました。

石垣島というとマンタなどワイドのイメージがありますが、あえて石垣島でマクロという選択も“全然あり”だと思います。

いや、むしろ石垣島だからこそマクロ!

これからは、そんな気持ちで石垣島を見ることになりそうです。

今回お世話になったショップ:ネイチャー石垣島ダイビングサービス

ネイチャー石垣島のオーナー多羅尾さんと一緒に潜ったゲストの方々

ネイチャー石垣島のオーナー多羅尾さんと一緒に潜ったゲストの方々

※ネイチャー石垣島で4年間ガイドを務められた大介さんは2019年11月末に退職されています。

茂野優太さんのプロフィール

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「まだ見たことない世界を見てみたい」をモットーにダイビングに関わることは、なんでもこなす。
学生時代にダイビングにハマり、銀行員に就職するもダイビングの魅力が忘れられず、ダイビングの世界に。

▶茂野優太さんのブログはコチラ
▶ツイッターはコチラ

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▶︎石垣島でマニアックなマクロ撮影に挑戦! ~ネイチャー石垣島ダイビングセンター~

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水中メッシュゴミ袋「オーシャンバッグ」ついに予約購入受付開始!数に限りがあるのでお早めに〜〜!

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こんにちは!
オーシャナ編集長の山本です。

つ、ついに、オーシャンバッグの予約購入受付がはじまりました!
発送は、1月上旬になる予定です。

▶︎Aloha Photo Shop「【予約販売】水中メッシュゴミ袋「オーシャンバッグ」」
※「Aloha Photo Shop」は、むらいさちさんが運営されているWEBサイトです

オーシャンバッグのコンセプトに共感いただける方、ぜひ、購入のご検討を!
また、初回発注分には、数に限りがありますので、お早めの購入をお願いします。

SNS等でのシェアもお待ちしています^^/

いよいよ予約販売受付開始!
オーシャンバッグとは

「ファンダイビング中に、手軽にゴミが拾えるアイテムを作りたい!」
うみカメラマンのむらいさちさんの構想に私、オーシャナ編集長の山本も共感。
一緒にやろうと手を組んで、慣れないモノ作りに挑み、思いを形にしました。

oceanbagDSC_0963

ダイビング中にゴミを見つけても、入れるものがないと拾うことを躊躇してしまう方も多いと思います。
そんなとき、軽量・コンパクトで、いつでも身につけられるゴミ袋があったら、ダイバーがゴミを拾う機会も増えるはず!

水中メッシュゴミ袋のコンセプト
1、水中でも、海岸でも、すぐにゴミが拾える
2、軽量・コンパクトで持ち運びしやすい
3、ダイバーの通常装備に

 

一人ひとりの力は小さくても、みんなでアクションを起こせば、海を少しずつでもきれいにしていくことができると思うんです。
そんな思いで、オーシャンバッグのデザインには、「one ocean,one heart.」の文字を刻みました。

“アイテムから行動を変えていく”ことを本気で目指しています。

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こちらのサンプル写真より、一点変更があります!

口紐の色を黒→オレンジに変更しました。

水中での視認性を重視したためです。
ご注意ください〜!

水中メッシュゴミ袋
オーシャンバッグについて

【商品名】
OCEAN BAG(オーシャンバッグ)

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【商品概要】
水中でも、海辺でも、すぐに広げてゴミが拾えるメッシュゴミ袋です。
軽量・コンパクトで持ち運びがしやすく、大きめフックが付いているのでBCのDカンにも装着可能。
もちろん、海辺の小物入れとしてもご使用いただけます。

【価格】
1,500円+税

【サイズ】
大きさ:約横25×縦33cm※袋の部分のみ(折りたたみ時:約縦11.5×横13cm)
重さ:40g

【使用素材】
生地:ナイロン
メッシュ:ポリエステル
コード:ポリプロピレン

【ご使用上の注意点】
・使用後は真水で洗った後、素早く乾燥させてください。
・陰干しをお勧めいたします。
・長時間の直射日光は、変色や劣化の原因になります。
・洗濯は手洗いでお願いします。(漂白・乾燥機・アイロンNG)

★注意事項★
※予約購入受付中です。発送は1月上旬〜を予定しております。
※簡易包装でお届け予定です。
※口紐の色は、水中での視認性を重視し、黒→オレンジに変更になります。

\購入はこちらから/
▶︎Aloha Photo Shop「【予約販売】水中メッシュゴミ袋「オーシャンバッグ」」

これまでオーシャナでも、オーシャンバッグプロジェクトのリアルな話をお届けしてきました。

▶︎ダイビング中、手軽にゴミが拾える「水中メッシュゴミ袋」を作りたい!〜うみカメラマン・むらいさちの挑戦〜
▶︎水中メッシュゴミ袋「オーシャンバッグ」“ほぼ”できました!〜ファンダイビング中に手軽にゴミが拾えるアイテムを〜

思い先行でプロジェクトをスタートしたがゆえに、最初はどうなることかと・・・汗。
趣旨に賛同し、協力してくれる方々のおかげで、ようやく予約販売ページの公開をすることができました。

そして・・・
実は、2日前にダイビングショップ様向けの予約購入受付を開始したのですが、現在、すでに多数のご注文をいただいています!!

やっぱり、ダイバーの力ってすごい。
みなさん、海の環境について、真摯に向き合われているのだなと感じました。

この、スタートのタイミングでご購入いただけることは、非常に励みになります。
趣旨に共感いただける方、ぜひ、ご購入をご検討ください。

ツイッターアカウントも始動しました。
ぜひ、フォローお願いします!


SNS等でのシェアも、ぜひぜひ、よろしくお願いします!
みんなで盛り上げましょう〜〜!!

\購入はこちらから/
▶︎Aloha Photo Shop「【予約販売】水中メッシュゴミ袋「オーシャンバッグ」」

■オーシャンバッグ、これまでの軌跡↓
▶︎ダイビング中、手軽にゴミが拾える「水中メッシュゴミ袋」を作りたい!〜うみカメラマン・むらいさちの挑戦〜
▶︎水中メッシュゴミ袋「オーシャンバッグ」“ほぼ”できました!〜ファンダイビング中に手軽にゴミが拾えるアイテムを〜

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6日間でコモドへGO!デイトリップでダイビングに行ってきた★冬のマンタと魚種豊富な海に大満足!

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すいかのダイビング旅ログ、5つ目の行き先はインドネシア・コモド。

コモドは、実は個人的にも行きたいと思っていた場所の一つ。
取材の依頼をいただき、狂喜乱舞したものの、勝手にクルーズのイメージを持っており、1週間以上の日程が必要では・・・?
と思っていたが、デイトリップならなんと6日間から行けてしまうらしい!
アツイ〜!!!!

バリからさらに1時間半、飛行機に乗って行って来ました〜!

コモドってどこなの?どんな海?

“コモド”という通称でダイバーには親しまれていますが、正式名称は「コモド国立公園」。
1991年に世界自然遺産に登録された、“太古の自然”を残す地。

コモド国立公園は、インドネシアの中心部、スンバワ島とフローレス島の間に位置する、コモド島・リンチャ島・パダール島の主要3島・その他小さな島々と、その周りの海域を指し、面積にして、約2300k㎡!

コモドの海がすごいと言われる理由は、何と言っても生物の多さ
1,000種以上の魚、約260種のサンゴ、約70種の海綿動物、その他にもジュゴン、サメ、マンタ、十数種のクジラ、イルカ、ウミガメなども生息しているらしい・・・!
なんでも、太平洋からの暖かく透明な潮の流れと、インド洋の栄養豊富な深海からの湧昇流がぶつかって、サンゴや熱帯魚が育つ理想的な環境になっているそう。

なんだか聞いてるだけで賑やかな海が想像できる・・・!
そして、取材時期の11月は、ちょうど雨季に切り替わるくらいの時期。
雨季はマンタが出やすい時期とも聞いたので、マンタにも期待・・・!

今回はデイトリップということで、スピードボートで30分〜60分で行ける、コモド国立公園・北側・中央エリアを中心に潜って来ました!

サンゴと魚がのびのび!でかいし多い!

コモドのダイビング、1本目のポイントはシアバ・ベサー(Siaba besar)。
ハードコーラルと砂地、どちらも楽しめるポイント。

エントリーして、最初に目に飛び込んで来たのは、どぅわっと広がるサンゴ!

どぅわっ

どぅわっ

なんというか、雑多。笑
エダサンゴやテーブルサンゴなど、異なる種類のハードコーラルが、激しく自己主張をしてぶつかり合っている。

元気一杯のびのび!なサンゴを見ながら潜降して行くと、砂地に着底中の大きなフグを発見。
60cmくらいあっただろうか。
フグってこんなにべったり着底するんだ・・・。

動かないサザナミフグ

動かないサザナミフグ


というか・・・動かなさすぎじゃない・・・?
こんなにだらしな・・・いや、のんびりしたフグは見たことがない。
(しかし、この後コモドで何個体も見かけることになる)

だらしないフグを後にして、周りを見渡すと、魚の塊がサンゴの上にいくつも出来ている。
ユメウメイロ、タカサゴ、クマザサハナムロ・・・・。

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IMG_6109

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「魚多いなー、色んな種類がいるなー」と思いながら眺めていたのだが、ふと気づいた。
なんか、魚、でかくない

そう、ユメウメイロもタカサゴも、その他見る魚のほとんどが、自分が今まで見ていた個体の1.5倍以上ある。
ユメウメイロに関しては、水中では違う種類だと思っていたほど。

ゴマモンガラでかすぎて怖い

ゴマモンガラでかすぎて怖い


他のポイントでも大きさが印象的だったのが、チョウチョウウオとヤッコ。
大きくても20cmくらいのイメージだったが、だいたい目に入る個体は30cmくらいはある。
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特にロクセンヤッコ。
多分50cmはある。
そもそもが大型種なのだろうが、見慣れなさすぎて見かけるたびに驚いてしまった。

ウミガメやナポレオンフィッシュも何匹か見かけたけど・・・他の魚が大きすぎて、少し印象薄め。笑
シアバ・ベサーに関しては、本当はガイドのアキラさんが「カメ地獄」と呼ぶくらい、カメが多いポイントなのだが、他の生物に気を取られまくり。笑

サンゴも魚ものびのびしていて、圧倒された〜〜〜〜!!

小さいのもキレイ

小さいのもキレイ

天国なの?サンゴとカラフルな魚がキラキラの浅瀬

今回印象に残ったのが、浅瀬のサンゴとカラフルな魚たち。
特にシアバ・クチル(Siaba Kecil)というポイントが印象的だった。

水深5m程度、メラネシアンアンティアスやキンギョハナダイ、スズメダイの仲間が体をうねらせ、そこに当たる光が反射してキラキラしている。


赤、青、オレンジ、黄色の魚たちが、色とりどりのサンゴの上で乱舞している様は、飽きずにずっと見ていられる。

そして、一面に広がる、赤いソフトコーラル。
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赤い絨毯を広げたような光景は、春に富士山の麓で観た、一面のシバザクラのよう。

コモドの観光スポットの一つには、ピンクビーチというピンク色の砂浜がある。
通常サンゴの死骸でできる白い砂に、赤いサンゴの死骸が混ざることでピンク色に染まっている。
それだけ、この赤いソフトコーラルが多いのだ。

砂地に行った時には、砂をじっくり見てみてほしい。
確かに赤いサンゴのカケラがたくさん混ざっている。

そしてタタワ・ベサル(Tatawa Besar)というポイント。
水深10m前後をゆっくりドリフトできるポイントなのだが、カラフルなチョウチョウウオやヤッコ類が、至る所で泳いでいる。
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ウミガメの周りにも、カラフルな魚たちが泳ぎ、ハードコーラルにも様々な種類の魚たちが群がっている。
とにかく生物がカラフルで、どこを向いても楽しいダイビングだった。

ブラックマンタとホワイトマンタをじっくり堪能

はい、待ってました、マンタタイム!
雨季のコモドで、高確率で出会える大物といえば、マンタ。

私もマンタに会いたい!
ということで、ダイビング1日目はマワン(Mawan)、2日目はカラン・マカッサル(Karang Makassar)というポイントへ。

マワンに着くと、すでに船の上からマンタの影が見えている
これは絶対マンタに水中で会える・・・!

と、期待しすぎると会えないこともあるので、アキラさんや他のゲストさんと「もしかしたら会えるかもね〜!!!笑」と白々しい会話をしながらセッティング。

しかし、期待通りマンタが出現!
エントリーから約3分、ブラックマンタが水深6mあたりにやってきた!

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2〜3分留まったかと思うと、どこかに行ってしまったが、また戻ってきて留まる、というのを2回ほど繰り返していた。
戻ってくるたびに、黄色いチョウチョウウオがマンタの下に張り付いてクリーニングをしていた。

そして2日目、カラン・マカッサル。
今回の旅、最後のダイビングだったので、締めになんとしてもマンタに会いたい。
そんな思いでエントリーすると、潮の流れがすごい。笑

これまでも比較的ドリフトダイブだったが、最後の最後、まあまあ流れる。
流れに身を任すこと約10分、ついにマンタが現れた!

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写真提供:アキラさん

マンタが現れたら、マンタにストレスや刺激を与えないようにガイドの指示に従って観察するというルールがある。
そのため、マンタの方に流されないよう、近くの岩に必死でしがみつく。
360度カメラとコンデジを持っていたのだが、片手でどこかに掴まらないと流されてしまうため、コンデジは諦め、空いた手で360度カメラを構える。

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写真提供:アキラさん


お?お?近づいてきた・・・!
マンタを召喚する魔法少女の気分

マンタを召喚する魔法少女の気分/写真提供:アキラさん

マンタ、頭上、通過・・・!
まさか・・・私の真上を通っていくとは・・・。

360度カメラにもしっかりマンタの姿が写ってました★

360度カメラにもしっかりマンタの姿が写ってました★

興奮してそのまま振り返ると、4頭のマンタが並んでホバリングしている。
頭上を通り過ぎていったマンタも加わり、全部で5頭になった。
そしてゆっくり遠ざかっていく・・・。

もっと見たかった・・・と思いつつまた流されていくと、またまた出ました!
マンタと、ブラックマンタ!

しかもブラックマンタ、前日に見た個体よりも大きい。
ここも流れていたのだが、なぜか座ったところで体が固定され、ゆっくりブラックマンタを正面から観ることができた。

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写真提供:アキラさん

ブラックマンタの周囲をキンギョハナダイが乱舞しており、オレンジ色の紙吹雪がマンタに降り注いでいるようで華やかだ。
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そしてまた私の頭上にくるブラックマンタ・・・。

は〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
最後のダイビングで、ここまでマンタを堪能できるなんて・・・!
いやー、最高でした。

コモドのデイトリップ・ダイビングまとめ

憧れていたコモド。
終えてみての感想は「もう一回行きたい〜!!!!」

カラフルで賑やかな海に、かなり満足感を得ていたのですが、「まだまだポイント開拓中です!」とアキラさんが言うので、次はもっと面白いかも!?と期待感が。
何より、1週間以上の休みを取らなくても、コモドでダイビングができるというのは嬉しい話だ。

そして、実は陸もかなり楽しかったのです・・・!
コモドの陸情報は次の記事でご紹介します♪

雨季のマンタ、カラフルな魚たちと賑やかなコモドの海。
今まで忙しくて諦めていた方も、デイトリップで行ってみては!?

■ショップ紹介
コモドオーシャンアカデミー
2019年8月にオープンした、ダイブナビ直営のダイビングショップ。
IMG_5927
短い休みでもコモドのダイビングを楽しんでほしい!
という思いで、デイトリップでのダイビングサービスを提供している。

メインでガイドをしているアキラさんは、石垣島、神奈川、ニューカレドニア、タイ・シミランなど様々な海を経て、コモドへ。
アキラさん
まだあまり知られていないエリアの開拓も積極的に行っているところで、これからもっと面白くしていきます!とのこと。
水中、陸のサポートもバッチリなので、流れなど不安がある人は事前に伝えておこう。

ダイビングポイントへの移動はローカル船ではなくスピードボートを導入し、通常120分かかる移動を60分に短縮、日本人スタッフの乗船など、ハード・ソフト面でも快適なサービスを提供。
ダイビング後の、コモドドラゴンツアーなども、アレンジしてくれる。

機材提供:OLYMPUSINON
Sponsored by エス・ティー・ワールド

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【ランキング】2019年11月に人気だった海やダイビングのニュース・コラム・おもしろ記事

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こんにちは、オーシャナ編集部です。

早いもので2019年もあと2週間! 
街はすっかり師走モードで、クリスマスのイルミネーションもキレイですね☆
みなさん、2019年はどんな海に潜りに行かれましたか?

さて、今日は2019年11月の人気記事ランキングをご紹介。
拡散&いいね、よろしくお願いします!!(^^♪

海のニュース・記事・コンテンツ 人気ベスト10

第10位:「日本の海」水中フォトコンテスト2019入賞作品発表。審査員の中村宏治さん、堀口和重さんから熱い総評も届きました!

日本のダイビングの魅力を世界中にもっと発信したい。そんな思いから、日本政府観光局(JNTO)主催でフォトコンテストが開催されました。こちらの結果を発表! 審査員を務めた中村宏治さん、堀口和重さんからコメントもいただきましたよ~!

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第9位:ダイバーに話題の映画『ドルフィン・マン ~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』試写会に行ってきました!

現在公開中の映画『ドルフィン・マン ~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』。アップリンク渋谷にて行われた試写会に、ライター/スキンダイビングインストラクターの小笠原愛ちゃんが参加してきました! 感想などをレポートしてくれています♪

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第8位:2019年も玄界灘はすごかった!!今シーズンの“7大トピックス”と来年のツアー日程紹介

2019年も玄界灘の海中はすごかった~~~! ダイブクルーザーSTINGRAYで海をガイドしている木村さんに、今シーズンの7大トピックスを伺いました。2020年のスケジュールも最後にご紹介しているので要チェック☆

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第7位:「宮古島フォトコンテスト2019」入賞作品発表! 古見きゅうさんからの寸評と受賞者のコメントも

毎年、恒例となっている「宮古島フォトコンテスト」。2019年の受賞作をどーんと発表します! 審査員・古見きゅうさんの寸評と受賞者の方々からいただいたコメントもあわせてお読みください♪

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第6位:【サイパン随一の憧れポイント】グロットでBAEなポージングにTRYしてみた!

直行便復活で注目のサイパン! サイパンといえば、やっぱり「グロット」ですよね。今回は定番ポイント「グロット」の新しい楽しみ方も紹介。今や当たり前となっている“BAE=映え”を、水中でたっぷり撮影してきましたよ~

テーマ「道路標識」 by私

第5位:パプアニューギニアでは、この“ワイド”写真を狙え!中村卓哉が選ぶ写真映えするダイビングポイントBEST5

パプアニューギニアに通うこと20回以上、水中写真家の中村卓哉さんに、パプアで“写真映え”するダイビングポイントBEST5を選んでもらいました。こちらの記事ではワイド編をご紹介。なんかもう、写真が濃厚で本当に素敵です……!

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第4位:シェルドライorネオプレーン論争に最終結論!?それぞれの長所と短所を、ダイビングガイドが本音でアドバイス

シェルドライとネオプレンって何がどう違うの? シェルドライのいいところは? 実際に海で着ているというベテランガイドの方お二人に、使用感やメリット・デメリットについて“本音で”たっぷり語っていただきました!

ワールドダイブの高橋さん(左)と金津さん(右)

第3位:水中メッシュゴミ袋「オーシャンバッグ」“ほぼ”できました!〜ファンダイビング中に手軽にゴミが拾えるアイテムを〜

うみカメラマンのむらいさちさんとオーシャナ編集長の山本が、熱い思いを持って進めている「水中メッシュゴミ袋プロジェクト」。オーシャンバッグができるまでの過程をレポートしています。現在、事前予約販売も受け付け中!

ほぼ完成品ができたよ〜♪

第2位:【後編】弾丸ダイビングならサイパンへ!3泊4日でここまで楽しめた!

オーシャナ営業部スイカが、3泊4日で弾丸サイパンダイビング!の後編。到着日は夜までダイビングを楽しんだスイカ。2日目はなんとテニアンに遠征、3日目はグロット、最終日はショッピング~~~!と盛りだくさんで楽しんできた様子。おすすめのポイントをぜひチェックしてください。

広がる白い砂地が気持ちいい

第1位:【前編】弾丸ダイビングならサイパンがおすすめ!3泊4日でここまで楽しめた!

オーシャナ営業部スイカが、3泊4日で弾丸サイパンダイビング!の前編。着いたその日から早速潜って、ナイトダイビングまで♡ 長い休みが取れなくても海外でここまで楽しめる。直行便復活のサイパン、めっちゃ注目ですね!

batch_写真 2019-03-26 16 49 00

みなさん、いつも読んでいただきありがとうございます。
来月のランキングもお楽しみにー!!

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<速報>テングノタチが大瀬崎に現る!超稀種の深海魚、貴重な動画の撮影にも成功

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西伊豆・大瀬崎に今年もまた、この季節がやってきました。
そう、深場の珍しい魚たちが続々と浅場にやってくる、秋~冬の深海生物祭り!!

昨シーズンもリュウグウノツカイやテンガイハタ鳥のようなくちばしのシギウナギなど、大瀬崎ではもう連日、深海生物が大フィーバー。

そして今シーズン、リュウグウノツカイなんて目じゃないほどの(リュウグウさんごめんなさい)、超ウルトラ稀種が登場したとの情報をキャッチ。
その名も、テングノタチ!!

いったいどんな魚なのでしょう? 情報を提供してくださった大瀬館マリンサービスの熊谷翔太さんに、早速お話を伺いました!

珍し過ぎて生態もほぼ謎
激レアのテングノタチが出たー!

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大瀬崎で見つかったテングノタチ(撮影/熊谷翔太)

ーー

ショータさん、やりましたね! 相当珍しいテングノタチを発見したとか! そのときの様子を教えてください。

熊谷さん

はい! ショータ、やりました!!笑

見つけたのは12月21日(土)、「湾内」でのナイトダイビング中です。
いつものように潮や風などを見て、おもしろいものが出そうなポイントにアタリをつけていたんです。
そこにゲストの方を連れてガイドしていたら、潜り始めて10分後に見つけてしまいました……!

ーー

調べると成魚は1メートルを超える個体もいるようですね。今回のテングノタチはどれくらいの大きさだったんでしょう?

熊谷さん

10cmくらいの個体でしたので、幼魚で間違いないと思います。
水面を元気いっぱいに泳ぎ回っていましたよ!

ーー

すす、すごい! 大発見ですね!! 私のような素人から見ると、リュウグウノツカイにも似ていて区別がつかなそうな……。すぐにテングノタチだとわかたんでしょうか?

熊谷さん

はい! 実は以前、大瀬館マリンサービスの先輩で、現在は水中カメラマンとして活躍されている堀口和重さんに、テングノタチのことを教えてもらっていたんです。もちろん写真などはないので、図鑑のイラストを見せてもらって……

そのころから「いつか会ってみたい」とずっと憧れていたので、今回見つけたときは「あああ、あれは、テングノタチだ!!」とすぐにわかりました。遠目で見ても、神々しく光って見えました笑

テングノタチ_大瀬崎

今回見られたのは10㎝程度の幼魚とのこと(撮影/熊谷翔太)

大瀬崎のガイドになった新人のころから憧れていた、超超珍しい生物に今回巡り合えたなんて、なんだか奇跡の連続ですね!

ではみなさんお待たせしました、恐らく世界的にも超貴重な、テングノタチの水中動画をご覧ください!
(いろいろ探したけれど動画は全然出てこないですよー!)

大瀬崎ではテングノタチのほか、今年もリュウグウノツカイやユキフリソデウオなどの深海生物が続々と見つかっています。
こちらは近日中にまたご紹介するのでお楽しみに!

伊豆近郊ダイバーのみなさん。ぜひ大瀬崎に潜りに行きましょう~!

<情報提供>

大瀬館マリンサービス 熊谷翔太さん

ミツクリザメとパチリ。

ミツクリザメとパチリ。


西伊豆・大瀬崎にあるダイビングサービス「大瀬館マリンサービス」。店長の熊谷翔太さんは、大瀬の海の素晴らしさに惹かれ、現地スタッフとして働くことを決意。激レア生物から深海魚、季節によって姿を変える大瀬の海の魅力をしっかりガイドしてくれる。

大瀬館マリンサービス
〒410-0244 静岡県沼津市西浦大瀬325-1
TEL055-942-2725 FAX055-942-3252

▼熊谷翔太さんが登場するこちらの記事もチェック

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“危険”なコモドドラゴンと記念撮影!?6日間のコモドダイビングリアルストーリー〜3色のビーチや青の洞窟も!〜

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オーシャナ読者のみなさん、こんにちは!
インドネシア・コモドのダイビング記事はもう読んでいただけましたか?

デイトリップということで、スピードボートで30分〜60分で行ける、コモド国立公園・北側・中央エリアを中心に潜って来ましたが・・・

天国と見紛うほどのサンゴとカラフルな魚たちがあふれる浅瀬の光景や、ブラックマンタとホワイトマンタの乱舞など、充実のダイビングの様子をご紹介しました。

▶︎6日間でコモドへGO!デイトリップでダイビングに行ってきた★冬のマンタと魚種豊富な海に大満足!

さてさて、今回の記事では、コモドで過ごした全6日間の中身をまるっとご紹介♪
デイトリップの魅力って、やっぱり陸観光もたっぷり楽しめるところですよね〜〜〜!

コモドといえば!なコモドドラゴンはもちろん、白・黒・ピンク、3つの三日月型のビーチが背中合わせになった地形のパダール島、インドネシア版・青の洞窟など、絶景ポイントでテンションぶちあげて来ました〜!!!

その他、ローカルのフィッシュマーケットや、1本道の街の様子、レストランなど、デイトリップダイビングだからこそ、ゆっくり楽しめる陸の情報にご注目ください。

個人的には、港町の夕日と、経由地のバリも結構お気に入り・・・!

1日目は、バリの夜から!
どうぞ〜〜〜!

バリ・サヌールで1泊、リゾートの夜を歩く

今回の目的地、インドネシアのコモドまでは、バリを経由した。
成田空港を11時頃に出発し、約8時間でバリに到着。
-2時間の時差があったが、バリに着いた頃には、もう暗くなっていた。

宿泊したのは、バリ・デンパサール空港から車で約30分、バリ島東海岸エリア、サヌールのホテル。
サヌールは、老舗のホテルが立ち並ぶ、のんびりとした雰囲気の場所で、長期滞在の欧米人にも人気のエリアだ。

20時ごろ、ホテルに到着し、近くのローカルレストランで夕食へ。
同じホテルに泊まる、サーファーの方と仲良くなり、一緒に行くことに。

バリローカルフード

自分で好きなおかずを選ぶスタイル

バリローカルフード

料理の名前も、どんな味かもわからないまま、色んなおかずを、ご飯の上に乗せてもらった。

これだけ盛って、日本円で200円くらい。
安すぎる(笑)
雰囲気のいいレストランは周りにたくさんあるけど、ついついローカル食堂に行っちゃうのは、この安さもあるよね〜。

ナスやインゲンなどが入った炒め物は、辛めの味付けが多かった上に、追加で乗せたサンバルソースがさらに辛くて、ヒーヒー言いながら完食した。

夜のサヌールを散歩していると、おしゃれなレストランやバーが立ち並び、生バンドの演奏が色んなところから聞こえてくる。
車や人通りは、繁華街ほど多くなく、高い建物もないからか、のんびりとした雰囲気。

ビーチまで歩くと、ここにもおしゃれなお店が並んでいる。

以前バリに来た時は、クタの繁華街で賑やかな夜だったが、サヌールはゆったり、大人な夜。
なかなかいい感じ。

サヌールビーチ

おしゃ

ビールを1本だけ飲んで、この日は解散。
正直もっと飲みたかった・・・(笑)

しかし、次の日は、空港に行くのに、朝6時にホテルでピックアップという、鬼のスケジュール。
さすがに寝ました。

翌朝、5時に起きて、ちゃっちゃと支度を済ませ、歩いて5分ほどのビーチへ。
どうしても朝焼けが見たくて来てしまった。

サヌールビーチ

いやー、早起きしてよかった。
美しい・・・。

このビーチの先に、ヌサペニダなど、ダイビングポイントとして有名な島がある。
うーん。
もう2泊くらいして、ここでもダイビングしたい。

そんな名残惜しさも残しつつ、サヌールを後にした。

コモド国立公園の入り口・ラブハンバジョへ到着!
コモド初日はインドネシア版・青の洞窟へ

コモド空港は、フローレス島のラブハンバジョという街に位置している。
バリから約1時間半、あっという間に到着した。

コモド空港

コモド空港

さっそくダイビング!
と思いきや、この日はフリーで「スイカさん、適当に面白いもの見つけてください!」という、まさかの無茶ぶりを、ダイブナビの担当者からされていた。

また、ポンペイの時みたいに、ビンゴ場あるー!ってなったら面白いけど(笑)不安だったので、コモドオーシャンアカデミーのガイド・アキラさんに相談し、ランコケーブ(Rangko Cave)へ行くことに。

ランコケーブは、インドネシア版・青の洞窟。
ランコケーブがある、ランコ村までは、私が宿泊していた、ビンタンフローレスホテルから車で40~50分ほどだ。

さらに、村からローカルのボートに乗って、約15分、ランコケーブの入り口に着く。

村人の手作り船

村人の手作り船

入り口の桟橋が、なんだかいい感じだ。

rangkocave1

そして、5分ほどトレッキングすると、謎の穴が現れる・・・。

rangkocave2

え!?ここ降りるの!?
マジで!?
と思ったが、はしご伝いにおりて行くと、青いプールが現れた!

ランコケーブ

おおおー!!!
ブルーとエメラルドグリーンを混ぜたような水に、鍾乳石が映り、美しい。

ここでは自由に泳いで良いが、着替えるところはないため、泳ぎたい人は水着を下に着て行くのがオススメ。
また、地面が急で、ぬかるんでいるので、水辺までは注意して降りよう。

すぐに私も水着になって、ゆっくり水辺まで降りる。
水は少し冷たいけど、穴の中は、蒸し風呂状態で暑いので、ちょうどいいくらいだ。
楽しそうに泳いでいる欧米人に「ここで撮るといいんじゃない?」などとアドバイスをもらい、写真を撮りまくった。

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着いて早々、こんな幻想的なところに行けるなんて・・!
現地のガイドさんには、やはり相談してみるものです。
アキラさん、ありがとう。

港町、ラブハンバジョでフィッシュマーケットと夕日を堪能

ランコケーブの後もフリーだったので、ラブハンバジョの街をふらふらすることに。
ラブハンバジョ1番の繁華街は、1本道で、車道は一方通行。

ちょうど、ホテル側から、1本道を最後まで行くと、フィッシュマーケットがあるので、そこを目指して歩くことに。
一方通行の進行方向と、逆から歩いていたので、車やバイクとすれ違いまくる。

ラブハンバジョ

バックパッカーが多い町らしく、飲食店や衣料品店に混ざって、ユースホステルや、当日受付しているツアー会社が点在している。

30分ほどかけて、1本道を歩いて行くと、フィッシュマーケットにたどり着いた。

fishmarket

フィッシュマーケット

海の中と同じく、魚種が豊富!
その場で、食べたい魚を選ぶと、焼いて出してくれるみたい。

そして、ラブハンバジョで1番感動したのが、港の夕日!

ラブハンバジョ

紫というかオレンジというか・・・。
絵画のような風景に、終始心を奪われていた。

その後、ツリートップレストラン(Tree Top Restaurant)で夕食をとったのだが、3階から眺める夜景もとても綺麗だった。
でも、もうちょっと早めに行ってたら、夕日をゆっくり眺められたなーとも後悔。
次は、日没前に行くと心に決めた。

帰りはバイクタクシーの後ろに乗って、ホテルへ。
涼しくて気持ちい〜〜〜。

3日目・4日目は、コモド国立公園へ!
旅のメイン・ダイビングを満喫!

3日目と4日目は、メインのダイビング!
ラブハンバジョの港から、コモド国立公園の海域へスピードボートで向かい、サンゴや魚、生物豊富な海と、マンタを堪能してきました!

コモド マンタ

ダイビングに関しては、前回の記事をご覧ください♪

▶︎6日間でコモドへGO!デイトリップでダイビングに行ってきた★冬のマンタと魚種豊富な海に大満足!

3日目は3本たっぷりダイビング。
そして、4日目は2本潜って、午後はあらかじめリクエストしていた、陸のツアーへ。

4日目、ダイビング終了後は
絶景・パダール島トレッキングへ

パダール島は、コモド国立公園内の、主要3島、コモド島・リンチャ島・パダール島のうち、1番小さい島。
今回、私が1番行きたかった場所だ。

コモドを調べると、パダール島の素敵な写真がたくさん出てくるんです・・・!
すっかり魅せられてしまい、事前にアキラさんにお願いし、ダイビングの後のツアーに組み込んでもらったのだ。

当日は、ダイビング2本終了後、そのままスピードボートでパダール島へ。
まずは、船の上でお弁当タイム。

ナシゴレン、ミーゴレンなど、現地の料理

ナシゴレン、ミーゴレンなど、現地の料理

ものすごいボリューム(笑)
この後のトレッキングに備えて、がっつりいただいた。

そして、パダール島に上陸!
ぱっと見、あまり大きくない島に見えるが、実際登っていくと結構ハード。

パダール島

階段で登るだけだし・・・と舐めていると、痛い目にあう。
水分補給と、日焼け対策は必須。

階段を上がること、約20分、ようやく絶景ポイントに到着!

パダール島

っひょ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

振り返ると、島の3つの入り江が見渡せる。
それぞれ、ピンク、黒、白のビーチと聞いていたが、ピンク感はそんなにない。
でも、なんとも不思議な見た目だ。

ちなみに、ピンクビーチ自体は、コモド国立公園では、いくつかみられるのだが、3つの色のビーチを同時に見られるのはここだけ。

ここでもテンションが上がり、ひたすら写真を撮ってもらった。

パダール島

映えを意識

パダール島

ヤンキー座りしてみたら意外とよかった

いや〜〜来てよかった。
足ガクガクだけど、来てよかった。

コモドに来たら、やっぱり会いたい!
コモドドラゴンに会いに、リンチャ島へ

コモドと聞いて、1番最初に思い浮かべるのは、コモドドラゴンという方は多いのではないだろうか。
コモドドラゴンは、全長2~3mにもなる、世界最大のトカゲで、正式名称はコモドオオトカゲという。
コモド国立公園と、その周辺の島にしか生息していない。

中でも、コモド国立公園の、コモド島とリンチャ島では、野生のコモドドラゴンを観ることができる。

今回は、リンチャ島の方で、コモドドラゴン観察をすることに。
リンチャ島へは、パダール島からスピードボートで、30分程度で到着。

リンチャ島入り口

ここでは、リンチャ島内を案内してくれる、レンジャーの指示に従うのが鉄則。

コモドドラゴンレンジャー

なぜなら、コモドドラゴンは、ひと噛みで人を死に至らしめるほどの、強い毒を持っているため、むやみに近づくと危険だからである。
(やべー)

レンジャーの説明が終わり、進むと、さっそくコモドドラゴンが闊歩している。

コモドドラゴン子供

ズンズン

子どもなのか、小さいサイズだった。
なんでも、コモドドラゴンは、子どものコモドドラゴンを食べてしまうこともあるらしく(つまり共食い)、小さいうちは、食べられないように、木の上で生活しているらしい。
きっとこいつも、大人から逃げていたのだろう。

そして、レンジャーハウスの近くに行くと、コモドドラゴンが集まっている!

コモドドラゴン

だらけるコモドドラゴンたち

食べ物の匂いがするため、みんなここに寄ってくるのだそう。
いやー、噛まれると死ぬとか、動きが早くてやばいとか噂聞いてたけど、なんか全然おとなしそうじゃーん。

すると、1頭が突然立ち上がる。

コモドドラゴン

めちゃめちゃ悪い顔してる

レンジャーが慌てて動き出したので、え!危険!?
と焦っていると、スマホをよこせと言っている。

訳も分からずスマホを渡すと、ポジションを指定され、反対側に回るレンジャー。
撮影タイムが始まった。
どうやら、ただのシャッターチャンスだったよう(笑)

コモドドラゴンは、危険で近寄れないため、遠近法を利用して、近寄っているような写真を、撮っているのだ。

群れに混ざってる風

群れに混ざってる風

コモドドラゴン

わしゃしゃしゃ

レンジャーは、写真撮影に慣れているので、お任せしてジャンジャン撮ってもらおう。

さらに進むと、コモドドラゴンの巣穴がある。
地面に3つの穴があり、そのうちの1つに、卵が30個くらいあるそう。

穴から顔を出す母ドラゴン

穴から顔を出す母ドラゴン

後の2つの穴は、卵を狙うヘビやイノシシといった、外敵から襲われないように作った、カモフラージュの穴らしい。

そう、この敷地内では、コモドドラゴンのほか、イノシシ、鹿、サル、水牛など、様々な動物に、出会うこともできる。
運が良ければ、それらを捕食する、コモドドラゴンの姿も観られるかもしれない。
今回は、コモドドラゴンだけを観に行ったため、短いコースを歩いたが、他の動物や、島の景観を楽しみたい人は、長いコースも行ってみては。
鳥類もたくさんいるため、バードウォッチングも楽しめるそうだ。

私はやっぱり、コモドドラゴンの、捕食シーンが観たいな〜!

夜はおしゃれなレストランでリゾート気分

4日目の夜は、ラブハンバジョで過ごす最後の夜。
アキラさんや、一緒に潜ったゲストさん、みんなで夕食。

連れて行ってもらったレストラン、アトランティスビーチクラブ(Atlantis Beach Club)は、雰囲気がめちゃくちゃいい!

atlantisbeachclub

外にはプール、ソファー、バーがあり、内装も、アンティークな家具やタイルの床など、細かいところにこだわりが。
どこを見ても素敵なので、他のゲストさんと一緒に、写真を撮りまくってしまった。

また、ビーチに面しているため、海側の席では、ビーチの景観を観ながら、食事ができる。
そのほか、陸上に船のデッキもあり、船上パーティーのような気分も楽しめる。
食事は、インドネシア現地の料理をメインに、カジュアルな西洋料理なども用意されている。

アトランティス

実は、アトランティスだけでなく、結構おしゃれなレストランやカフェが多いラブハンバジョ。

前日の夜は、イタリア料理のレストラン、メディテラネオ(Mediterraneo)に行ったのだが、こちらもソファー席や内装が可愛らしい。

メディテラネオ

料理も本格的なイタリアンだ。

メディテラネオパスタ

街で、レストランやカフェ巡りをしても楽しめそうだ。

最終日、ローカルマーケットと
バトゥチェルミン洞窟へ

最終日は、帰りの飛行機が、15時半ごろに出発のため、ギリギリまで陸で遊んでやる!
ということで、ラブハンバジョの中心から近い、ローカルマーケットとバトゥチェルミン洞窟へ。

マーケットまでは、ホテルから約20分。

野菜やお肉、魚などの食料品以外にも、日用品も販売している。
特に魚の種類はやっぱり豊富で、見ているだけでも楽しかった。

マーケット1

マーケット魚

「写真撮っていいですか」と聞くと、みんな気持ちよく撮らせてくれて、中には私を撮って!とノリノリの方も。
マーケットは、ローカルの人と距離が近いから楽しい。

マーケット2

積んである袋は、フローレス島名産のコーヒー豆

積んである袋は、フローレス島名産のコーヒー豆

20分ほどマーケットをみて、そこから5分程度、さらに車に乗ると、バトゥチェルミン洞窟に着く。

入り口で受付をして、洞窟まで200mほど歩く。
道中は、竹林や、不思議な形をした岩がある。

アンブレラストーン

アンブレラストーンというらしい

バトゥチェルミン洞窟は1958年に、オランダの研究者よって、発見された。
まだ調査中の部分もあり、全貌は分かっていない。
サンゴの死骸が、隆起してできたと言われている、最大75mの高さの巨大洞窟だ。

入り口に近づくにつれ、ダイナミックな地形が現れてくる。

バトゥチェルミン

そして、入り口。

バトゥチェルミン

現地のガイドさんと

・・・せまっ!(笑)

バトゥチェルミン

ヘルメットを被って、狭い洞窟に入っていく・・・。
なんだか、探検隊になったみたいで楽しい。

暗くて狭い穴の中を進んで行く。

キラキラしてる

キラキラしてる

叩くとここだけ音がなる

叩くとここだけ音がなる

コウモリもいる

コウモリもいる

1番奥まで行くと、大きな隙間が現れる。

青っぽく光ってるの、わかる?

青っぽく光ってるの、わかる?

横壁全体に、苔が生えて湿っていて、上から入る光で青く輝いている。
洞窟が発見された当時、この一番奥の、岩の両側面が、雨に濡れて、鏡のように反射して見れたことから、鏡の岩「バトゥ・チェルミン(Batu ccermin)」と名付けられたそう。

ここで折り返して、また元の入り口に戻って行く。

洞窟を出た後も、ダイナミックな地形が続いており、最後まで圧倒されっぱなしだった。

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短い時間で、探検隊気分になれるので、帰りの飛行機まで時間がある方は、立ち寄ってみては。

コモドツアー終了!
帰りはジャカルタ経由で

ギリギリまで楽しんだ、陸のツアー。
最後は空港近くのレストラン、エキゾチックコモド(Exotic Komodo)でランチ。

エキゾチックコモド

今まで食べた、ナシゴレンの中で、ダントツにおしゃれ。

まだコモドで遊びたいなー。
足りないなー。

と思いつつ、帰りの経由地のジャカルタへ。
深夜便まで時間があったため、ジャカルタ・スカルノ・ハッタ空港で、マッサージを受けたり、丸亀製麺や吉野家があることに感動したりして、時間を潰す。

そうこうしているうちに、時間になり、羽田空港行きの深夜便へ・・・。

ちなみに、ダイビングで一緒になったゲストさんは、帰りもバリ経由で、さらに1泊のんびりしていったそう。
帰りにバリでゆっくりするのも、確かに良いな〜!

6日じゃ足りない!
コモドツアーは、陸もがっつり楽しみたい

ダイビングメインでコモドに来たものの、思った以上に陸が楽しくて、大満足でした!
中でも、パダール島、ランコケーブのインスタ映え具合が良かった・・・!

他にも、コウモリが夕日に飛び立つ様子が絶景という、カロン島も行ってみたいし、もっとゆっくりしたい!と思うくらいホテルも素敵だったし、6日じゃ正直足りないくらい!

ビンタンフローレスホテル

ビンタンフローレスホテルのプール

次はバリの延泊も合わせて、1週間以上、コモドツアーに行きたいな〜〜〜〜。

みなさん、コモドにダイビングに行くときは、ぜひ、陸ツアーも、がっつり楽しんでみてください!!

■ショップ紹介
コモドオーシャンアカデミー
2019年8月にオープンした、ダイブナビ直営のダイビングショップ。
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短い休みでもコモドのダイビングを楽しんでほしい!
という思いで、デイトリップでのダイビングサービスを提供している。

メインでガイドをしているアキラさんは、石垣島、神奈川、ニューカレドニア、タイ・シミランなど様々な海を経て、コモドへ。
アキラさん
まだあまり知られていないエリアの開拓も積極的に行っているところで、これからもっと面白くしていきます!とのこと。
水中、陸のサポートもバッチリなので、流れなど不安がある人は事前に伝えておこう。

ダイビングポイントへの移動はローカル船ではなくスピードボートを導入し、通常120分かかる移動を60分に短縮、日本人スタッフの乗船など、ハード・ソフト面でも快適なサービスを提供。
ダイビング後の、コモドドラゴンツアーなども、アレンジしてくれる。

Sponsored by エス・ティー・ワールド

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沖縄本島の“ウミウシの聖地”で10種類を撮影。冬がベストシーズンのレッドビーチへ急げ!

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こんにちは、水中写真家の上出俊作です。
今日は、知る人ぞ知るウミウシの聖地「レッドビーチ」の魅力を紹介します。

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レッドビーチがあるのは
沖縄本島・金武町

さっそくですが皆さん、沖縄本島にレッドビーチというダイビングポイントがあることをご存知でしょうか?
知らない方が多いですよね…僕も沖縄に移住してくるまでは、そんなポイント名は聞いたことがありませんでした。

沖縄本島のダイビングポイントや観光スポットは西海岸(東シナ海側)に集中しているのですが、レッドビーチは東海岸(太平洋側)の金武町(きんちょう)に位置しています。

「金武と言ったら“キンタコ”だよね!」と言えるあなたは、かなりの沖縄好きですね。笑
※キンタコ:キングタコスの略。タコライス発祥の店と言われており、観光客も多く訪れる。

正直、沖縄本島に6年住んでいる僕でも「金武町に行くならあそこがオススメだよ」というスポットがパッと浮かびません。
失礼な話ですが、それくらい観光客の方にとってもダイバーにとっても、マイナーな町だと思います。

ただ、観光地化されていない分、本物の沖縄らしさは感じられるかもしれません。
赤瓦の屋根にシーサーが鎮座し、庭から茂る色とりどりの花が白砂の道を彩り……という、沖縄の原風景ではなく、感じられるのは、基地と盛衰を共にした街のリアルな沖縄らしさです。

キャンプ・ハンセンを擁する金武町に足を踏み入れると、お店の看板が横文字ばかりで、異国情緒溢れるというよりは、本当にアメリカにやって来たような感覚になります。

そういう意味では、ディープな観光地ということもできそうですね。現在はシャッターを閉めてしまっているお店も多いので、ちょっとした物悲しさも感じられます。

前置きが長くなってしまいました。
レッドビーチに話を戻しましょう。

ウミウシの数・種類ともに沖縄一!
レッドビーチは冬がベストシーズン

金武湾の北側に位置するレッドビーチは、南側が開けているため、北風に強く南風に弱い地形です。

北風が吹きやすい冬の間は比較的穏やかな日が多く、しかも、水温が低くなるにつれウミウシも増えてきます。
つまり、レッドビーチはまさにこれから(〜3月くらい)がベストシーズンの、冬のポイントなのです。

ちなみに、内湾性のポイントで、地質も泥地・砂地なので、透視度はあまり良くないと思っておいてください…
10mくらい見えていると「今日は透視度いいですねー!」とみんなが口を揃えている感じです。笑

最大水深は10~15mくらいで流れもほぼ無いので、じっくり写真を撮りやすい環境と言えますね。

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上の写真が、レッドビーチでダイバーが良く潜るエリアです。右の砂浜の方からエントリーします。

左の奥の方に、コンクリートブロックのような建造物が3つ、水面から顔を出しているのが見えますでしょうか?
これは、米軍の大型船を係留するための鉄塔です。

この3本の鉄塔にウミウシが多く生息しているため、ウミウシ好きのダイバーたちは、鉄塔を中心に潜ることになります。
僕自身はあまりウミウシには詳しくないのですが、レッドビーチのウミウシの数・種類は沖縄一とも言われているんだとか。

そういうわけで、この地味な鉄塔を目指して、泥地で透明度が悪くて沖縄っぽさのないこの海に、日本中からウシラーたちが集まってくるのです。
※ウシラー:ウミウシをこよなく愛するダイバーの愛称。

写真提供:Smile Blue

写真提供:Smile Blue

ここまで紹介してきました通り、レッドビーチはちょっとマニアックなポイントです。
今回は、レッドビーチ&ウミウシに詳しい「Smile Blue」の本間祥子さん(サチさん)にガイドをお願いしました。

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11月の後半と12月の中旬、2日間潜って計20~30種類のウミウシを紹介してもらったのですが、残念ながら、力及ばず、10種類しかまともに撮れませんでした…サチさん、ごめんなさい。

今日は、沖縄ならどこでも見られるウミウシからレッドビーチらしいウミウシまで、2日間で撮影した子たちを紹介しますね。

ウミウシ好き必見!
撮影した10種類を一挙ご紹介

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まずは沖縄のいたるところで見ることができるキカモヨウウミウシ。
実は、今日紹介するウミウシの中で唯一、自分で見つけた子です。

僕でも見つけられるくらいどこにでもいるということなのでしょうが…
派手ではないですが、個人的には好きなウミウシですね。

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こちらもレッドビーチの定番、ホシゾラウミウシ。

この模様を見て「星空」がイメージできるって、心が豊かですよね。
全然珍しくはないですが、僕は大好きで、特に上の写真のような小さい子を見つけると必ず撮ります。

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こちらはホシゾラウミウシの大人です。3㎝くらいあったと思います。

普段はスルーしてしまうサイズですが、せっかく紹介してくれたので撮りました…
自分で言うのもなんですが、大きい割に可愛く撮れたのでは?笑

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沖縄の色んなポイントで遭遇する、マダライロウミウシ。

2,3個体が連なって、電車ごっこをすることで有名ですね。
写真の子はまだ体調が1cmに満たない可愛いサイズで、透明感もありました。

鉄塔についている色とりどりのカイメンが、ポップな背景を演出してくれます。

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出ました、ミノウミウシの仲間。ヒブサミノウミウシです。

実は僕、元々ウミウシがあんまり好きじゃなく、最近ようやく好きになってきたのですが、ミノ系だけは今でもあまり得意ではなく…

ミノ系はほとんど撮ったことがないのでどこにピントを合わせるべきかもわからなかったのですが、後からサチさんに聞いてみたところ、目に合わせるのがセオリーなんだとか。

確かに、触覚の根本に目のような黒い点がありますね…ぼんやりと。笑

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事前に「ミノはあんまり好きじゃない」とやんわり伝えていたにもかかわらず紹介されという事は、「いいから黙って撮れ」という意味だろうと思い、頑張って撮りました。

でも、このイボヤギミノウミウシは、僕がこれまで見てきたミノ系の中で一番可愛かったです。
体長1cmくらいと小さくて、しかも丸っこくて、ミノなのに楽しく撮影できました。

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触覚までお洒落で撮りがいのあるセンテンイロウミウシ。
体が細長いので、横から撮ってしまうとあまり可愛くないように思いますが、正面から撮ると最高に綺麗です。

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上品な色彩で、撮影されるために生まれてきたかのようですね。

そんなに珍しいわけではないようですが、僕はこのセトイロウミウシを初めて見ました。
上品すぎて、触覚もほぼ透明で、オートフォーカスだとピントが中々合いませんでした…

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僕がレッドビーチで最も見てみたかったのはこの子、サーシャコヤナギウミウシです。
けっこう珍しいと思っていたのですが、あっさり見つかり、しかもたくさんいました。笑

とは言っても、それはガイドさんの長年の経験とウミウシ愛があるからですね。
トゲトゲをひとつずつ取って食べてしまいたいくらい可愛かったです。

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遠くからでもその存在感を感じずにはいられない、テヌウニシキウミウシ。

でかいし色も派手だし、上品さは感じませんでしたが、まあフォトジェニックと言えばフォトジェニックなんでしょう。

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最後は、オレンジトラパニアことツガルウミウシ属の一種-3。

僕はトラパニアなんて言葉自体初めて聞きましたが、ウシラーの間では人気の種類だそうです。
写真の子は、おそらく体長が3㎜くらいだったと思います。
不思議な形をしていて、最後までどんな生き物なのかわかりませんでした。笑

めちゃくちゃ小さいので撮りやすいとは言えませんが、ほとんど動かないし、綺麗な所に住んでいるので、撮影しがいがありますね。
今回撮影した中で、最も集中した被写体がこの子でした。

これからがベストシーズンの
レッドビーチへGO!

以上、計10種類のウミウシを紹介させていただきました。

「レッドビーチなんだからもっとたくさん撮れるだろ!」と言われてしまいそうですが、これが僕の撮影スタイルということで…

今回ガイドをしてくれたサチさん自身は、「小さめのミノウミウシ」が目につくようになるとウミウシシーズンに入ったなと感じるようです。
11月下旬にはあまり見かけなかった小さめのミノも、12月中旬の2度目の撮影日にはかなり見つけられているようでした。

鉄塔についた色とりどりのカイメンが彩る、ウミウシの聖地。
この特殊な環境は、僕の知っている限り、他のどこにもありません。
つまり、ここでしか撮れない写真が確実にあります。

レッドビーチ、まさにこれからがベストシーズンです。
ウシラーの皆さん、そしてこの記事を読んでいるウシラー予備軍のあなた、ぜひ一度レッドビーチに遊びに行ってみてください。

ちなみに、現地にはシャワーやお手洗いが使える有料の施設があったり、米軍の船が到着する日はダイビングができないなどの制限があったり、ここには書ききれなかった情報もあります。

詳しいことは、レッドビーチに詳しいショップさんに問い合わせてみてください。
それでは、今日もここまで読んでくださりありがとうございました!

撮影・取材協力:Smile Blue

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徹底解説!電熱ヒートベスト「フィックスアンダーウォーマー(フィッシュアイ)」〜プールで実験&NGリストも!〜

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電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベスト

2019年10月に発売された、水中で使える電熱ヒートベスト、FIX UNDER WARMER HEAT VEST(フィックスアンダーウォーマーヒートベスト)
発売時には、オーシャナでも、いち早くニュースをお知らせしました。

発売以来、問い合わせが続出しているそうです!
冬のダイビングを快適にしてくれる新器材、ダイバーのみなさんも注目されているんですね。

ダイバーのみなさんの“気になる!”にお応えすべく、今回オーシャナでは、全3回の連載にて、FIX UNDER WARMER HEAT VEST(フィックスアンダーウォーマーヒートベスト)を掘り下げます!

初回は、基本的な性能を徹底解説。
さらに、「本当に温かいのか……!?」を検証すべく、プールでも温度計測の実験をしてきたので、その様子と結果をお伝えします。

プール実験の際には、FIX UNDER WARMER HEAT VEST(フィックスアンダーウォーマーヒートベスト)を開発されたフィッシュアイ代表・大村さんと、最近編集部に体ばかり張らされている(!?)うみカメラマン・むらいさちさんにご協力いただきました。
(ありがとうございました!)

最後には、使用上の注意点もご紹介します。

FIX UNDER WARMER HEAT VEST(フィックスアンダーウォーマーヒートベスト)の購入を検討されている方、また、購入したけれどしっかり理解したい方、注目の内容です。
ぜひ、ご覧ください(^^)/

■Index

徹底解説!
フィックスアンダーウォーマーヒートベストとは!?

FIX UNDER WARMER HEAT VEST(フィックスアンダーウォーマーヒートベスト)は、ウエットスーツやドライスーツのインナーとして使える、電熱ヒートベストです。

この電熱ヒートベスト、実は、耐圧水深100mという、ハイスペック……!
ではさっそく、商品の特徴を細かく見ていきましょう。

電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベスト

電熱線で、ベストが発熱

即応性の速い特殊素材のヒーターと、大容量バッテリーの使用により、すぐに発熱します。
スイッチを入れてから、30秒以内であたたかさを感じられます。

ドライスーツ・ウエットスーツどちらでも使用可能

水中ライトやハウジングなど数多くの水中撮影機材を手がけてきたフィッシュアイの経験と技術により、水深100mの使用に耐える耐圧防水構造を実現しています。

3段階の温度調節が可能

ボタン操作で、LOW→MED→HIGHの3段階に切り替えが可能です。
それぞれの温度、持続時間は以下の表をご参照ください。

モード LOW MED HIGH
温度 45℃ 50℃ 55℃
持続時間 310分(5.2時間) 180分(3時間) 150分(2.5時間)

ボタン1つのシンプル操作

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操作を行う、ワイヤレスリモートコントローラーは、厚手のグローブ装着時でも、確実に操作できるストロークの長いプッシュ式スイッチです。
1プッシュで温度、長押しでON/OFFの切り替えができ、操作方法にも困りません。
切り替えが完了すると、ヒートベスト本体のリモコン感知部が振動します。

伸縮性と耐久性を兼ね備えたミックス素材

電熱ヒートベストの生地には、伸縮性の高い素材と、耐久性の高い素材がミックスされています。
この、さらりとした触感のしなやかな生地が、抜群のフィット感と着やすさを生み出します。

最大約5.2時間の連続使用可

大容量バッテリー2基の使用により、LOW状態で5.2時間の長時間使用が可能です。
充電を気にせず、1日、ダイビングを楽しむことができます。

定価39,800(税抜き)から、選べる3モデルと9つのサイズ展開

目的・用途に合わせて、3つのモデルから選ぶことが出来ます。
また、XXS~4XLの9つのサイズ展開により、幅広い体型の方に対応可能です。

ドライスーツ・ウエットスーツ対応は2モデル
ドライスーツの上からでも、操作可能なワイヤレスリモコン式は、両面ウォームアップのWL5200FBと、背面ウォームアップのWL2600Bの2モデルが用意されています。

電熱線搭載部 サイズ展開 定価(税抜き)
WL5200FB 前面・背面 XXS~4XL ¥64,800
WL2600B 背面のみ XXS~3XL ¥49,800

有線式コントローラータイプは39,800円(税別)!
WD2600Bは、電源や、温度調整を行うコントローラーが、ワイヤレスでなく、ケーブルでベスト本体と、繋がった有線コントローラータイプです。
ドライスーツで利用すると、水中で温度調整やON/OFF操作ができないため、ウェットスーツ利用の方や、サーファーの方にオススメです。
肩口からコントローラーがケーブルで繋がっているので、首筋からコントローラーをスーツの外に取り出して操作します。

電熱線搭載部 サイズ展開 定価(税抜き)
WD2600B 背面のみ XS~XL ¥39,800

オナカぽっこりの方にも優しいオプション!

ウエスト部分が窮屈な方は、別売のエクステンションスリップ(税別1,980円)を追加することで、10~20cmずつ幅調整が可能です。
その際、エクステンションケーブルを追加することで、本体と背面ポケットのバッテリー接続にも、対応できます。

電熱ヒートベストをプールで実験!
実際にスーツ内部がどんな具合に暖まるのか調べてみました

では、「水中で本当にあたたかいのか?」という疑問にお答えすべく、開発者のフィッシュアイ代表・大村さんと共に、実験をしてきました。
被験者は、うみカメラマンのむらいさちさんと私、オーシャナ営業部のスイカです!

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実験の大きな目的は、電熱ヒートベスト利用時のあたたかさを可視化すること。

そのため、

・すぐあたたまるのか?
・どれくらいあたたかいのか?
・着用箇所以外もあたたかいのか?
・動くと変化があるのか?

を知るために、

・温度変化が現れる時間
・温度がどこまで上昇するか
・お腹・背中・太もも・足首それぞれの温度変化と温度差
・バタ足時の温度変化

をプールで計測することに。

計測に使用したのは、こちらの温度ロガー。
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白いセンサーが、温度変化を10秒ごとに自動で記録し、アプリからその様子を見ることができます。

この温度ロガーは、フィッシュアイ代表・大村さんにご用意いただいたものですが、今回の実験のためにセンサーに繋げるコードに防水処理を施していただきました。
さ、さすがです……!!

計測パターンは以下の通り。

1、ウエットスーツのみ着用
2、ウエットスーツ+電熱ヒートベスト着用
3、ドライスーツのみ着用
4、ドライスーツ+電熱ヒートベスト着用

実験の舞台となるのは、三浦 海の学校のプールです。
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実験を行ったのは、11月末でした。
はい、この日の水温はなんと、14度……!
いいお天気ですが、気温は9度。

なかなか寒いです、、、が、この寒さの中でこそ、ヒートベストの真価が発揮されるはず。
さっそく実験開始です。

ウエットスーツの被験者となるのは、うみカメラマンのむらいさちさん。
お腹・背中・太もも・足首に、コードを繋げています。

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これで、各装着箇所の、ウエットスーツと体の間の水温変化を計測します。

まずは、電熱ヒートベストOFFの状態で計測。
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ロクハン(6.5mmウエットスーツ)とはいえ、さすがに寒い様子。
顔を歪めながらも、真剣に実験に取り組んでくださっています……!
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エントリーから5分くらいの間に、どんどん温度が下がり、10分程度で変化がなくなったため、終了。
この10分で約4度、一気に下がりました。

5分のインターバルを挟み、次はヒートベストをONにします。
強さはHIGHに設定しました。

すると1分も経たないうちにむらいさんから「あったかくなってきた〜!!!」の声が。

顔、顔〜〜〜!!

顔、顔〜〜〜!!

iPadに目を移すと、確かにどんどん温度が上昇しています・・・!
早い・・・!

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背中の方が温度変化が大きく、15分経たないうちに30度まで上昇しました!
お腹側も29度まで上がって落ち着いた・・・のですが、、
“30度まで上がって欲しい!”と願いを込めて「頑張れ!頑張れ!」と応援する大村さんと私。

もはや主旨が変わっています。笑

その後、温度変化がなくなったところで、バタ足を10分程度実施。
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これにて、ウエットスーツの部、終了です。
さて、ドライスーツの被験者は営業部のスイカこと、私が担当。

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ドライスーツ内部は濡れないため、温度ロガーを直接装着

ドライスーツ内部は濡れないため、温度ロガーを直接装着


ウエットスーツと同じ流れで、実験を行いました。

ドライスーツは、寒さとの戦いもありませんでした(笑)ので、割愛しますね。

果たして、実験結果は・・・!?

プール実験結果発表!
電熱ヒートベスト着用時の温度変化は?感想は??

いよいよ実験結果の発表です。

・温度変化が現れる時間
・温度がどこまで上昇するか
・お腹・背中・太もも・足首それぞれの温度変化と温度差
・バタ足時の温度変化

ウエットスーツ+電熱ヒートベスト、ドライスーツ+電熱ヒートベストそれぞれで、計測箇所の温度変化をグラフ化したものをみていきましょう。

【実験結果】ウエットスーツ+ヒートベスト

㈬ウエットスーツ ヒートベストON+バタ足_

㈫ウエットスーツ ヒートベストOFF
・1分程度で温度上昇
・お腹と背中は30度以上に上昇
・太ももと足首の温度はほとんど変化なし
・太ももと足首の温度差が約10度
・バタ足時、背中のみ温度上昇

太ももと足首は、電熱ヒートベストをONにしてもほとんど変化なし・・だったため、体感的には寒かったようです。
特に足首は17度と低く、14度の水温とほとんど変わりがありません。
これでは体温もどんどん奪われていきます。
実験後半は、むらいさんも「早くあがりたいよ〜」とちょっと辛そうでした。

しかし、温度上昇のスピードには目を見張るものがありました。
むらいさんも、電熱ヒートベストをONにして1分足らずで「あったか〜い!」と言っていたので、即効性は間違いなさそうです。

また、実験中「温泉みた〜い」と言っていたむらいさん。
お腹、背中は30度と体温よりは低いものの、体感的には気持ちが良いくらいなのかもしれません。
確かに、水温30度でダイビングした時って、「お湯だ・・」と思うくらい暖かいですよね?
実際に、プールの水温との差は16度(倍以上!)もあるので、暖かく感じるのも当然ですよね!

(なぜ、お腹の温度が一回下がってから上昇したのかは謎ですが、これがリアルな計測結果です)

【おまけ】ヒートベストをONにした瞬間の、むらいさち氏↓

【実験結果】ドライスーツ+ヒートベスト

㈪ドライスーツ ヒートベストON

㈰ドライスーツ ヒートベストOFF

・1分程度で温度上昇
・お腹は40度、背中は46度まで上昇
・お腹は一度下降し、再度上昇
・太ももははじめに温度上昇して、緩やかに下降
・足首の温度はほとんど変化なし
・太ももと足首の温度差はほとんどなし
・バタ足時、背中のみ上昇

お腹・背中の温度上昇スピードはやはり1分程度と、電熱ONのウエットスーツと同様でした。
大きく違うのは最高温度。
電熱ONのウエットスーツの時と違って、40度以上になっていました。
体感的にも、ドライスーツを着用しているとはいえ、電熱ヒートベストOFF時とは比べ物にならないほどあたたかかったです。

バタ足時、ウエットスーツの時と同様、背中の温度が上昇しています。
これはおそらく、バタ足姿勢になった際に、背中が水面から出たためだと思われます。
そのため、今回の実験では、バタ足の時の温度変化は、あまりないと結論づけました。

また、ウエットスーツの時と違うのは、太もも・足首の温度差。
水に直接触れていない分、温度変化も少なく、体温も奪われにくいです。

ドライスーツと電熱ヒートベスト、最強なんじゃ・・・!?

実験結果まとめ

電熱ヒートベストをONにしてから1分も経たずに温度が上昇
すぐにあたたまるので、あたたまるまで寒さに耐える必要はほとんどありません!

ウエットスーツだと30度、ドライスーツだと46度まで温度上昇
体感的なあたたかさはバッチリ。
暑すぎる時は、モードをLOW、OFFに切り替えるなど工夫で対策できそうです。

着用箇所以外は、電熱ヒートベストの影響を受けない。
水温に合わせて、ドライスーツかウエットスーツかを選ぶことで、あたたかさを調整しましょう。

バタ足による温度変化はなし。
動くことで、スーツと体の間の空気、水が逃げて寒くなってしまう、ということはなさそうです。
激しく動いた場合は、その限りではありませんので、注意は必要です。

フィックスアンダーウォーマーNGリスト
これだけはやっちゃダメ!な注意点

さあ、電熱ヒートベスト、だんだん欲しくなってきたのではないでしょうか・・・。
とはいえ、水中で使える電熱ヒートベストって、今までになかなかない製品なので、取り扱いが気になりますよね。

そこで、長く、安全に使用していただくための注意点も、大村さんに聞いてきました!

注意点1、ヒートベスト本体を、直接AC電源につながない

電熱ヒートベストを利用するためには、バッテリーを充電しておく必要があります。
その時に注意したいのが電熱ヒートベスト本体の端子を、AC電源に繋いでしまうことです。

電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベスト使い方

これをしてしまうと、電熱ヒートベストがショートして壊れてしまいます。
バッテリーの端子と、電熱ヒートベスト本体の端子の形状が同じなので、注意が必要です。

注意点2、バッテリー同士を繋げない

電熱ヒートベストには、バッテリーが2つ付いてきます。
この2つを繋げてしまうと、注意点1と同様、ショートして壊れてしまいます。

電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベスト使い方

注意点3、バッテリを1つだけつないで使用しない

電熱ヒートベスト使用時には、必ず2つのバッテリーを使うようにしましょう。
これには2つ、理由があります。

電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベスト使い方

1つ目は、電流が流れている、ベスト側コネクター部が、バッテリーを繋がないまま海中に浸かると、「電触」という腐食を起こしてコネクター端子を傷めてしまうからです。
もう1つは、最大40W(2600タイプは20W)の、大きな電力を消費する製品なので、バッテリーを片方だけで使用すると、容量的に余裕が無く、過放電されてしまうことにより、バッテリーの寿命を縮めたり、液漏れを起こしたりする原因になりえるからです。

注意点4、陸上で電源を入れたままや、バッテリーを繋いだまま放置しない

電熱ヒートベストの電源をONにした状態で、陸上で放置しておくと、ベスト前面と背面が接触し、コイル効果などにより、設定以上の温度が、発生することがあります。
この高熱により、内蔵ヒーターを傷めたり、場合によって、ベスト本体が焦げたり、溶けたりしてしまう可能性があります。

電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベスト使い方

また、バッテリーを繋いだまま放置すると、何かの弾みで電源がONになってしまう可能性もあります。
必ず電源をOFFにしてから、脱ぐだけでなく、脱いだらバッテリーまで外す習慣をつけておくと良いでしょう。

注意点5、バッテリーを繋がずに、バッテリーと電熱ヒートベストを水中に入れない

バッテリーを電熱ヒートベストに繋いでいない状態で、両方水中に入れてしまうと、端子が海中で通電し、腐食してしまい、使用できなくなります。

電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベスト使い方

海に入る前には、バッテリーをしっかり電熱ヒートベストに繋げたか、ご自身、バディ同士でも確認しましょう。

FIX UNDER WARMER HEAT VEST(フィックスアンダーウォーマーヒートベスト)

すでに購入された方も、検討されている方も、FIX UNDER WARMER HEAT VEST(フィックスアンダーウォーマーヒートベスト)がどんなものなのか、ご理解いただけたのではないでしょうか。

これからどんどん寒くなる季節、FIX UNDER WARMER HEAT VEST(フィックスアンダーウォーマーヒートベスト)で冬のダイビングをさらに快適に、楽しんでみてはいかがでしょうか。

*

■関連記事はこちら
▶︎電熱ヒートベストがフィッシュアイより新発売!冬のダイビングをもっと快適に

■Sponsored by Fisheye(フィッシュアイ)

フィッシュアイ

代表の大村謙二さんが、水中撮影機材の商社として、1995年に創業。
Nauticamハウジングなど世界中の水中撮影機材のブランドの日本総代理店を務めつつ、オリジナルの製品開発も積極的に行う。25年に渡って数多くの展示会、イベントに参加。
世界中に販売ネットワークを持ち、オリジナルブランド FIX Light Systemなどは国内外に数多くのファンを獲得。
2019年に、FIX UNDERWARMERシリーズの第1段である、FIX UNDER WARMER HEAT VESTを発売し、こちらも世界中でブレーク中だ。
HP/http://www.fisheye-jp.com/
Tel/03-5996-5637
Mail/info@fisheye-jp.com

■supported by 三浦 海の学校

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神奈川県、三浦半島の宿泊券マリンレジャー施設。
ダイビング用の設備だけでなく、宿泊設備、セミナールーム、ダイビングプール、BBQガーデン、レストランなども備えている。
ダイビングポイントが施設の目の前にあり、エントリーも楽々。
ランク問わず、楽しめる環境です。

▶︎「三浦 海の学校」公式HP

■supported by むらいさち

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むらいさちProfile
うみカメラマン。沖縄でダイビングガイドを経て、写真の世界へ。現在は、水中からオーロラまで地球全体をフィールドに「しあせな瞬間」を求めて撮影している。著書に『FantaSea』(BUNKADO)、『きせきのしま』(小学館)、『よるのこどもの あかるいゆめ』(マイクロマガジン社)などがある。

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フィッシュアイの電熱ヒートベストを着てダイビングしてみた!〜冬の海でウエット&ドライでTRY!〜

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冬のダイビング、水中で”寒くない“ではなく”あたたかい“。
水中で使える電熱ヒートベスト、FIX UNDER WARMER HEAT VEST(フィックスアンダーウォーマーヒートベスト)

先日公開した記事では、電熱ヒートベスト自体の解説と、使用時の温度変化をプールで計測した結果を公開しました。
データからも、電熱ヒートベスト「フィックスアンダーウォーマー」の温かさが見て取れましたね!

▶︎徹底解説!電熱ヒートベスト「フィックスアンダーウォーマー(フィッシュアイ)」〜プールで実験&NGリストも!〜

今回の記事では「実際、ダイビングで着たらどうなのよ?」というところを、うみカメラマン・むらいさちさんと、私、営業部のスイカが、お伝えします!

フィックスアンダーウォーマーヒートベストとは
FIX UNDER WARMER HEAT VEST(フィックスアンダーウォーマーヒートベスト)は、ウエットスーツ、ドライスーツの下に着用する、ダイビング用のベスト型インナー。
普通のインナーと大きく違うのは、電気の力で発熱するというところ。

電熱線が、ベストの広範囲に張り巡らされており、電源を入れると、その部分が発熱。
この熱によって、ウエットスーツと身体の隙間に入り込んだ水、ドライスーツ内の空気を温め、冷えを防ぐ仕組みとなっている。

FIX UNDER WARMER HEAT VEST(フィックスアンダーウォーマーヒートベスト)は、3種類の商品展開ですが、今回は、腹部、背部の両方が温まる「WL5200FB」でダイビングしてきました!

電熱ヒートベスト「フィックスアンダーウォーマー」を
ウエットスーツの下に着用してみた!

ロケ地は葉山の海。
フィックスアンダーウォーマーを日頃から使用し、ダイビングショップでも販売されているダイビングショップNANAの佐藤輝さん(以下輝さん)に協力をお願いし、使い方を教えてもらいながら、ダイビングをすることに。
電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベストレビュー

この日の気温は14度、水温19度、天気も大雨で、体感的にもめちゃくちゃ寒い・・・。
通常だったら、ウエットスーツを手に取らない条件ですが、電熱ヒートベストを利用するなら、これくらいでもいけるでしょう!と前向きに捉えてチャレンジしてきました。

早速着てみました

こちらが電熱ヒートベストが入ったバッグ。
電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベスト

バッテリー、リモコンはあらかじめ専用の充電器で充電してきました。

電熱ヒートベスト本体、バッテリー2つ、リモコンがセットになっています。

ヒートベスト本体・バッテリー2つ・リモコン。充電器も入っています。


controller

まずは、本体のバッテリーポケットに、付属のバッテリーを2つセット。

電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベスト使い方

1ポケットに1つずつ

バッテリーと、本体のコネクタを繋げる。

しっかり奥まで挿しこもう

しっかり奥まで挿しこもう

首と左腕から、かぶるように着用。

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右脇腹のファスナーを閉めて・・・
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着用完了〜!!!
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操作方法

付属のワイヤレスリモコンのスイッチを長押しして、電源ON/OFFを切り替え。

電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベスト操作方法

温度の切り替えは3段階。
ボタンを一回押すごとに、LOW:45℃→MED:50℃→HIGH:55℃→LOWに戻る、と切り替えられる。

電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベスト操作方法

電源、温度の切り替え時には本体のリモコン感知部が振動するため、目視で確認する必要はなし。

ウエットスーツはぴったりしているので、ギチギチになるのでは・・・?
と思ったが、思ったより圧迫感もなく、すんなり!

そして、ボートでポイントへ・・!
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さて、水中ではどうなのか・・・?

いざ、葉山の海へエントリー!
ウエットスーツ+電熱ヒートベストはあたたかいのか?

まずは、私、スイカの感想から。
結論から言うと、お腹と背中がめっちゃあったかかったけど手足が寒かったというのが、正直なところ。

エントリーしてすぐは、超絶寒かったです。
ウエットスーツの中に冷たい水がどんどん入ってくる……。

思わず温度をMAXまであげる。
すると、10m潜降している1分足らずの間に、あっという間にウエットスーツの中が温まりました。

電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベストレビュー

お腹と背中があったかい〜〜!

「いや、もしかしたら体温であたたまっただけかもしれない」
そう思い、電熱ヒートベストをOFFにしてみる。

電熱ヒートベストをOFFにしてから1分・・2分・・じっとしているとあまり変化がないので、泳いでみる。
これもあまり変化がなかったため、あえて首元から冷たい水を入れる。

ひ〜〜〜〜やっぱり冷たい!

寒さに歯を食いしばりながら、水が入れ替わった後、じっとしてみる。
1分・・・経っても全然あたたまらない。
やはり体温ではなかった。
寒い。

あの温かさは、電熱ヒートベストのパワーだったのだ。
(ごめん…一瞬でも疑ってごめん……)

後悔しつつ、また電熱ヒートベストをONにして、MAXまで上げる。
1分もしないうちに温かさを感じる。
ああーあったかい〜〜〜〜〜〜〜!!!!

泳ぎまくると、暑いくらいだ。

また、泳いでいると、ウエットスーツの中で水が回るのか、若干足元にも温かさを感じたが、冷えるスピードの方が早かった。
胴体は暑いのに、手足は寒いという不思議な状態になっていた。

エントリーから15分程度で、胴体以外が冷えて、そのあとはずっと頭・手・足が凍えるという結果に。
言わずもながですが、冬のダイビングではフードは必要でしょう!

結局、45分間ダイビングを楽しみましたが、お腹と背中に熱を感じながら潜ることができました。
水中で一回電熱ヒートベストを切るというセルフ実験をしてみたからこそ、電熱ヒートベストの温かさを身をもって体感!
電熱の力ってすごいな。

一方、むらいさん、一見普通に撮影しているように見えますが・・・。
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「寒い」と言っています。

時間が経つにつれ、何度も胸を押さえるむらいさん。

右側で胸を押さえているのがむらいさん

右側で胸を押さえているのがむらいさん

後から聞くと「密着させると、ちょっとあったかかったから、胸を押さえていた」とのこと。
なるほど・・・。

いやしかし!
むらいさんは、どうやらリモコン操作をミスって、LOWの状態で潜っていたよう。
LOWだと確かに、寒いでしょうね……ちーん。

水中での動きやすさは?

動きやすさに関しては、ま〜ったく問題ない。

自由自在

自由自在


バッテリーを背中側のポケットに入れていましたが、ほとんど違和感なく動けました!
というか、電熱ヒートベストをつけていることを忘れるほどでした。

ドライスーツの下に着用してみた!

ドライスーツでは、ドライスーツ専用インナーの内側に着用。
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ウエットスーツの時よりも、スーツと体の間にさらに余裕があるので、圧迫感もほぼなし。

輝さんも、もちろんヒートベストを着ています

輝さんももちろんヒートベストを着ています

ドライスーツ+ヒートベストは間違いなくあたたかい!

ドライスーツは水を通さない上に、その中をあたためるのだから、文句なしにあたたかい。
むらいさんも上機嫌です。

あったか〜〜〜い!!
電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベストレビュー

リモコンは手首よりBCに装着するのがおすすめ

水中でリモコン操作をする際に気になったのは、リモコンと、ベストの感知部を近づけないとなかなか効かないことだ。
左手首につけて、右手でボタンを押すのも、両手を使わないといけないため少々不便を感じた。

しかし、さすがむらいさん、すでに工夫をしていた。
BCにリモコンを取り付け、片手で操作している。

使い方をマスターしてる

使い方をマスターしてる

こうすることで、リモコン感知部に近づけた上、必要な時に片手で操作がすぐにできる。
これなら、カメラを持っていても、操作に困ることはなさそうだ。

陸上でも快適過ぎる、ドライスーツ+ヒートベスト

約40分のダイビングを終えてエキジット。
「やっぱりあったかかった〜」とむらいさん。

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今回はモデルとして写るのに、フードとグローブを外してもらったため、そこだけ寒かったとのこと。
普段使いでは、フードとグローブを合わせればバッチリなのでは!?

そして、ボート移動中、電熱ヒートベストをONにしているので、全く寒さを感じない。
ボートコートいらずだ。
輝さんのゲストも、電熱ヒートベストを持っている人は、ほとんどボート上でも電熱ヒートベストをONにしているそう。

冬のダイビングで寒さを感じるのは、水中だけではない。
陸上もしかりだ。
準備、ボート移動、片付け・・・。
エキジット後は濡れているので、よりいっそう寒さが身にしみる。

そんな時も、ヒートベストを使うことで、あたたかく過ごすことができます。
実際、1本目終了後、水面休息中も、ヒートベストはONのまま過ごしました。

ダイビング前後、着替えなくてもあたたかく過ごせるーーこれは大きなメリットなのではないでしょうか。

手放せなくなりそう!
むらいさちの感想

電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベスト
僕が、ドライスーツでヒートベストを着用したのは、実は二回目。
昨シーズンの流氷ダイビングの際に、試作品を借りて潜ったんです。
今回、久しぶりだったけど、やっぱりあったかかった〜!
水温が20度近くあったから、正直ドライスーツだけでもいけたけど、船の上でもあったかいっていうのがいいよね。

特に今日雨だったし、めちゃくちゃ寒かったし・・・。
5mmウエットスーツは、寒かったけど、ドライの下だともう手放せなくなりそう。

やっぱウエットスーツで着たい!
スイカの感想

電熱ヒートベストフィックスアンダーウォーマーヒートベスト
ウエットスーツでもドライスーツでも、背中がとにかくあたたかかったです。
特にドライスーツは、陸上でもあたたかく過ごせるのが、思ってた以上に良かったです。

でも、やっぱり水中での動きやすさで考えると、ウエットスーツを使いたい私。
ウエットスーツの場合、手足が寒くて、途中で耐えきれなくなってしまいましたが、ドライスーツ苦手な私としては、ウエットスーツの開放感が良かったです。

ベストだけでなく、タイツとか出たら、ウエットスーツでもっと潜っていられそう!

ウエットスーツ・ドライスーツ、それぞれでヒートベストを着用して潜ってきましたが、いかがでしたか?
購入を検討している人は、使用感など、ご参考にしてください。

各地でモニター会なども、行なっているそうなので、気になる方は、ぜひモニター会に参加してみてください。

*

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フィッシュアイ

代表の大村謙二さんが、水中撮影機材の商社として、1995年に創業。
Nauticamハウジングなど世界中の水中撮影機材のブランドの日本総代理店を務めつつ、オリジナルの製品開発も積極的に行う。25年に渡って数多くの展示会、イベントに参加。
世界中に販売ネットワークを持ち、オリジナルブランド FIX Light Systemなどは国内外に数多くのファンを獲得。
2019年に、FIX UNDERWARMERシリーズの第1段である、FIX UNDER WARMER HEAT VESTを発売し、こちらも世界中でブレーク中だ。

HP/http://www.fisheye-jp.com/
Tel/03-5996-5637
Mail/info@fisheye-jp.com

■supported by ダイビングショップNANA

nana

実験にご協力いただいた、葉山生まれ・葉山育ちの佐藤輝さんがオーナーをつとめる、ダイビングショップ。
ポイントは葉山と、三浦の2か所をメインに、水中写真派の方が多く訪れていますが、ビギナーや講習生も、たくさん訪れており、どんな方でも楽しめる。
葉山の雰囲気にぴったりな、おしゃれなショップも素敵。

▶︎「ダイビングショップNANA」公式HP

■supported by むらいさち

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むらいさちProfile
うみカメラマン。沖縄でダイビングガイドを経て、写真の世界へ。現在は、水中からオーロラまで地球全体をフィールドに「しあせな瞬間」を求めて撮影している。著書に『FantaSea』(BUNKADO)、『きせきのしま』(小学館)、『よるのこどもの あかるいゆめ』(マイクロマガジン社)などがある。

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【新型コロナ】ダイバーが特に感染に注意すべき理由〜4月12日ベルギー潜水医学会の見解から見えてくるもの〜

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この数か月、新型コロナウイルス感染症により、私たちの目の前で世界が一変しました。

緊急事態宣言(2020年4月7日発令)により始まった、自粛要請。
現在全都道府県が対象となり、外出や長距離移動の自粛が要請されています。都市部を中心に多くの市中感染が発生し、医療機関がひっ迫する状況となっています。

医療従事者や、生活に必要とされている業種の方の多大なる尽力は、本当に貴重であると同時に尊敬に値すると感じます。

今、私たちダイバーができることは、未来を信じて自宅にとどまり、様々な方法でダイビング産業を支え、自身も楽しむこと。
決して諦めてはいけません。どんな流行にも終わりはあるのです。
▶【新型コロナ】ダイバーにできること、ダイバーにしかできないこと

ダイビング業界においても、日本高気圧環境・潜水医学会によりダイビングの自粛が呼びかけられています。医療現場がひっ迫し、必要な手術や緊急搬送すら遅滞する状況において、私たちレジャーダイバーの1つの協力の形だと考えています。
▶【新型コロナ】4月3日、日本高気圧環境・潜水医学会声明発表。なぜレジャーダイバーはダイビングを控えるよう要請されたのか?

さて、このような状況の中、2020年4月12日にベルギー潜水医学会から新型コロナウイルス肺感染後のダイビングに関する見解がリリースされました
今回は、この見解の内容、および潜水専門医の意見をもとに、今改めてダイバーが注意するべきことについて取り上げます。

新型コロナウイルスへの感染は、ダイバーにとって大きな問題が残る可能性があります。
このため、リスクを知り、つらくても今は他人との接触機会を極力減らすよう、今後もより一層気を付けていただきたいと思います。

4月12日付ベルギー潜水医学会の見解概要
感染後のダイバーに何が推奨されたのか

ヨーロッパでは、新型コロナウイルス感染症の大流行により、多くの国や地域で外出自粛よりも強制力のある「都市封鎖」が実施されています。
これに伴い、3月26日にはヨーロッパ地域の高気圧学会(EUBS)から、ダイビング活動の自粛に関する声明が発表され、ダイビング活動は一時停止しています。

その後、4月12日にヨーロッパ域内のベルギー潜水医学会から、新型コロナウイルス肺感染後のダイビングに関する見解がリリースされました。

見解では、「政府などによる感染予防措置策の緩和後、経済活動が合理的かつ可能な限り早く再開することが望まれる」とされています。その一方で、今後「感染から回復した」患者がダイビング復帰する際、肺などに重大な障害が残る可能性を示唆しています。

また、若くて以前は健康だった人が、急激かつ劇的に症状が悪化した例が多数報告されていることや、一般的に、症状が軽度で、1週間以内に病状が改善し完全に回復すれば、心臓や肺に永久的な障害を与える危険性は非常に低いとされていることなども指摘されました。

これらの、現時点で得られる知見を基に、復帰の際の推奨事項が見解として示されています。
以下参考のための抄訳となります。(全文内容は原文にあたってください。)


【COVID-19肺感染後のダイビングに関するベルギー潜水・高気圧医学学会(SBMHS-BVOOG)の見解】

当理事会は、新型コロナウイルス感染症に関連した利用可能な文献を検討し、複数名の専門家との議論から、以下を推奨します。

1. 感染を広げるリスク

新型コロナウイルスに感染したが無症状であった人でも、症状が出た人と同様に、回復後の一定期間、鼻や口腔内の分泌物の中にウイルス粒子が拡散される結果、他人に感染を広げる可能性がある。正確な感染可能期間は不明であり、おそらく患者により異なると思われるが、最大で37日間以上であることが報告されている。
このことは、レギュレーターを共有(バディ呼吸)する際だけではなく、ダイビング事故時の救命救急活動の際にも考慮するべき重要な事項である。そのため以下を推奨する。

a. 症状を伴う感染者の潜水再開は最低2ヶ月、できれば3ヶ月待機後が望ましい。
b. 無症候の感染者(検査陽性のみ)の潜水再開は、1ヶ月待機する。
c. 症状がなく検査を受けたこともない人は、行動制限解除後も新型コロナウイルスに感染する可能性があり、潜水再開には一定の期間待機すべきである。その期間は地域の事情による。
d. ダイバー、潜水業者は各種団体や、DANヨーロッパの感染予防の指針を守る。

2. 肺圧外傷のリスク

重度肺症状を伴う新型コロナウイルス感染症では、一見正常に肺機能が回復したと思われても、長期的な障害が残る可能性があり、潜水時の肺圧外傷のリスクが高くなる可能性がある。このため、肺症状で入院した方の潜水再開には、3ヶ月の待機後に、潜水医学専門医に肺機能検査、CT検査の評価を受けることが推奨される。 入院を要さなくても、重度の肺症状があった場合は肺に障害が起きている可能性があり、肺機能検査、CT検査は有用である。

3. 心疾患のリスク

心肺系の症状があり入院した感染者の潜水再開は、3ヶ月待機後に精査(心エコー、運動負荷検査)してからが望ましい。入院を要さなくても、重度の肺症状や極度の疲労感が認められた場合は心蔵検査が有用である。

4. 肺酸素中毒

感染後に肺酸素中毒になりやすくなるかどうかについては不明である。このため、テックダイブは避けたほうが賢明かもしれない。通常のナイトロックス(pO2 1.4ATA短時間)は問題とならないと考えられる。

5. 減圧症

COVID-19による肺炎後に、肺の気泡フィルターとしての機能が低下するか否かは不明である。低下した場合は、卵円孔開存(PFO)と同様、減圧症のリスクを高める可能性がある。そのため、新型コロナウイルス感染症による肺炎罹患後は、窒素負荷の控えめの潜水が賢明かもしれない。

これらの推奨事項は、2020年4月12日に入手可能な科学的データに基づいて作成された。新しいデータや洞察が得られるようになった場合には、変更される可能性がある。

▶ベルギー潜水・高気圧医学学会(SBMHS-BVOOG)の見解PDF「Position of the Belgian Society for Diving and Hyperbaric Medicine(SBMHS-BVOOG) onDiving after COVID-19 pulmonary infection」(2020年4月12日発表)

見解では、不明な点が多いながらも、感染者(症状あり、症状なし)・非感染者を含む全てのダイバーに注意が喚起されています

潜水専門医はこの見解をどのように見るのか
医師からのメッセージ

この見解を受け、海外の情報に精通し、日本高気圧環境・潜水医学会理事である東京医科歯科大学 高気圧治療部の小島泰史医師にご意見を伺いました。(※上記抄訳についても小島医師に監修いただいています)

Question 1

今回のベルギー潜水医学会の見解では、肺感染後に「回復している」とされている患者がダイビング復帰する際の推奨事項が示されました。地域によりますが、日本では、ダイビングのメディカルチェックへのアクセスが難しい印象があります。
潜水専門医にアクセスが難しい場合、どのように肺機能検査などを受け、どのように判断していただくのが良いでしょうか?

Answer 1

日本では、病院勤務医、開業医のいずれも基本的には専門医が多く、それぞれの専門科の診療を行っています。潜水適性の判断には、循環器内科、呼吸器内科、神経内科、耳鼻咽喉科、整形外科等の幅広い知識が必要となり、一人の医師で全般的な判断が難しくなるという状況です。また、潜水医学に造詣のある医師も多くありません。
このため、日本では潜水のメディカルチェックへのアクセスが難しいのではと考えます。

肺機能検査、CT検査については、呼吸器内科医への相談となると思います。潜水医学にも詳しい医師がより望ましいですが、それが難しい場合は、DANメディカルガイドラインを持参し、潜水では何が問題となるのか等説明することも良いと考えます。肺酸素中毒、減圧症のリスク評価は、現状では潜水医学の専門医でも個別の判断はなかなか難しいかと考えます。

Question 2

現在、同様の見解は日本の学会では発表されていませんが、従う必要があるのでしょうか?

Answer 2

COVID-19については、未だ不明なことが多いです。よって、今回の見解も今後変更される可能性もあります。ただし、COVID-19による肺炎を罹患した方の肺には長期的ないしは永続的な障害が残存している可能性があり潜水再開前にはチェックが必要との考え方や、心機能にも注意すべきとの考え方は変わらないと思われ、日本でも注意すべきでしょう。

Question 3

新型コロナウイルス感染症は、どのくらいの割合で重症化するのでしょうか?

Answer 3

COVI-19罹患者が全て重症化する訳ではありません。中国からの報告によれば、COVID-19の罹患者のうち、軽症例は約8割を占めます。また、最近のニューヨーク州での疫学調査(抗体検査)によれば、実際に診断された患者よりももっと多くの無症候性の患者の存在が指摘されています。慶応大学病院でも同様の調査結果(PCR検査)が得られています。抗体検査の信頼性、調査数の少なさ等問題はあり正確な数は不明も、発表されているよりも患者数はずっと多く、そのため、重症化率も発表されている約2割より低い可能性があります。重症でないことが永続的な肺障害が残らないことを保証するわけではありませんが、良いニュースでしょう。

Question 4

最近、インスブルック医科大学クリニックの救急医師による記事を読みました。軽症と思われた6名のアクティブダイバーの肺に「一生ダイビングができないほどの損傷」が見られた、とのことでしたが、本当に軽症でもダイビングできなくなってしまうのでしょうか?

Answer 4

この記事は、確かに大きな波紋を呼んでいますが、この6例報告のみから何かを結論することはできません。
COVID-19は未だ不明なことが多い疾患です。現状では、COVID-19に罹患しても潜水復帰は絶対大丈夫と言えないと同様、罹患したら潜水を絶対諦めるべき、とも言えません

今は必要以上に楽観することも悲観する必要もないと思いますが、罹患したら重度肺障害を残す可能性がある、また、自身が軽症でも他者に感染を広げ、その方が重症となる可能性も考えると、なるべく感染をしないように行動することが望ましい行動となるでしょう。具体的には、公的機関の推奨を守って下さい(不要な外出を控える、3密を避ける他)。

ダイバーとして気をつけること
感染しないように、感染させないように気を付ける

今後、5月6日までの緊急事態宣言がどのような形で解除されていくか、現時点では不確定です。
しかし、多くの識者が「緊急事態宣言が解除されても、新型コロナウイルス感染症との戦いは長いものとなる」と述べているように、すぐに通常の活動に戻ることは難しいと感じます。

流行当初、このウイルスの特性は未知で、人から人への感染があるのか、感染力の強さ、感染の症状が重症化することは知られていませんでした。しかし、現在では様々な知見が得られ始めています。
今後も様々な情報が出てくることから、常に最新の情報を得ることが大変重要です。

特に、ツアーや講習を実施するプロレベルのダイバーは、学会や潜水専門医などから発信されるエビデンスに基づく最新情報を得ることを心がけていただきたいと思います。

そして、今得られている知見から導き出されたベルギー潜水医学会の見解からは、私たちダイバーは、将来もダイビングを楽しむために、「感染しない」ということが極めて重要であることは明白です

ダイバーにとっては呼吸器に障害がある場合には、ダイビング適性が失われます。このことから、慎重な対応が求められます。

自分が感染しないこと。そして、他人を感染させないこと。

地域によっても対応に大きな差が出ると考えられますが、現状は各ダイバーがリスクを考え、行動することが重要です。今は少し立ち止まり、今できることでダイビング産業を支え、流行が終息した未来で再びダイビングに復帰するために行動しましょう。

今、経済活動がスローダウンしたことにより、環境汚染が改善し生物数も増えてきているという報道もよく目にするようになりました。再び潜る海はどのような世界になっているのでしょうか。
より美しさを増した海を想像しつつ、その日を信じて歩いていきましょう。

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【オーシャナLive!】第三弾開催レポート☆

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海を愛する皆さまに「おうち時間を楽しんでもらいたい!」というコンセプトでスタートから3回目の週末を迎えた、オンライントークショー・セミナーにZoomで参加できるオーシャナLive!

この週末も、個性あふれるトークショー・セミナーが盛りだくさんでしたので、レポートします!

各プログラムの様子と参加者の声

堀口和重トークショー:大瀬崎のガイド陣と浮遊系生物や深海魚を語り尽くす!

伊豆を拠点に水中カメラマンとして活動する堀口和重さんがオーシャナLive!に初登場!西伊豆・大瀬崎で撮影された浮遊系生物と深海魚の写真を、大瀬館マリンサービスでガイドを務める熊谷翔太さんと真木久美子さんと交互に紹介しながら、詳しい生物の解説と撮影状況を語ってくれました!

ディープな生物の話に「普段潜ってる大瀬崎とは違った水中世界を堪能できた」「浮遊系生物とガイドさんの熱い想いを聞いて、夜の海にも潜りたくなった!」という参加者も。
浮遊系生物の写真がとにかく美しくて、終始うっとりさせていただきました♪浮遊ラブ♡

越智隆治トークショー:奄美北部で出会った不思議の世界

毎週レギュラー出演の越智隆治さんが、今回ゲストにお迎えしたのは、奄美大島のダイビングサービス・ネバーランドの「ちょっくん」の愛称で親しまれている古田直基さん。モデルとライターを務めた稲生薫子さんも登場し、取材時の裏話をたっぷり語っていただきました。

「ネバーランドはこんなお店です」と、しょっぱなから他では見せられないようなオフショットで紹介をする越智さんや、ちょっくんワールド全開の独特な生物紹介の話に、参加者の笑いが絶えませんでした。

清水淳フォトセミナー:ミラーレス一眼、水中撮影の極意!OLYMPUS E-M1MKⅡ/ワイド撮影編

前回のセミナーに引き続き、ミラーレス一眼E-M1MKⅡを使ったワイド撮影の極意を伝授!半水面やサンゴを煽る、俯瞰するなど、具体的な撮影シーンに合わせた設定やストロボ・ライトの使い方など、最新情報を丁寧に教えていただきました。

その詳細な説明に参加者からの満足・大満足の声多数でした…!

中村卓哉トークショー:パプアニューギニアのフォトジェニックな撮影スポットベスト5〜ワイド編〜

2回目の出演となる中村卓哉さんの今回のテーマは、長年通うパプアニューギニアのフォトジェニックスポット(飲み会付き)。美しい写真と撮影時の設定や方法を詳細にお話しいただき「早く海で実践したい!」という参加者も多数。私は部屋を暗くして、どっぷり美しい写真に浸りながら、裏方役を務めさせていただきました。

飲み会ではオフレコトークや参加者の交流で盛り上がり、その場で次の週のテーマまで決定してしまいました…!
次回は表に出せない本音トークが!?お楽しみに!

武藤由紀さんトークショー:素潜りマイライフ〜耳抜きが私の人生を変えた!〜

フリーダイバーとして活躍し、オーシャナでもライターを務める武藤由紀さん。初登場のオーシャナLive!では、長年IT企業勤めをしていた東京から葉山へ拠点を移し、フリーダイビングを生活の軸に置くようになった武藤さん自身のライフスタイルの変化を中心に、葉山の海の魅力から耳抜きのコツまで、たっぷり語っていただきました。

葉山の海を当てるクイズや、お家でできる耳抜きに効くマッサージなど、参加者と一緒に楽しみながら、海に思いを馳せる1時間でした♪

むらいさちトークショー:きせきのしまジープ島

毎週日曜日はむらいさちさんのふんわり写真トークショー!今回は自身の写真集「きせきのしまジープ島」の写真や撮影時の話を、ジープ島の陸と海の魅力満載にお話いただきました。むらいさん独特のふんわり写真で表現された、島に虹がかかった様子や満天の星空、島の周りの青く澄んだ海を泳ぐイルカたち…。「ジープ島に行きたい」と画面の前で何度ため息を漏らしたことでしょう。

電波の入らない小さな島のゆったりした時間がそのまま流れているような時を過ごせるトークショーでした。

戸村裕行トークショー:インドネシアの世界自然遺産、「コモド」の海

1回目でレックの魅力を語ってくれた戸村裕行さんが「お魚も撮るんだよ!」と今回はインドネシアのコモドを紹介!生物豊富で賑やかな海を表現するために、どう切り取り、どんな風に撮影をしたのか、工夫や撮影時の設定も教えてくれました〜!

迫力のある回遊魚の群から、カラフルなウミシダ、ホヤ、マクロまで、北部・中部・南部とバリエーションのあるコモドの海をたっぷり魅せてくれました♪コモド…行きたい…!


初参加の方もリピーターの方も、ご参加いただきありがとうございました!
ゴールデンウィークもまだまだコンテンツを用意しています。

おうち時間、一緒に楽しく過ごしましょう♪

▶︎オーシャナLive!:https://oceana.official.ec/categories/2268150

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4/29(水)「マリンアクションオンライン2020」開催!〜海を愛する私たちができる小さなアクションを考える〜

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海洋保全PRイベント
「マリンアクションオンライン2020」開催!

2020年4月29(水)14:00〜15:30、フリーダイバー岡本美鈴さんと私、武藤由紀が、海洋保全PRイベント「マリンアクションオンライン2020」を開催します。

海に潜ることはできない外出自粛の今だからこそ、みなさんでじっくり、海のためにできる小さなアクションを考えるためのオンラインイベントです。

当日はフリーダイバー、水中写真家、小学生、と個性豊かなゲストによるトークを交え、ライブチャットでのご意見やコメントをいただきながら進めてまいります。
オーシャナでもおなじみの水中写真家・むらいさちさんによる、オーシャンバッグ制作秘話などもお話いただきます!!

コロナ禍の影響で、逆に環境はキレイになっている、という最新情報を踏まえて、これからの私たちの生活、行動について一緒に考えてみましょう!

●メインスピーカー
マリンアクション主催:岡本美鈴(フリーダイバー)、武藤由紀(フリーダイバー)
メインゲスト:草地ゆき(フリーダイバー、「御蔵島のオオミズナギドリを守りたい有志の会」主催)

●ゲストスピーカー
長野未和
石崎颯人(ハヤト)
榎本みゆ

●特別ゲスト
むらいさち(水中写真家)
山本晴美(元オーシャナ編集長)

フリーダイバーの岡本美鈴さんからの一言
「このトークイベントの日は、本来なら真鶴でビーチと水中ごみ拾い&トークイベントを開催予定でしたが、新型コロナ感染症拡大防止のため中止の判断をしました。

しかし、出演ゲストの皆様全員が快諾くださり、今回オンラインに替えて、同じ内容のトークイベントを開催できることになりました。出演ゲストは海を愛して止まない小学生、スキンダイバー、フリーダイバー、プロ水中写真家の皆さまです!
皆さんの海が好きな思い、そこからどんなアクションを起こしたのか?を楽しくお話しいただきます。

「海面白い!好き!」
「海のために、私でも何かできることはあるかな?」
「ところで、何でそこまで海が好きなの〜笑」

など、お好きな視点で、お気軽にご参加ください。皆さんが普段感じている事やアクションなどもじゃんじゃんお聞かせいただけたら嬉しいです。
ぜひ「海な時間」をご一緒しましょう!

“Marine Action!!”

 

イベント詳細、ゲストプロフィールなどの詳細は以下をご覧ください。
https://www.facebook.com/events/2666208166983521/

海洋保全PRイベント「マリンアクションオンライン2020」
イベント概要

●開催日時
2020年4月29(水)14:00〜15:30

●ご参加方法
海が好きな方ならどなたでもご参加可能です。小学生から大人までご一緒にご参加ください。
当日はZoomによるオンラインイベントとなります。CLOSEDの会議室のURLをお送りしますので、当日2時間前までに参加申込みをお願いいたします。

ゲストトークの後はよろしければぜひ皆さまとのディスカッションも交えて進めたいと思います!

●申込み方法
1)以下のイベントページにて「参加ボタン」をクリック
https://www.facebook.com/events/2666208166983521/

または

2)marinaction.japan@gmail.comまでメールにてご参加申込みをお願いします。

●申込み締め切り
2020年4月29日(水)12:00正午まで
*イベントの一部はYouTubeでライブ配信する可能性もあります。

●参加費:無料

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【アンケート】あなたはどのグアムが好き?ダイビングムービー3本公開♪

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連載でお届けしてきたグアムのダイビング♪
地形やトロピカルフィッシュ、レックなど、バリエーション豊富な海の様子をお届けしてきました。

▶【グアム】タイプ別オススメダイビングポイント9選!現地ダイビングショップに聞いて潜ってきた!

この取材の際に撮影した素材で、短い動画を作成しました!

カメラマンの石川肇さんのセンスが光る、グアムの魅力がギュッと詰まった作品です。
動画は全部で3本。
30秒〜1分弱と短めに、バリエーション豊富な海の様子を、テーマごとに表現!

あなたのお気に入りはどれですか?
記事の最後のアンケートボタンで教えてください♪

1、地形とレックでアドベンチャー

2、癒しのダイビングトリップ

3、トロピカルフィッシュに囲まれる!

Note: There is a poll embedded within this post, please visit the site to participate in this post's poll.

う〜ん、観てるだけでグアムで潜りたくなってきますね…!
お気に入りの動画は、SNSなどでどんどんシェアして、ダイビング友達にも伝えてください♪

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▶【グアムモデルコース後編】ダイビング×自然×癒しの3泊4日♪人気のグルメ情報も!
▶グアムの沈船マスターに聞く!レックダイビングと”東海丸”の魅力とは?

Special Thanks

Pan Pacific Divers(パンパシフィックダイバーズ)

パンパシフィックダイバーズ
28年の実績を持つ、日本人女性インストラクター、なおこさんがメインガイドを務める、ダイビングショップです。
インストラクター1名に対し、4名までの少人数制で、初めてで緊張している方や、以前トライしてできなかった方などでも潜れるよう、手厚い指導をしてくれます。
そのフォローアップの手厚さに、なおこさん指名のリピーターも多数。

Guam Tropical Dive Station(グアムトロピカルダイブステーション)

GTDS
安全、安心のPADI 5スターIDCで、初心者からプロコースまで開催しています。
揺れの少ない大型カタマランボートを自社で2隻所有しており、ゆったりとしたボートダイビングを楽しむことができます。
午前中に、外洋とアプラ湾内を1本ずつ潜るのが、スタンダード。
午後からのボートダイビングは、イルカウオッチング付きで、ノンダイバーの方も同乗できます。

Aqua Academy(アクアアカデミー)

アクアアカデミー
グアムのレックダイビングといえば、アクアアカデミー代表の岡宏之さん。
インストラクター歴35年、東海丸を中心とした、グアムのレックについて日々研究を重ねており、ブリーフィングではグアムや船の歴史から教えてくれます。
レックダイビングのツアーは、午後からで、別途ナイトダイビングも開催しています。
日本人インストラクターが対応するため、レックダイビング以外でも、海外にあまり慣れていない日本人のダイバーには、安心です。

グアム ツアー情報

VELTRA(ベルトラ)で、ツアー料金、スケジュールなどをCheck!

久々のダイビングで不安な方のための、リフレッシュダイビングコースです。
中上級者に気を使わず、水中スキルを復習しながら、自分のペースに合わせてファンダイビングが楽しめます。
↓↓↓

揺れの少ない大型カタマランボートで案内!最大1日3ダイブが選べるプランです。
ノンダイバーと同乗して、イルカウォッチングもできるので、家族連れや友人グループでの参加もオススメです。
↓↓↓

AOWダイバー以上の方限定で参加できる、レックダイビング専門ツアー。
グアムのレックダイビングのプロフェッショナル、アクアアカデミーの岡さんがガイドをしてくれるので、レックを潜りたい方にオススメです。
午後からのツアーなので、朝ゆっくりできるのも嬉しいプランです。
↓↓↓

◆Supported by

BG TOURS(BGツアーズ)
VELTRA(ベルトラ)

◆Sponsored by グアム政府観光局

グアム政府観光局

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【限定デザイン】全国のダイビングショップで販売中のTシャツを着て、ダイバーみんなで新型コロナを乗り越えよう!

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新型コロナウイルス感染症拡大防止の自粛要請を受け、ダイビングの自粛や、ダイビングショップの営業を一時休止するという動きが全国的に広がってきています。ダイバー、ダイビングショップの皆さまは、またダイビングできることを、そして海でみんなに会えることを心待ちにしていることでしょう。

そんななか「みんなで新型コロナを乗り切って、また海で会おう!」という想いを持った全国各地のダイビングショップが力を合わせ、オリジナルデザインのTシャツ販売を開始しました。

全国統一デザイン&各ショップのロゴも♡
“COV IS OVER!”Tシャツ

”みんなが望めばコロナウイルスは終わる!”という意味の”COV IS OVER ! IF YOU WANT IT”のメッセージが大きく入った、大阪のSORA DIVE SHOPと海好きな人たちが集まるONE SEAというコミュニティが協力して作ったオリジナルTシャツ。ダイバーみんなで協力して新型コロナウイルスを乗り切って、終息後の楽しみを共有しようという想いで作成され、この取り組みに賛同したダイビングショップが、自店のロゴ入りで販売しています。

AかBに各店のロゴ入り

SORA DIVE SHOPからメッセージ
日々、TVやSNSなどのメディアで「ネガティブ」なニュースや投稿ばかりの中、海から「ポジティブ」を発信したい。それがダイビングインストラクターが今できる事ではないかと思い企画しました。賛同していただいた皆さんが、このTシャツを着て笑顔で海に帰ってきてくれますように…。

【購入方法】
各店へお問い合わせください。
イエローフィン(静岡)
Clover Diving Service(静岡)  
SecondStation(東京・大阪)
ゼログラヴィティ(鹿児島・奄美大島)
SORA DIVE SHOP(大阪)
Diving Service Jamming(沖縄)
ダイビングショップ oasis茅ヶ崎店(神奈川)
ダイビングショップ ネバーランド(鹿児島・奄美大島)
Diving Shop KANOA(東京)
Diving Shop LIKKLE MORE(神奈川)
Diving School AXSY(神奈川)
Diving house CHABA Gua(沖縄)
ダイビングプロショップ SEA HEAT
DIVE KOOZA(和歌山)
ナップスダイブファクトリー(茨城)
西伊豆ダイビングサービス UMIKOZOU(静岡)
be dive(静岡)
マリンステーション堂ヶ島(静岡)
マリンステージ串本店(和歌山)
マリンステージ富戸店(静岡)
(4月29日現在販売店・五十音順)

デザインやロゴ編集はこの企画を立ち上げたSORA DIVE SHOPが無償で実施し、ONE SEAのメンバーでもある京都のTシャツショップ・TeeSMILEの多大な協力により実現しており、Tシャツを購入することは、各店の応援にもつながります。同じTシャツを着た仲間と海で会える日を楽しみに、全国のダイバー一丸となってこの事態を乗り越えていきましょう!

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自宅でダイビングデビュー!ライセンス取得のためのオンライン説明会・講習を実施しているダイビングショップまとめ

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「スキューバダイビングをいつかやってみたい」
「体験ダイビングが楽しかったからダイビングのライセンスを取得したい」

新しいことを始めたくなるこの季節。スキューバダイビングを頭に思い浮かべていた方も少なくないはず。そんな方におすすめしたいのが、ダイビングのライセンス取得のための、オンラインの講習や説明会です。新型コロナウイルスの影響で”STAY HOME”ないま、自宅でダイビングを始めてみませんか?

ダイビングのライセンスを取得するには?ショップに行かなくても取れるの?


一般的にダイビングの「ライセンス」と呼ばれているものは、ダイビング指導団体が、ダイバーとして認定された人に発行する「Cカード」という認定証のことを指します。Cカードを持っていることで、自分がダイビングの知識やスキルを身につけているという証明になり、どこのダイビングショップに行っても、ダイビングのサービス(ガイドやタンクの貸し出しなど)を受けられるのです。

Cカードの取得に必要なのは、ダイビングショップなどで、インストラクターの講習を受け、認定をもらうこと。講習内容は、座学でダイビングの知識を学ぶ学科講習と、実際に海やプールでスキルを中心に学ぶ実技講習の2つのパートに分かれています。

この学科講習を、オンラインで進めることができるのです。各指導団体ではeラーニングのシステムや、デジタル教材を用意しており、デバイスや通信環境があればどこでも学習できるようになっています。インストラクターとは、Zoom、Skype、LINEなどオンラインビデオ通話アプリを介して、講義を受けたり直接質問をすることが可能です。

いきなりオンライン講習の申し込みはハードルが高い…ショップの人に直接話を聞いてみたい

オンライン講習
オンラインで講習を受けるにしても、いきなり申し込むのはちょっとハードルが高いですよね。一部のダイビングショップでは、無料説明会もオンラインで実施しています。

・Cカード取得までの具体的なステップは…?
・どれくらいの費用がかかるの…?
・取得後、ダイビングを楽しむにはどうしたらいいの…?

といった疑問に思っていることや、インストラクターの雰囲気を知るのにも、オンラインで直接説明を受けられるのは嬉しいですね!オンライン説明会は、問い合わせを受けて実施するショップが多いので、まずはショップへ問い合わせてみましょう。

オンライン講習・説明会を実施しているダイビングショップ

エンジェルマリン(静岡)
沖縄ダイビングサービス Banana Reef(沖縄)
沖ノ島ダイビングサービスマリンスノー(千葉)
Sea Bowl(東京)
SecondStation(東京・大阪)
セブンシーズ 世田谷本店(東京)
ソットマリノ(愛知)
Diving School AXSY(神奈川)
ダイビングスクールイオ江坂校(大阪)
南紀すさみ ダイビングアカデミー(ダイビングハウス AirDome)(和歌山)
Pirate Diving Service(ポンペイ)
函館ダイビングサービス DIVE-HaDS(北海道)
東大阪 ダイビングアカデミー(ダイビングハウス AirDome)(大阪)
ホヌホヌダイバーズ(沖縄)
わっしょいダイバーズ(愛知)
※随時更新・五十音順

▶︎ダイビングの始め方を詳しく知りたい方はコチラ:ダイビングの始め方・決定版!

\ショップ情報募集中/
オーシャナではオンライン講習や説明会を積極的に行っているダイビングショップさまの情報を集めています。
「ここのショップオンライン講習やってるよ!」「うちのショップもやってるから掲載してほしい!」といった情報をお持ちの方は、下記の連絡先へぜひご連絡ください。
オーシャナ編集部:info@oceana.ne.jp

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神秘的な光景。「ホタルイカの身投げ」で光る浜を訪れる

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水中で初めて、一瞬で体色を変える小型のコウイカの仲間を目にしたときの光景が、今でもしっかりと脳裏に焼き付いています。自然界の生物が瞬時にこんなにも体色を変えることができるのかと魅了されました。しかし私は、体色を変えたイカよりも美しい光景に驚かされたことがあります。それはホタルイカの発光です。そこで今回は、世界でも富山湾だけで見られることで有名な、「ホタルイカの身投げ」や富山県の海を、皆さんにご紹介していきたいと思います。

今年は近年稀に見るホタルイカ大漁の年!?

春に産卵のために浅い場所に浮上してきたホタルイカが力尽き、海岸や浜に打ちあがる神秘的な光景が、「ホタルイカの身投げ」と言われています。ホタルイカは光を発する発光器を体内に持ち、浜へ打ちあがると、その刺激で明るく光り輝くのです。

2017年、2018年と撮影に挑みましたが両年とも不漁。昨年は別件の撮影でホタルイカの撮影を断念。すると今年に入り、ホタルイカがかなり漁で上がって来ていると嬉しい情報が入ってきました。20年以上撮影している写真家の阿部秀樹さんからも、今年は撮影もきっといいよとの話を聞き3月に富山へと撮影へ向かいました。

ホタルイカの身投げ

今年撮影したホタルイカの身投げ。明るく光り美しい。

浜が輝く美しい光景広がる「ホタルイカの身投げ」

当日は、移動中から到着まで天候もあまり良くなかったのですが、夜になると回復し撮影日和となりました。しかし22時ごろから撮影を始めると、異様な光景が広がっていました。人・人・人…ホタルイカをすくいに来る人だらけ。夜の浜が人で溢れかえっていました。しっかり装備をしている地元の人もいれば、中にはサンダルで海に入る若者の姿もありました。そんな人々がホタルイカを採ろうと必死になっているのはこの海でしか見られない光景だからかもしれません。

富山ホタルイカすくい

ホタルイカをすくう人で溢れかえる浜。

浜全体の様子

同時に浜に打ちあがるホタルイカも増えていくのでありました。

ホタルイカの身投げ

腕の先端の発光器が光る

この光景は、生で見ないと伝わらない美しさがあります。身投げがピークへと向かうと、さらに数多くのホタルイカが浜に打ち上げられます。そんな中撮影をしていると、時間が経つのを忘れ、あっという間に日付をまたいでしまうほど。この光景は、生で見ないと伝わらない美しさがあります。

ホタルイカの身投げ

浜をはねるように飛ぶホタルイカが美しい

朝まで撮影は続きました。気付くと浜には力尽きたホタルイカの亡骸がびっしり。遠くからカモメやカラスもホタルイカを狙っていました。

ホタルイカの身投げ

朝の浜には、打ち上げられたホタルイカがぎっしり。

夜中から朝までぶっ続けの撮影ですが、疲れを忘れてしまう感動がそこにはありました。

身投げ以外のホタルイカの楽しみ方

東京出身の私ですが、父がホタルイカを好きで、旬になるとよくホタルイカを買ってきは一緒に食べていました。でもその当時は、「まぁ美味しいかな」ぐらいの印象だったのを覚えています。しかし、富山にきてホタルイカを口にした時の驚きは、想像をはるかに超えていました。こんなにも地元で食べるホタルイカは違うものかと。一瞬で「食」というホタルイカの凄さに惹かれたのです。

ホタルイカの沖漬け

名物のホタルイカの沖漬け


富山ホタルイカの沖漬け

生はパックで売られてます


富山ホタルイカ

ホタルイカの茹でたては感動ものです

ホタルイカはカネツル砂子商店などで購入できるので、行ったときは是非食べてみてくださいね。本当におすすめです!ダイビングも食事も、とても楽しめるのが富山のいいところですね

富山の海の楽しみはまだまだ終わらない!
夜のダイビングが面白い滑川にも注目!

このまま話を進めていくと、ホタルイカの事ばかりになってしまいそうなので、一度富山のダイビングの話へと切り替えます。「24時間眠らない海」とキャッチフレーズのある富山の海。今回潜る場所は、ホタルイカの身投げが見られる富山市内の浜から車で30分ぐらい離れている滑川市です。以前、作家で博物学者でもある荒俣宏さんから駿河湾、相模湾に続いて日本で3番目に深い湾が富山湾だと講演で聞いたことがありました。

伊豆半島~房総半島と富山県はフォッサマグナ(ラテン語で大きな溝)という断層があり、太古の昔に呼ばれる日本列島が引き裂かれ、陥没して海になった場所であると言われています。その後、日本列島は土砂などが流れ込んだり、火山活動の影響で今のような形へと変化したのです。そのため伊豆半島と富山湾側の海には、その溝があるため深いのだと聞きました。

富山湾は、一番深い場所で1200mもあります。そのため条件により、太平洋側とは違う変わった生き物を目にすることができます。気になる地形はというと、浅場の岩場ではワカメなどの海藻類、少し深場に降りると砂地が広がり夜行性の生物や生態行動の面白い生物を多数目にすることができます。

数年前、ダイビングショップ海遊でガイドを務める木村さんには、遅くなると現れる夜行性の生物もいる、ミッドナイトダイビングまで楽しませていただきました。滑川のミッドナイトは日没3時間経過したあたりです。生き物の体色の変化や捕食などの生態行動が活発になる傾向があります。ビクニンなどの生物のも出没率が22時以降のほうが確率が上がったり、23時以降になるとホタルイカの群れにあたることもあるのです。そんな滑川で出会った生き物たちをご紹介します。

まずは、1mを超す大型なミズダコ。稀に人の上に乗ることもあると話を聞いたので、内心ビビりながらも寄って撮影しました。日中は寝ていることが多いです。

ミズダコ

ミズダコ

砂地をゆっくり移動していたカナガシラの仲間のオニカナガシラ。こちらも深場の珍しい生き物で滑川以外では、私は見たことのない魚です。胸ビレの黒斑に水玉模様が入っているのが特徴。

オニカナガシラ

オニカナガシラ

産卵中のヤリイカ。2017年に撮影したときは各地の岩の隙間に産卵をしていました。このヤリイカも最後の力を振り絞り産卵しているところです。

ヤリイカ

ヤリイカ

深海魚のビクニン。ダイビングポイントで見られるのは、春の滑川ぐらいだけと言ってもいいぐらいです。ビクニンというとスナビクニンなどを思い浮かべる人も多いかと思いますが、大きさが全く違います。私が見た個体は約10㎝はありました。

ビクニン

ビクニン

ゴッコでお馴染みのホテイウオ。浅場のワカメなどの海藻類には、極小の可愛いホテイウオの幼魚が隠れていました。

ホテイウオの幼魚

ホテイウオの幼魚

これ以外でも紹介したい生き物は沢山います。春以降はバルスイバラモエビも伊豆などに比べると浅い場所に出てくるとのことです。潜りに行ってもらいたいポイントの一つでもあります。

撮るのも文化・捕るのも文化

阿部さんや本の編集者の方とも話をしたのですが、ホタルイカの撮影中に少し残念なことがあったので、マナー面についても伝えておきたいことがあります。びっくりするのが、撮影している私の目の前に入り、ホタルイカすくいの方がいたこと。考えられない光景です。さらに浜の近くまで車を寄せてヘッドライトで照らし、沢山のホタルイカを捕っていってしまう人なども。そして朝には、カモメなどの鳥たちが打ち上げられたホタルイカを食べに来るのですが、その前にホタルイカを全て持って行ってしまったりと、開いた口がふさがらないような光景を一日で目にしました。

私が撮影に行く数日前、新聞に「ホタルイカの身投げ」が大きく取り上げられていました。今はSNSでのホタルイカ情報など、どこでも簡単に情報を得ることができる時代。でも逆にそこが落とし穴でもあるのだと思います。数年前にとある方が「ホタルイカの身投げ」を記事にして以来、他県からの人が多くなってしまったと後悔している記事を目にしたことがあります。

阿部秀樹さんも「今はルールがない状態だけど、今後ルールをしっかり作っていかなければいけない」と語っています。もちろん私も賛同です。せっかく観察にきたのに、浜に打ちあがるところがみれないのは残念ですからね。「ホタルイカの身投げ」は、この日本が世界へと誇る光景なのです。今後は、すくう人と観察する人の両者が楽しめる浜になってくれたらと願っています。

撮影協力/ダイビングショップ海遊カネツル砂子商店
     

堀口和重さん
プロフィール

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伊豆の大瀬崎にある大瀬館マリンサービスにチーフインストラクターガイドとして勤務後、2018年4月にプロのカメラマンに転向。
現在は伊豆を拠点に水中撮影から漁風景や海産物の加工まで海に関わる物の撮影を行っている。
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