オーストラリアの首都キャンベラの100周年を記念して、巨大な「空飛ぶクジラ」がつくられています。
「Skywhale(スカイホエール)」と名づけられたバルーンアートです。
これをつくったのは、パトリシア・ピッチニーニというオーストラリアの女性アーティスト。
環境や生命倫理、バイオテクノロジーを題材として、世界的に知られるアーティストです。
最初のフライトを映像に収めた動画は、こちら。
オーストラリアの大地をこれだけ大きなバルーンが飛んでいる画は、壮大なスケールを感じます。
ただ、この「空飛ぶクジラ」、地元やネット上では、あんまりイケてないという意見も数多く出ています。
特に制作費として17万2000オーストラリアドル(約1735万円)が税金から支出されたことに関して、地元ではちょっとした騒ぎになっているようです。
確かにこれ、クジラというよりもカメですよね…。
また、横から垂れ下がっている乳房(?)も、なかなかのインパクトです。
パトリシア・ピッチニーニは、他の作品でもインパクトのあるアートを制作しています。
例えばこれは、おじさんの顔をした人魚(?)と子どもの交流がテーマと受け取れるアート。
ただ今回の「Skywhale」はキャンベラ100周年という市民も大きく関わるキャンペーンのため、その表現手法を含めて物議を醸しているようです。
この「Skywhale」、5月いっぱいはオーストラリアの上空を飛んでいるそうです。
SkyWhale公式サイト
The Skywhale
The Skywhale
パトリシア・プッチニーニ公式サイト
Patricia Piccinini
Patricia Piccinini
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