江之浦はこんなところ
西湘バイパスの石橋ICから15分。首都圏のダイバーが手軽に潜れるホームグラウンドとして利用する江之浦。
更衣室やシャワーを完備した施設の使い勝手がよく、コンクリート製のスロープなど、ダイビングもしやすいのが魅力。
江之浦「ビーチポイント」
海の見どころ
水深が浅いビーチポイントには、エントリーからエグジットまでガイドロープが張られ、1本で潜れる範囲に、ゴロタ、砂地、岩礁、ケーソンなど、バリエーション豊富な環境が整っている。
イソギンチャクにクマノミやミツボシクロスズメダイ、岩礁やケーソンにカエルアンコウの仲間、砂地にハナハゼ、そして、四季に合わせて、季節来遊やアオリイカなどなど、各環境で伊豆の人気者たちがズラリ。
生物探しに夢中になっていると、ふと背後に気配を感じ……。
振り返るってみると、イシダイの家族(に見える集まり)!
美味しい高級魚が自ら寄ってきて、戯れる経験はレア。
さらに、ガイドロープ沿いには、魚が集まる餌づけポイント、アオリイカの産卵床、ドラえもん像(!)と、サービス精神が随所に発揮され、ダイバーを飽きさせないだろう。
スタッフによる生物チェックも余念なく、潜りやすさ抜群。
これほどバディダイビング・デビューに向いた海も珍しいだろう。
BuddyDive的
おすすめコース
まずは、ガイドロープを一周してみよう!
1.エントリー口からガイドロープに沿って沖へ
エントリー口の手すりロープはそのまま海の中へと続いている。
2.餌づけポイントを右折
餌付けポイントまで来たら、ガイドロープ沿いに右折。
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3.ロープの分岐するケイソンをそのまま直進
4.ガイドロープを進むと右手に「大岩」が登場!
ガイドロープは、「大岩」と呼ばれる根を右手に見て、さらに沖へと進む。
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5.ガイドロープが進むと、右手にフラフープ
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6.ガイドロープを進むと、「ぼく、ドラえもん!」
江之浦のインスタポイントで、初めて潜る人はたいてい記念撮影。年に一度、掃除されてピカピカになる。
7.やがてゴロタから砂地に
ガイドロープ沿いを進み、水深12mを越えたあたりから砂地に。ロープはさらに沖へと進む。
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8.水深16m付近で折り返し
まっすぐ沖まで伸びていたガイドロープも、水深16mで折り返し。
沖へ伸びるガイドロープと並行して、エグジットに向かってガイド―プが続く。
往路のガイドロープとはやや距離があるので、また違った環境やシーンを楽しめる。
9.復路のガイドロープの半分くらいにケイソン
10.岩に沿ってガイドロープは左折
11.往路のガイドロープとの合流点を右折
12.餌付けポイントを左折
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おすすめコース
ワンポイント・アドバイス
「ダイビングショップが使いやすいように」「初めてでも安心して潜れるように」ということが考えられているので、バディダイビングのデビューには最適。ポイント上にガイドロープがあるので、初めてでも問題なく潜れるだろう。
ただ、撮影に夢中になり、ガイドロープを見失うと焦ることもあるので、「あっちへ行けば、ガイドロープのどこかに当たる」という方角はチェックし、意識しておこう。岸が西で、沖が東とわかりやすいので、ガイドロープより沖側にいるとわかっていれば、西へ向かえばロープへ戻ってこれるはず。
また、生物情報をしっかりおさえているので、朝、スタッフから情報をしっかり聞いておくことがダイビング充実のポイントだ。
(撮影/菊地聡美)

