第1回は入賞作品集を制作し、雑誌「DIVING TOUR 2023」の付録として全国の書店などで販売された。第2回も雑誌誌面での作品発表を予定している。
作品集については、第1回は雑誌付録となりましたが、第2回は復刊予定の雑誌『DIVING WORLD magazine』の企画として誌面発表することになりました。
作品集制作はJUPCのひとつの特徴ですが、やはり作品を「紙」で残したいという想いが強いですね。オンライン上(Web)だけで審査し発表する水中フォトコンも多いですが、私たちの世代は雑誌・紙面が欲しいんですよ。ある種のノスタルジーかもしれませんが(笑)。
モニター越しに見るのと、誌面として落ち着いてじっくり作品を眺めるのでは、インパクトも含めて楽しみ方が違います。我々はかつてのフォトコンテストのよさを再現したい。だから作品集という形にこだわっています。受け取る皆さんは、どのようなかたちで手に取ることができたらうれしいのか、考えを巡らせているところです。
第2回「日本水中フォトコンテスト」の入賞作品は、
ダイビング雑誌『DIVING WORLD magazine』で発表予定
第1回に引き続き、受賞作品は雑誌の企画としてもまとめられ全国の書店やamazonなどで流通する予定だ。その媒体が2024年4月発売予定の雑誌『DIVING WORLD magazine』(仮称)。ダイビング歴の長い方は記憶にあると思うが、1975年から2008年まで出版されていた『ダイビングワールド』の復刊版である。
高砂氏は『ダイビングワールド』の専属カメラマン出身で、新雑誌にもキャプテン(監修役)として携わっている。
今改めて思い返すと、『ダイビングワールド』の編集部は根っからのダイビング好きというよりは“編集好き”の人たちが制作をしている印象がありました。読み物としておもしろい雑誌になるよう、真剣に考えて創り上げている雑誌でした。その特色を踏襲して、ダイバーでなくても海好きの人であれば、うなるような本になるといいですね。『DIVING WORLD magazine』の制作には、元『ダイビングワールド』編集メンバーだけでなく、競合誌に関わっていた方たちも加わると聞いていますのでさらにパワーアップするのではないでしょうか。かつての『ダイビングワールド』を手に取ったことがない方も楽しみにしていてください。
写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て、1989年に独立。地球全体を仕事の場として、水中から陸上、空まで、自然の瞬間を捉え、野生生物、風景、自然現象、星を撮影しながら、世界中を旅している。著書多数。ニコンTHE GALLERY、東京ミッドタウン富士フイルムスクエア、渋谷パルコ、阪急百貨店、コニカミノルタプラザ、ザルツブルク美術館などで作品展を開催。2008年、外務省主催の太平洋・島サミット記念写真展「Pacific Islands」を担当。テレビ、ラジオ、雑誌、トークイベントなど幅広いメディアに出演し、自然への思いや自然と人間との関係を伝え続けている。2018年には宮城県の「みやぎ絆大使」に就任。海の環境NPO法人「OWS」理事を務める。また2022年、世界で最も権威のある写真賞のひとつであるロンドン自然史博物館が主催する「Wildlife Photographer of the Year」の自然芸術部門で最優秀賞を受賞。
障がいの有無、国籍、年齢にかかわらず、誰にとっても海での遊びや学びが日常となるデザイン(設計)のこと。ゼログラヴィティでは、SDGs達成の原則にもある「誰一人取り残さない(leave no one behind)」という世界を実現するため、このユニバーサルデザインに則って障がい者向けのプログラムを作成したり、マリンアクティビティスタッフへの研修、設備導入などを実施している。
「セノーテダイビング」という言葉を聞いたことはあるだろうか? 地球が長い年月をかけて生み出した地中の泉を潜るこのダイビングは、メキシコ・ユカタン半島で楽しむことができる。
本特集では、セノーテダイビングの拠点の一つ・プラヤデルカルメンで日本人向けダイビングショップ「ダイブクラブまーるまーる(Dive Club MaruMar)」を営む、むねおきさんとしずこさんに、セノーテダイビングの魅力を徹底取材。これを読めば、セノーテダイビングが100倍楽しくなること間違いなし!
A はい。時期によって見られる風景が変わります。たとえば夏であれば、「ピット」や「マラビジャ」で差し込む太陽光を見られます。冬のシーズンは、光のカーテンを「ドスオホス」や「タージマハ」で見ることができます。なので、シーズナリティはあるものの、年間を通して見どころがあるので、その時期ならではのセノーテの表情をご案内いたします。
Q2 オープンウォーターランクでも潜れますか?
A もちろんです! オープンウォーターやブランクダイバーの方でも安心して潜れる初心者向けのセノーテがあります。「セノーテエデン」は開けた場所があるので、そこで練習してからセノーテへ進めます。その他「カサセノーテ」は汽水域のマングローブのセノーテなので、着底が可能です。体験ダイビングの方も潜れます。スキルに不安がある方は、何でもご相談くださいね。
Q3 ダイビングスーツは何ミリがおすすめ? 器材はレンタルできる?
A 寒さに強い方には3mm、弱い方には5mmがおすすめです。セノーテの水温は通年で25〜26℃ですが、洞窟の中が暗いことや、流れがなく泳ぐのもゆっくりのため、海での体感よりも寒く感じることもございます。特に女性は、フードベストなどの対策もおすすめです。なお、重・軽器材のレンタルを行っていて、スーツは5mmのウエットスーツをお貸ししております。レンタル器材はツアー料金に含まれているので、少しでも旅行のお荷物を減らしていただき、たくさんメキシコのお土産をお持ち帰りください!
Q4 日本から何日くらいのツアーで行けるの?
A 乗り換えなどの時間も含めると片道の総移動時間が24時間ほどかかります。そのため往復で2日間と見て、中3日間は観光やダイビングで遊ぶことを考えると、5日間は最低確保していただきたいです。
Q5 セノーテダイビングで気をつけたいマナーは?
A セノーテは長い時間をかけて自然が作り上げたポイントなので、保全するためにいろいろなルールがあります。代表的なものを紹介しましょう。
2021年に結成された水中撮影チーム。それぞれ個性の異なるプロダイバーが集まり作品を作る。メンバーは松井一真(SO BLUE DIVERS 須磨)、石野昇太(ゴリラハウス)、木村幸成(SUPER FISH DIVING)、矢北拓也(城ヶ崎インディーズ)、吉田健太郎(DIVE ESTIVANT)、茂野優太(Underwater Creator)、加藤仁(シーヒート)。新たな表現方法を模索し、日本から世界への発信を図る。
「ADEJ」では、ダイビング関連の商品やサービスを展示する出展者を現在募集中。日本国内のダイバーはもちろん、海外からの来場者や、同時開催されるGOOD LIFE フェア、BIOFACH JAPANを訪れる方も来場者として見込まれる。実際に、2023年のシンガポール開催時には、22,508人が来場し、40%が国外からの来場者だったという。新しいダイビングの情報を求めている日本人や、海外の方へダイビングの情報を伝えたいという企業やダイビングショップにはうってつけの場ではないだろうか。
ASIA DIVE EXPO JAPAN 2024開催概要
会期:2024年10月25日(金)~27日(日)
会場:東京ビッグサイト 南ホール
主催: 朝日新聞社、Underwater360
協力:レジャーダイビング認定カード普及協議会、日本スクーバダイビング協会、スクーバダイビング事業協同組合
同時開催:GOOD LIFE フェア、BIOFACH JAPAN
出展規模:70社/120ブース(予定)
出展料:418,000円(税込み)~
出展申し込み締め切り:2024年5月31日(金)
来場予定:30,000名(同時開催展含む)
公式サイト:https://adex.asahi-expo.jp/
今まで、誤食の原因は透明または半透明のプラスチック製品を、自然界での餌であるクラゲや他のゼラチン質の生物と見分けがつきにくいからという説があった。しかし、2020年に発表された、ウミガメの調査と保護を行うCaretta Research Projectの研究員らの研究結果から、ウミガメがプラスチックごみを食べてしまうのは、海を漂うプラスチックに付着する藻類や微生物の臭いが原因ということが明らかになった。藻類もまたウミガメの餌であり、その匂いで餌と認識していたということだ。
2024年6月26日(水)〜30日(日)にかけて、沖縄県・恩納村で「OKINAWA FREEDIVING CUP 2024」が開催決定! フリーダイビングの公式海洋競技大会が沖縄で行われるのは約12年ぶり。主催者は、世界でも数少ない、水深100mの記録を持つフリーダイバーの福田朋夏氏だ。開催にあたり、クラウドファンディングにも挑戦! その思いとは。
賞金あり!
水深80mまでチャレンジできる海洋競技大会
OKINAWA FREEDIVING CUP 2024で行われるのは海洋競技であるCWT、CWTB、CNF、FIMの4種目。最大水深は80mで、記録はAIDAインターナショナルに認定される。6月28日(金)を除く4日間が競技日となっており、出場選手はそのうち3日間競技にチャレンジすることができる。オフィシャルトレーニングは6月21日(金)から。大会へのエントリーは3月初旬に始まる予定だ。
OKINAWA FREEDIVING CUP 2024実施にあたり、福田氏はクラウドファンディングに挑戦する。まだまだ日本ではマイナースポーツであるフリーダイビングでは、大会の運営スタッフはボランティア、選手にも賞金がでないというのが当たり前。クラウドファンディングを通し、多くの方にフリーダイビングという競技を知ってもらうこと、そして支援してもらうことで、今回の大会を盛り上げ、次回以降の大会開催に繋げていきたいという。
そこで今回、LUVOSのレンズに採用したのは、GULL史上最もスペックの高い「UV380CUT AR IRレンズ」という透過率が高いクリアなガラスです。コンセプトが視界を広くしたいというものだったので、直感的に明るいと思えるのはやっぱりクリアだな、という思いがありました。さらに、より透明感を持たせるため、ガラスの表裏両面に低反射(AR)加工を施すことにより、反射を極力抑えて水中でクリアな視界を確保。また、紫外線よりも皮膚の深くまで届くと言われている、IR(近赤外線)をカットし、光老化(シワやたるみ)の発生を防ぐ効果もあります。
3月9日(土)、3月10日(日)の2日に渡り、大阪府泉南市のビーチに隣接する“関西最大級の交流・レクリエーション拠点「SENNAN LONG PARK(センナンロングパーク)(※)」にて、海水浴場に再びアカウミガメがやってくる日を願い、ビーチクリーンナップや水中ドローン操縦体験などを行うイベント「ウミガメを待つビーチ」が開催される。その気になる内容をご紹介!
今年も開催「ウミガメを待つビーチ」
SENNAN LONG PARKでは、実は、「タルイサザンビーチ」では過去に、アカウミガメの産卵がされた記録(※)が残っている。しかし、2014年以降、砂浜でアカウミガメの姿を見ることがなくなってしまった。そこで、アカウミガメにはきれいな砂浜を求めて産卵し、またそこに戻ってくる習性があることから、泉南の砂浜にも再びアカウミガメがやってくる日を夢みて、全員でビーチクリーンアップなどを行う、イベント「ウミガメを待つビーチ」が開催されることとなった。
そして、今回の企画では、なんと体験ではなくHORIZONの「SCRダイビング・コース」を抽選で1名様にプレゼント。講習をしてくれるのは、Diving Lounge aqua QUEST(以下、アクアクエスト)の澤田淳さん。HORIZONのインストラクタートレーナーとしても活躍し、多くのHORIZONユーザーやインストラクターを生み出している。ぜひこの機会にチャレンジしてみよう。応募締切は4月10日まで!
なお、本企画での講習では、HORIZONはレンタルで使用することができる。認定後にHORIZONでのダイビングを続けて行きたい場合は、アクアクエストから購入することもできるし、レンタルプランでのダイビングも楽しめる。さらに深く潜りたいという方は、「SCR EXTENDED RANGE アップグレード・コース」、「SCR EXTENDED RANGE ダイビング・コース」を続けて受けるのも良いだろう。